第11日 2007年2月28日(水) 晴
=別格霊場箸蔵寺へ=
![](http://clip.alpslab.jp/bin/map?pos=34/1/34.281,133/48/44.563&scale=250000)
6時20分起床、7時に朝食を依頼したが、6時50分には部屋
に運ばれ、ボリュームも十分。不要荷物は預けて、7時34分に
白地温泉小西旅館を出発した。
今日は、1日余計に日程をかけ、別格霊場箸蔵寺(はしくらじ)
への往復である。
昨夜の雨は上がったが風がやや冷たい。昨日の道を少し戻り、
吉野川左岸沿いの県道267号に入る。対岸の国道32号は車が
多いが、こちらはめったに来ない。
徳島自動車道が吉野川をまたぐ高いトンネル下を抜ける。
敷ノ上の小集落を 過ぎると、しばらく人家が途切れる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/d9/82d9f2bfdfd4ef1799b579e79f8ddf3c.jpg)
次の西山浜集落に入り、吉野川をせき止めた池田ダムの堰堤
(えんてい)が近づく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/f1/425e433a152ddbf61cf53bc31f355510.jpg)
再び人家が途切れ、車も少なく歩きやすい道のり、背中の軽
いこともありピッチが上がる。
対岸が三好市池田町の中心街。だが、向こうは高台なので家
並みの規模はあまり分からない。
四国中央大橋から来る国道32号と合流すると、道も広がり
車も増えた。少し先でY字路を左に入り、箸蔵小の先から上りと
なる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/1f/e241bb77bd658f11bd47f79f15d00f93.jpg)
JR土讃線の線路を越えて少し戻り、箸蔵山ロープウェイ乗り場
の東側から、山間の遍路道へ。幅広い土道で、1丁ごとの町石
も立っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/e7/b854ce31e023ba093ace0abb5b70d6d7.jpg)
林道を3回横断し、更に上がってロープウェイの中間の塔下に
出た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/2e/7c459290aed5c4cbef413bd5c6fd82a5.jpg)
眼下に、箸蔵の町並みや吉野川の展望がよい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/84/e684a346b42be479b9f12afde4a2591d.jpg)
大きな山門があり、すぐ先には鳥居も立ち、その先は幅広い砂
利道の参道になっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/a4/1524b60456c5aef1589f3499e2a16f47.jpg)
上り道で汗をかいたので、厚手のシャツを脱ぎ、全国各地の
寄進者名を刻んだ、石柱の並ぶ参道の間を進む。左にカーブす
ると石段となり、しばらく石段を上がる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/c4/1879978b6d6fd499f187bcfb338f49e2.jpg)
納経所の横に出て、更に急階段を何百段か上がり、標高540
mにある別格霊場15番、箸蔵寺本堂に着いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/d4/b6d6fa31f855c54ab91b495898bc8caf.jpg)
三層にわたる豪壮な建物は国重文である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/13/c856aca35eacd8f824173f3cb48a4088.jpg)
境内にはほかにも、珍しい形の鐘楼など、重文の建築物が
数棟、太い杉木立の中にたたずみ、別格はもとより、四国八十
八箇所の霊場と比べても、格式ある感じの寺である。
参拝、読経後、納経所で納経印をお願いしたら、「今日は来る
人が少なく、お客さんが3人目」とのこと。「念珠(ねんじゆ)は
いいですか?」とも聞かれる。「要りません」と言ったが、この日
の宿で、残念なことをしたと思うことになる。
もとの道を下る途中の山門付近で、今日の宿を民宿岡田に
予約した。
ロープウェイの下まで戻ったら正午近い。そばの「さぬきうど
んさぬきや」に入り昼食。定食を注文したらボリューム満点。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/ea/e78e204e9b1e07d8cbfc0398c7339180.jpg)
でも入口の看板は630円だったのに、レジでは680円取ら
れた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/f4/d7d23aaf554f46245c9e9703f13bead7.jpg)
往路の吉野川左岸沿いに、県道267号を休まずにひたすら
戻る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/45/d0c87cda28955104533ccab793441860.jpg)
14時過ぎ、白地温泉小西旅館に着いた。預けたザックを受け
取り、昨日の道、国道192号を境目峠の方向に向かって戻る。
午前中は背が軽かったので、ザックの重さが気になる。でも
歩くうちに慣れた。
16時11分、民宿岡田に入る。同宿の人は4人ほど着いてい
て、洗濯機、風呂とも空いていたので、洗濯機に投入して入浴
する。前回は同宿者中最後に着き、1階の狭い部屋だったが、
今日は2階左手で、西日が差し込み明るい。
夕食は18時から。車で回る神戸の男性と、一緒の神戸大卒
の若い男性。小柄だが焼山寺へ4時間で上ったという、通し打
ちの室戸市の女性、あと酒量の多い関東の2人の男性、もう
1人の男性と私の7人。
今回も、お元気な岡田の親父さんのお陰で、遍路道や宿の
こと、宿泊した人のことなど、豊富な話題で夕食の場が盛り
上がった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/8e/d87f5b1b78d2cd4845e12e6e8d63ba4a.jpg)
1度泊まったら、また来たくなるのも、この岡田さんの人柄
によるもの。
神戸のSさんは、別格霊場の念珠を集めているという。一つ
3百円、霊場の名入りという実物を見せてもらう。箸蔵寺でも
勧められたのだから、入手してくればよかったと残念に思った。
暖房は石油ストーブだが暖かい。21時30分、就床した。
(コースタイム〉白地温泉小西旅館7:34ー徳島自動車道橋下
7:58ー池田ダム堰堤横8:33ー四国中央橋北詰9:04ーロープ
ウェイ赤鳥居駅横9:32ー箸蔵寺山門10:08ー別格15番箸蔵寺
10:25~11:00ーロープウェイ赤鳥居駅横11:42ー讃岐うどん店
(昼食)11:45~12:15ー池田ダム堰堤横13:05ー徳島自動車道
橋下13:42ー小西旅館14:04~09ー佐馬地バス停14:45~55ー
峰友バス停15:38ー民宿岡田16:11
(距離 28㎞、地図(1/5万) 池田、観音寺、伊予三島、
歩行地 徳島県三好市(旧池田町)、歩数 48,400)
=別格霊場箸蔵寺へ=
6時20分起床、7時に朝食を依頼したが、6時50分には部屋
に運ばれ、ボリュームも十分。不要荷物は預けて、7時34分に
白地温泉小西旅館を出発した。
今日は、1日余計に日程をかけ、別格霊場箸蔵寺(はしくらじ)
への往復である。
昨夜の雨は上がったが風がやや冷たい。昨日の道を少し戻り、
吉野川左岸沿いの県道267号に入る。対岸の国道32号は車が
多いが、こちらはめったに来ない。
徳島自動車道が吉野川をまたぐ高いトンネル下を抜ける。
敷ノ上の小集落を 過ぎると、しばらく人家が途切れる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/d9/82d9f2bfdfd4ef1799b579e79f8ddf3c.jpg)
次の西山浜集落に入り、吉野川をせき止めた池田ダムの堰堤
(えんてい)が近づく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/f1/425e433a152ddbf61cf53bc31f355510.jpg)
再び人家が途切れ、車も少なく歩きやすい道のり、背中の軽
いこともありピッチが上がる。
対岸が三好市池田町の中心街。だが、向こうは高台なので家
並みの規模はあまり分からない。
四国中央大橋から来る国道32号と合流すると、道も広がり
車も増えた。少し先でY字路を左に入り、箸蔵小の先から上りと
なる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/1f/e241bb77bd658f11bd47f79f15d00f93.jpg)
JR土讃線の線路を越えて少し戻り、箸蔵山ロープウェイ乗り場
の東側から、山間の遍路道へ。幅広い土道で、1丁ごとの町石
も立っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/e7/b854ce31e023ba093ace0abb5b70d6d7.jpg)
林道を3回横断し、更に上がってロープウェイの中間の塔下に
出た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/2e/7c459290aed5c4cbef413bd5c6fd82a5.jpg)
眼下に、箸蔵の町並みや吉野川の展望がよい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/84/e684a346b42be479b9f12afde4a2591d.jpg)
大きな山門があり、すぐ先には鳥居も立ち、その先は幅広い砂
利道の参道になっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/a4/1524b60456c5aef1589f3499e2a16f47.jpg)
上り道で汗をかいたので、厚手のシャツを脱ぎ、全国各地の
寄進者名を刻んだ、石柱の並ぶ参道の間を進む。左にカーブす
ると石段となり、しばらく石段を上がる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/c4/1879978b6d6fd499f187bcfb338f49e2.jpg)
納経所の横に出て、更に急階段を何百段か上がり、標高540
mにある別格霊場15番、箸蔵寺本堂に着いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/d4/b6d6fa31f855c54ab91b495898bc8caf.jpg)
三層にわたる豪壮な建物は国重文である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/13/c856aca35eacd8f824173f3cb48a4088.jpg)
境内にはほかにも、珍しい形の鐘楼など、重文の建築物が
数棟、太い杉木立の中にたたずみ、別格はもとより、四国八十
八箇所の霊場と比べても、格式ある感じの寺である。
参拝、読経後、納経所で納経印をお願いしたら、「今日は来る
人が少なく、お客さんが3人目」とのこと。「念珠(ねんじゆ)は
いいですか?」とも聞かれる。「要りません」と言ったが、この日
の宿で、残念なことをしたと思うことになる。
もとの道を下る途中の山門付近で、今日の宿を民宿岡田に
予約した。
ロープウェイの下まで戻ったら正午近い。そばの「さぬきうど
んさぬきや」に入り昼食。定食を注文したらボリューム満点。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/ea/e78e204e9b1e07d8cbfc0398c7339180.jpg)
でも入口の看板は630円だったのに、レジでは680円取ら
れた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/f4/d7d23aaf554f46245c9e9703f13bead7.jpg)
往路の吉野川左岸沿いに、県道267号を休まずにひたすら
戻る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/45/d0c87cda28955104533ccab793441860.jpg)
14時過ぎ、白地温泉小西旅館に着いた。預けたザックを受け
取り、昨日の道、国道192号を境目峠の方向に向かって戻る。
午前中は背が軽かったので、ザックの重さが気になる。でも
歩くうちに慣れた。
16時11分、民宿岡田に入る。同宿の人は4人ほど着いてい
て、洗濯機、風呂とも空いていたので、洗濯機に投入して入浴
する。前回は同宿者中最後に着き、1階の狭い部屋だったが、
今日は2階左手で、西日が差し込み明るい。
夕食は18時から。車で回る神戸の男性と、一緒の神戸大卒
の若い男性。小柄だが焼山寺へ4時間で上ったという、通し打
ちの室戸市の女性、あと酒量の多い関東の2人の男性、もう
1人の男性と私の7人。
今回も、お元気な岡田の親父さんのお陰で、遍路道や宿の
こと、宿泊した人のことなど、豊富な話題で夕食の場が盛り
上がった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/8e/d87f5b1b78d2cd4845e12e6e8d63ba4a.jpg)
1度泊まったら、また来たくなるのも、この岡田さんの人柄
によるもの。
神戸のSさんは、別格霊場の念珠を集めているという。一つ
3百円、霊場の名入りという実物を見せてもらう。箸蔵寺でも
勧められたのだから、入手してくればよかったと残念に思った。
暖房は石油ストーブだが暖かい。21時30分、就床した。
(コースタイム〉白地温泉小西旅館7:34ー徳島自動車道橋下
7:58ー池田ダム堰堤横8:33ー四国中央橋北詰9:04ーロープ
ウェイ赤鳥居駅横9:32ー箸蔵寺山門10:08ー別格15番箸蔵寺
10:25~11:00ーロープウェイ赤鳥居駅横11:42ー讃岐うどん店
(昼食)11:45~12:15ー池田ダム堰堤横13:05ー徳島自動車道
橋下13:42ー小西旅館14:04~09ー佐馬地バス停14:45~55ー
峰友バス停15:38ー民宿岡田16:11
(距離 28㎞、地図(1/5万) 池田、観音寺、伊予三島、
歩行地 徳島県三好市(旧池田町)、歩数 48,400)