今日は二十四節気の1つ寒露・・晩秋から初冬にの頃に降りる冷たい露。
朝晩は肌寒さを感じる頃となり、一日一日と深まる秋が感じられる時季です。
柿の実も色づき始めましたね
アナウンサー時代に朗読の練習をしたテキストから・・
「かきの実いろ」・・久保 喬 作
空は、きれいな夕やけでです。向こうのかきの木の上に真っ赤な実がなっています。
その実に、夕やけの色がうつって、もえるようなあかさです。
「あの色だ。あの、あかい色だ。」とつぶやきながら、かきの実を見つめているひとがいました。
やきものつくりの喜三右衛門でした。喜三右衛門は、自分でつくるさらや、はちや、ちゃわんなどに、いままでになかったような、うつくしい色をつけてみたいと、いつも思いつづけていました。
それでいま夕やけの色のうつったかきの実を見てはっとして立ち止まったのです。
「そうだ。あれと同じような、あかい色のやきものをつくろう。」・・~後略〜
いつもこの時期になると思い出される文章です
秋の深まりを感じながら小春日和の1日、読書の秋やスポーツの秋を楽しみたいものです。
※バレーボール日本男子の最終戦・・フルセットまで持ち込み惜しかったけれど、手に汗握るいい試合を見せてもらいました。