台湾が、8年続いた中国寄りの国民党馬英九政権から、民進党の蔡英文総統に替わった。
馬英九政権は、ほぼ中国の思惑通りだったが、独立志向の蔡英文政権に、中国は始めから露骨な嫌がらせを始めた。
まず最初に始めたのは、台湾への旅行制限だ。
この、いつもながらの解りやすい態度は、日本人も既に、大いに学習している。
今、日本に押し寄せている中国人観光客に対し、日本の観光業は消極的ではないか、もっと積極的にチャンスをモノにすべきだと、日本通の経済専門家は助言する。日本の財界にもそういう意見がある。
しかし、押し寄せる中国観光客や爆買を、ビジネスチャンスと見て前のめりになる日本人は、意外に少ない。
大陸の人間は、臨機応変どころか一瞬で態度を変える。状況次第でどの様にも態度を変えられるから、今が良ければ、その場で目一杯稼いで、雲行きが悪くなれば、それはその時、また変えれば良いと思っている。
しかし、島国で暮らしてきた日本人は、天気次第で態度を変えられない。どんな天気も災害も、一喜一憂せず、淡々と過ごす事しかできないから、満面の笑みで近づいてこられても、そう簡単に、一緒になって笑えない。
中国の気ままな、親善や反日の繰り返しに、状況に合わせる事はせず、
どうせ、あんな奴らだと、心に深く刻み込んでいく。それでいて、繰り返し繰り返し愛想攻撃をされると、天照大神は、そっと岩戸を開けてしまう。
大陸は男で、日本は女だ。うかつに電話番号を渡さない方がいい。
大陸の満面の笑みには魂胆がある。始めは必ず儲けさせるのが、イカサマ博打だ。