魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

火の見櫓

2013年06月19日 | 日記・エッセイ・コラム

木星が来て、カニ座の中国はやはり「何らか」の行動を起こしているが、その一方で、双子座のアメリカも木星疲れが出始めている。
(言葉の綾大戦の芽慢心創痍)

CIA情報収集漏洩を知るや、習近平がアメリカに速攻を掛け、サイバー攻撃問題に先手を打った。オバマは何の反論もできず、しかも国内では支持率が一気に低下した。
金融政策でも、量的緩和政策の出口戦略の懸念から、株価が乱高下を始めた。

木星のガンバリの後の疲労が出始めている。
一方で替わって、中国がガンバリ始めた。中国は、10年単位で観れば、決して良くないのだが、魚座の海王星、サソリ座の土星で、「しめしめ」と思っている。これが中国の夢見心地だ。

サソリ座の土星は、CIAの苦悩を表しているが、これが中国の「奇貨置くべし」となり、それが日本やアメリカを苦しめる。
しかし、これは、あくまで中国が勝手に見ている「夢」だ。

念のため、再確認しておくと、
サソリ座の土星は、朝鮮半島、スパイ、地下エネルギーなどの苦境を表し、獅子座のオバマとも凶角だ。サソリ座と120゜で角度の良い、カニ座の中国には、他人の不幸が幸いになる。
同様に、やはり角度の良い魚座の海王星は、海洋、ガス、宗教、映画、詐取などを表し、これがカニ座に良い夢を見せる。

したがって、この1~2年ほど前から、中国は「チャンス到来」とばかり、色々勝手なことを始めている。しかし、遅くとも10年以内に、そのツケを払わなければならなくなる。
が、それまで、関係国は、やはり迷惑を掛けられることになる。

サイバー攻撃と情報収集
CIA情報収集問題に、中国は、一切コメントしない。あの中国が
中国にとっては、絶好のカードを手に入れたと、笑いを懸命に堪えている状態だろう。

アメリカやCIAを擁護するわけではないが、遙か昔から、あらゆる手段で情報収集するのは、防衛の第一歩だ。
弥生集落には見張り台が立ち、江戸の町には火の見櫓があった。
見張り台も火の見櫓も、高い位置から、住民の行動を監視することができる。だが、誰もそれに文句を言う者はいなかった。
敵からの攻撃や、火事を見張るメリットの方が大きかったからだ。

一方で、中国が行っているサイバー攻撃の大半が、敵地に侵入し、敵の財産や武器を盗み出す行為だ。
いざという時に、敵の財産を破壊し、武器を無力化するのは戦闘であり、何時でもそれができるようにしておくことは、戦闘能力の向上であり、相手に対する示威行為として、抑止力になる。

中国は抑止力ではなく、「実際の行動」に、サイバー能力を使っている。
昔からの自論だが、「できることと、することとは違う」のだ。
包丁は人を殺すことができるが、実際にすれば殺人だ。

情報収集をすることと、その能力を使って実際に物を盗むことは、真逆に近いほど違う。
だから、中国がサイバー攻撃の言い訳に、アメリカだって・・・と言うとすれば、殺人者が、「お前の家にも包丁が有るじゃないか」と言うのと同じだが、面子の皮は厚い。言い訳なら何でもありだ。