アメリカが、ついに業を煮やし始めた。
中国のサイバー攻撃に「ええかげんにせんかい」と言い出した。
中国は得意の、「知らぬ存ぜぬ、こっちが被害者だ」と大声で叫んでいる。今度の米中首脳会談で、オバマがどの程度、効果的な脅しが言えるかが見物だ。(自動車人間:オバマはシャーシ、習近平はエンジン)
サソリ座の土星で出たスパイ問題が、現代戦の本丸、情報スパイのサイバー戦争に移ってきた。
スパイと情報の違いを、星座の観点で考えると、水と風の世界だ。
水の星座は、嘘、偽り、スパイと、人間の感情に関わる闇の世界だ。
カニ座は「女子供に見せてはいけない」という囲い込みの価値観であり、サソリ座は裏のホンネで取引(ロビー)をし、魚座は偽り騙す。
風の星座は、オープンで理知的な知の情報戦だ。
天秤座は知識量の比較をし、水瓶座は知識に価値を付け、双子座は知識で駆け引きをする。
アメリカは情報駆け引きの双子座だ。ラジオ、テレビもレーダーも電話もアメリカで発達し、暗号解読で日本を破ったと言っても良いぐらいだ。そもそも、インターネットこそアメリカのものだ。
その、知的好奇心、知的向上心のアメリカのツールに対し、韓国は即座に金儲けに利用し、中国は覇権主義に活用を始めた。知識量に関心がある日本は、ただ、あれこれと楽しんだ(ガラパゴス)。
カニ座中国のインターネットに対する態度は、女子供(人民)の目を塞ぐ技術として、アメリカが考える人権とは真逆に、真実を知らさない技術を磨き、そのノウハウを、独裁国家に売りつけているそうだ。
そして一方で、技術奪取による覇権獲得の力として利用している。
歴代中華帝国は他国の技術を取り入れて発展してきた、パクリンゴン帝国だ。近頃、中国の誇る世界四大発明も怪しいものだと思い始めた。占いにしても、四柱推命の中にはずいぶん西洋(中東)星占術の知識がある。
相手の武器を取って逆襲する。毛沢東のゲリラ戦より伝統的なものなのかも知れない。
しかし、アメリカはまだ、中国に呑み込まれたわけではない。アメリカが本気を出したら、情報利用の駆け引きなら、たちまち中国など圧倒するだろう。零戦を捕獲して、徹底的に研究し逆襲したように。
今まで、まだアメリカは、情報の自由性、情報の性善説を信じていた。しかし、中国の「調子に乗った」不埒な振る舞いに切れかかっている。
かと言って、中国は今さら情報を善用できないだろう。
中国は最近、口だけの軟化をして見せているが、いくら何でもアメリカはそこまでお人好しでもない。
いよいよ、血を流さない戦争が始まりそうだ。
「電脳原人」