魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

変な正義

2013年06月23日 | 星の流れに

今年も、とうとう夏至を過ぎてしまった。ウソのようだが、もう、冬に向かっている。
年寄りにとっては、春に向かう正月よりも、冬に向かう夏至の方が、冥土の旅の一里塚のような気がする。

夏至と言えば、太陽が蟹座に入る日だ。既に、水星も金星もカニ座にいる。そして、26日には木星もカニ座入りする。
世界はすっかりカニ座ムードだ。

NSAの情報収集を告発したエドワード・スノーデンは6月21日生まれで、ギリギリ双子座だが、まさに今、木星通過中の人だ。
暴露行為には大義名分はあるが、『なんか変だな』の感じがするのは、実際は、今の時期の衝動に過ぎないからだろう。

ネットを通じて情報収集するぐらいのことは、今さら騒ぎ立てるような技でもないし、実際、企業はそれをマーケティングに活用している。
それを国家が秘密裏に行っていたというところが、国家の裏切り行為として、問題と言えば問題だが、たいていの人は、「それぐらいやってんじゃないの」ぐらいの、暗黙のコンセンサスだった。

それを、突如、「元CIA職員」が、大々的に「暴露」した。それだけが事件だ。
大したことでもないことを、大壮に「事件」に仕立てる。
これこそが、星の衝動によるものとしか考えられない。
もちろん、正面切って、表沙汰にすれば、政治という立て前の世界は、反応せざるを得ない。中国は利用し、アメリカは困窮する。

国家を超越した、ネット世界人が、国家の犯罪を暴くのは、既存の国家システムとの対決のように見えるが、この行為が、直接的に別の国家を利することを考えていない。
中国の、遥かに大きな国家情報犯罪にも対決するなら、大いに賛同できるが、結果は逆だ。

本人は、そのあたりのことを何も考えていない。
自分が、元CIA職員で、世の中の裏の重大な機密を知る力を持っていると、単にワクワクしていたのを、押さえきれなくなったに過ぎない。

この人は、九星は信念の八白で、単なる売名ではなく、信念からやったと思うが、自動車人間ではボディー。「自分は良い人」だと思いたい人だから、正義の人である自分の信念として、行動したのだろう。

正義の牡羊座の天王星が天頂におり有名を表し、裏社会を表す冥王星が長期間、自分の取引相手として山羊座にいる。
そこに、自分自身に、膨張と外国を表す木星が来た。この星の配列を見れば当然と言えば当然だし、同時に、熟慮の結果とは思えない。

職業に対する責任感は無く、正義感で追求しての結果でもない。
鳩山由紀夫と同類の、勝手に正義人だ。