ベルギー2日目。
前日が到着日で、初日に散策がここまではかどるとは思ってなかったのだが、
日が長いのと、自分の体力のおかげ?でかなりの行程をこなすことができたので、
2日目は、できれば行きたいと思っていたアントワープ行きを決行することに。
朝6時台の電車に乗ろうとがんばった。
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ブリュッセル中央駅からアントワープまでは列車にて。
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約50分であっという間に到着。
降りたのは、アントワープの一つ手前のAntwerpen-Bercherem駅。
こちらの駅に近い方にアール・ヌーヴォー建築が多いようだったので、
建築巡りをしながらアントワープの中心部へ向かうことにした。
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駅を出ると、見えた歩道橋。
キュビズムっぽいデザインで黄土色のカラーも良い。
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駅からすぐのところにチェックしていた通りがあった。
うおおぉ~魅力的な建物が連なっている。
が、なんと道路の下水道管?の工事中で、真ん中の道路は通行止めになっていて、人も渡れないようになってしまってた。
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通常は、建物全体像を2、3軒見て写真を撮ったら、道路を渡って
細部を観察する、を繰り返していたが、それができず、
一旦道路の切れ目まで歩いて、道路を渡ってからまた引き返してくることに。
(後で写真の整理が大変に;)
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道路の真ん中に工事途中の下水道管?!が並ぶレアな光景が・・
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ブリュッセルでは、比較的間口の狭い京都の町屋のような家が連なる通りが
多かったが、アントワープのこの通りでは、豪華だったり、間口も広めな邸宅が立ち並ぶ。
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モザイクで描かれているのは、柱頭?絵筆とパレット、楽器のようなもの?
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1軒に見えて、玄関が二つ、左右対称のテラスハウス的な建物も多い。
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細部のアール・ヌーヴォーの意匠が興味深い建物。
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窓周りのレリーフのデザインが細やか
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ひなぎくモチーフのレリーフがアシンメトリーにあしらわれてるところも良いなあ。
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1904年、バスコート・ジョス設計により建築。
所々に黄色のタイルがアクセントに入ったタイル貼りの建物。
丸窓やアーチ窓が壁面を彩る。
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二つのアーチ窓囲むレリーフ装飾のラインがとても優雅。
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中は、レリーフタイルとモザイクタイルで装飾されていた。
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モザイク部分は、鳥が羽ばたいているようにも見える。
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1898年、ホフマン・ジュール設計により建築。
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バルコニーには、ステンドグラスの入った庇、庇の奥にはモザイクタイルで女性の顔や花が描かれているよう。
石造りのバルコニーのフェンスはわかめを思わせるようなアイアンワークが個性的だった。
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玄関扉庇の持ち送りやフェンスのラインのうねりも最高。
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玄関ポーチの庇を支える持ち送りが、チューリップが踊ってるかのような
ラインが楽しいお家。
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玄関が4つある、4棟が連なる豪華なテラスハウス。
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左右対称で両端の2棟には八角の塔付き。
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真紅でまとめられた玄関周りがかわいい。
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道路の切れ目がきて、やっと向こうに渡れると思ったら・・
四つ角は、道路が掘り起こされて大変なことに・・
大廻りさせられて、やっと渡れた。
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花や葉が複雑に絡み合うデザインの扉の面格子。
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その扉の鍵穴周りが、こんなチューリップに。
遊び心のあるデザインがいいなあ。
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窓下に貼られたタイル。
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1903年建築。
両サイドの3階窓上部分には組み絵タイルが貼られていたお家。
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時間がテーマで、右手は月、
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左手は、太陽がモチーフに描かれている。
こちらは所々タイルがはがれているのが痛々しかった。
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中央のバルコニーのある窓。
窓を丸く囲むアール・ヌーヴォーのレリーフ装飾。
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色ガラスの入ったアーチ窓のある家。
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壁面に部分的にタイルがあしらわれていたお家も。
こちらもひなぎくがモチーフかな?
目の届く高さにこれほど多くのタイルが貼られてたのを見たのは
初めてかも?
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玄関ポーチへの階段手摺が複雑なラインを描く。
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1905年、建築家ジョセフ・ベッケルマンスが母親の為に建てた家とのことで、モザイクタイルのパネルが全部で12パネルも入れられている。
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ベースの水色のモザイクにひなぎくモチーフの白いモザイクタイルが、
とても可愛い。
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ひなぎくがさまざまなデザインで散りばめられている。
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建物は三棟続きのようになっていて、左手の棟には、こんな組み絵タイルも。
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女性と鳥などが描かれたアール・ヌーヴォーぽいラインのタイル絵。
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右手の棟。
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こちらの棟は、湖?に浮かぶ白鳥のモザイクタイル、素敵だった。
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扉に付くドアノブ、郵便受け、装飾の金物細工のデザインも楽しい。
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1904年、デ・ヴィールト・ジャックにより建てられたナポレオンハウスと呼ばれる家。
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モザイクタイルで、ナポレオンと大砲、ひなぎくが描かれている。
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2階の台形の出窓と3階のバルコニー、グリーンで合わせた色ガラスやサッシ、フェンスも素敵。
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1904年、ホフマン・ジュール設計により建築。
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シンプルなボウウィンドウには薄紫のステンドグラスが入り、窓下や、
窓上部のアーチ部分にすみれモチーフのレリーフやモザイクが入っていた。
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すみれのモザイク。
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庇と、側面まで色ガラスに覆われたバルコニー
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1905年、デ・ヴィールト・ジャック設計により建築
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3階のバルコニーは、魚が口から手摺を吐き出すデザイン。
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アーチの中には朝日とカモメを描いたモザイクタイル。
アントワープの建物&タイル巡りはまだまだ続く・・