転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



ワクチン「首都圏優先で」 河野担当相に埼玉知事(産経新聞)
『埼玉県の大野元裕知事は28日の記者会見で、新型コロナウイルスのリバウンド(感染再拡大)の予兆があるとして、首都圏へのワクチンの配分を優先するよう河野太郎ワクチン担当相に要請したと明らかにした。』

やっと話がここまで来たのか!
先に東京をやれば?』と私が書いたのは、今年の3月7日だ。
私は最初から、大都市圏から集中的に潰して行け!という考えだった。
離島で高校生まで接種が終わっても、日本全体には何の影響もないが
東京の若い社会人や働き盛りの罹患率をしっかり押さえ込めるならば、
それだけで、地方都市も含めて日本各地のコロナはたちどころに下火になる。
過去のデータからそれは明らかだろう。
緊急事態宣言その他で東京の感染者数が減れば、地方も減ってゼロにさえなる。
宣言解除で東京が増え始めると、それが染み出すように時間差で地方に広がる。

「東京から来るウイルスが激減する」のは、日本全体にとって大きなことだ。
一極集中を逆手に取っての、効果的な対策が可能なのだ。
地方のコロナはそもそも、大都市から運ばれて来るものだ。
人もまばらな山奥で、いきなりウイルスが爆誕したりしない。
東京など首都圏、その他の大都市圏が軒並みワクチン接種で「大丈夫」になれば、
地方にコロナウイルスが来る頻度は確実に下がり、
広島程度の街ならば、一定の自粛だけでハッキリと感染拡大速度が鈍って来る。
各地方のワクチン接種は、そうなってから落ち着いてやれば良い。

ましてやこの夏は東京五輪があるのだ。
日本がどうなるかは、つまりオリンピック・パラリンピックの騒動を契機として、
東京が感染爆発するか・しないか、それだけにかかっている。
東京が鉄壁になっていれば、それこそ「安心安全の五輪」なのだ。
なぜ、そーゆーふーに割り切って、合理的に考えないのかっ。
全国に等しく薄~くワクチンを配っても、公平だから気分が良いだけで、
その実、五輪対策になど、ろくになっていない。
効果が上がるのに時間がかかり、無駄が多いだけではないか。

まさか、埼玉県知事がこの話をさっき思いついたのでもあるまいに、
私でさえとっくに考えていた程度のことが、こうして表に出て記事になるまでには
あれこれの調整が要り、4か月もの時間が必要だったということなのか。
無駄飯食ってるオバ(あ)さんには知る由もない事情が、
政治の世界にはあるのだろう、とは常々わかっているつもりだが、
それにしても4か月前にこの方針で、大都市に集中的にワクチン配分をしていれば、
今頃、東京はかなり安全になっていたのではないか。
仮定の話をしても仕方が無いが。

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