転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



舅が亡くなったのは、2005年9月25日だったから、
これで四年が過ぎた。
日曜日のきょう、家族三人でお墓参りに行った。
娘が、おじいちゃんおばあちゃんのいるお墓の前で、泣いた。
そのあと、お寺の若院さんに、舅宅のほうに来て頂き、
祥月命日ということでお務めをして頂いた。

舅宅の庭が、大変なことになっていて(汗)、
その、お寺さんをお迎えする前に、
短時間だが、草抜きをし、掃除をした。
私が庭に出てガサガサと落ち葉を集めていると、
以前は、よく、姑が部屋でそれを聞きつけて、
「はーい。どうぞー」
などと、お客さんを迎えるような声を出していたものだった。

だから姑がお昼寝しているときなどは、起こしてはいけないと、
なるべく音を立てないように、つま先立ちで掃除していた以前の私は、
多分、そこだけ見たら、泥棒と紙一重の、挙動不審者だった(苦笑)。

きょうは、掃き集めた落ち葉をゴミ袋に入れたら、二袋になった。
そのうち、可燃ゴミの日にこの家に来て、
ちゃんと出しに行かないといけないなあと思った。
そういえば、もっと前に、舅がまだ動けた頃、
ゴミが多かった日に、私が出しに行くのが大変だろうと言って、
舅が、車を出してくれたことがあった。

決められた場所まで、さほどの距離ではなかったのだが、
それでも通り一本、端まで上って、曲がったところがゴミ置き場だったので、
車に積んで貰った御陰で、一度で行けたのは助かった。
が、助かったには違いないのだが、舅のやり方は、凄かった。
ワゴン車の最後部に、いくつもあるゴミ袋を全部乗せ、
「あんた、袋が落ちんように、一緒に横に乗って、押さえんさい」
と私に命じた。

ゴミが多くて、ワゴン車の最後部ドアは全開のままだった。
私がゴミと一緒にそこにしゃがんだのを確認して、
舅は、ゆるゆると車を発進させた。
いくらゆっくりでも、車の中で中腰になっていて、
しかも目の前が全開なのだから、
曲がり角で、私は放り出されるかという恐怖感を味わった。

そして、朝のこととて、出勤途中の近所の方々とスレ違った。
後ろが全部、開け放たれたまま、
廃品回収車並みにゆっくり走行するワゴン車の後部席から、
「おはよーございます~(^_^;」
と、ゴミと並んで挨拶する私を、
御近所の皆さんは、一体どう思ってらしたことだろう。


・・・と、やっぱりロクなことを思い出さないヨメなのでございます。

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