転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



第二外国語講座はいずれも半年が1クールなので、
スペイン語とフランス語は今月が前期の最終月だ。
スペイン語はスタート随時だから、今月から開始することも可能で、
そういう意味では私だって依然として脱落はしていないのだが、
もともとの基礎力がなさ過ぎる段階から始めたものだから、
スペイン語力の底上げにはなっていない。
楽しい話題でスペインの日常生活に関する雑学的知識が増えたことや、
ちょっとお洒落な言い回しなどをいくつか覚えることが出来たのは
収穫だったと思っているが、そろそろガチガチの文法をしたくなった。

フランス語は、凄い勢いで初級文法を網羅して半年が終わろうとしている。
永遠の初級者である私には、しんどいがタメになる講座だった。
今朝の、deの使い方各種も、物凄く復習になった。
勉強になった、という意味では最近でも出色の講座だったと思う。

一方、英語は4月当初、聴けるときだけ聴ければ、と、
かなり安楽な気持ちで始めたのだが、
先週、「ラジオ英会話」を再放送も含めて全部聴いて、
ニブい私でも、同じ放送を三度聴けば、随分と英語が自由になる、
ということを発見した。

三度とは、午後3時45分からの本放送と、同日夜9時45分からの再放送、
それに日曜日夕方に一週間分をまとめて75分間やる再々放送、のことだ。
さらに毎週金曜は復習の回で、ここでも一週間分のスキットを聴くので、
これを数えるなら、同じ素材を一週間の間に四回ずつ学習したことになり、
さすがにここまでやると、最後には定着度が今までと全然違った。
語学上達の秘訣は「クドいほど・ウンザリ来るほどの繰り返し」にある、
と以前から体験的に知ってはいたのだが、久々に体感できた。

しかし毎週これだけ丁寧にやるのは、現実にはなかなか難しいし、
日がな一日、家にいてラジオだけを聴いているわけには行かないから、
今回のようなことを継続するのは、今の私には無理だろう。
これから運良く長生きし、ご隠居さんになることができたとして、
ラジオを聴く忍耐力がまだ残っていたならば、
そのときこそ、私の英語は、今より上達するだろうと思った。

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英会話、ミス気にせずに=正確さ優先から転換-高校の新指導要領で
(時事通信)などど、文科省は言っているようなのだが・・・。
『ミス気にせずに』と言えば表現としては綺麗だが、
要するに『この際デタラメ英語で構わないのでとにかく口に出して』
ということではないのだろうか。
英語を学び始めた中学生ならともかく、高校という高等教育の場で、
そこまで要求水準を下げて大丈夫なのだろうか。
しかも日本人教師が教えるのか?

度胸試しだけが目的だというのなら、それでも良いが、
最低限、英会話として格好になった英語を覚えたいのなら、
英語のネイティブの講師について貰って、生徒の言った英語を、
「そういうときは、このように言う」
と、その場でスパっと通じる英語に直して貰う必要があると思う。
英語として、発想の段階から根本的におかしい英語を
口に出すだけで「英語喋った」と生徒は満足し、
それを指導するのも英会話にコンプレックスのある日本人、
となっては、かえって困ることになるのではないだろうか。

(『パパはなんでも知っている』と言おうとして、
『Papa knows everything』と言ったら、アメリカ人が即座に、
『Papa knows best』と直してくれて、目が覚めた、
みたいなエピソードを書いていらしたのは、松本道弘氏だったか?)

日本でだけ暮らしていると、英語的なロジックに触れる機会が少ないし、
単なる「慣れ」で解決できない問題がたくさんあるので、
間違った英語をやみくもに口に出し、出しっぱなしにすることに、
さほど学習としての意義があるとは、私は感じないのだが・・・。

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