転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



A中で、中3保護者対象の講演会があったので、出かけた。
こういう行事を気楽に黙殺したり、うっかり忘れたりする、
という選択肢は、残念ながら、PTA役員には無い。
我々の仕事は、朝9時から打ち合わせ、会場設営、受付をし、
最前列で講演を聞き、グループ討議の司会をすることだった(汗)。

今回のテーマは『思春期の性と生』。
A中高の実態と必ずしも一致はしないが、一般論としては、
「男女交際」(死語みたいな雰囲気の言葉だ)が
子供達の実際の関心事になり現実の体験になって来る割合は、
中3から高校に上がるくらいの時期が顕著に高くて、
その割合も実態も、私たちが中高生だった80年代とは、
かなり違っている、・・・ハッキリ言えば、驚くほど進んでいる、
と思うべきだ、というお話が、学校の養護教諭の先生からあった。

今は各種メディアを通じての情報が氾濫し、
子供達は早くから、それらにさらされ、昔とは意識が違ううえに、
以前は無かった、携帯電話・メールというツールを持っているので、
『行くところまで行ってしまう』のが、とてもお手軽なことになった。

私の愛する『新明解国語辞典』(昭和47年版)は、『性交』を
成熟した男女が時を置いて合体する本能的な行為
だと説明しているのだが、そう考えるならば、どうも、最近は、
新明解には認めて貰えない合体ばかりが、多数存在するようだ。
『未熟なお子様が時を移さず合体する気軽な行為』
のことは、何であると定義すれば良いのかしらん。

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と、それはともかく。
現実の娘らは、何をやっているかというと、
彼女らの異性への関心の大半は、目下、二次元世界にある。
きょうのグループ討議のときも、
あるお母さんが、散らかっている部屋を片付けようとして
娘さんの漫画を手に取ったら、ギョっとするほど過激で、
思わず読みふけってしまい、娘さんの本棚を開けて続きを探した(爆)、
というハナシがあった。

また、同人誌方面に行く子たちは、様々な作品をネタにした、
二次制作を、自分ですることにも読むことにも熱心で、
その世界が、やはり往々にして過激である、という指摘もあった。
私はこっち方面は全く驚かない。
私自身も経験済みだし、今、まさに目の前でも進行中だからだ。
何しろケロン人を使ってさえ、ナンボでも描けるものなのだ。
と私が言ったら、間髪入れず、
「設定さえあれば、ばいきんまんでもヤれると娘は言っています!」
と当意即妙なコメントで応えて下さった方があり、
御名前を伺ったら、娘の仲良しグループの子のお母様だった(爆爆)。

異性との交際に、あまりにも早くから目覚めて、
親に言えない経験ばかりしている娘になられては困るが、
かと言って、腐の道をまっしぐらに進んで、
あっちゅー間に別世界に行ったきりになられても困るよな、
とつくづく思ったことだった。

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