転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



きょうは私の誕生日だった。
が、別に何も、変わったことは、なかった。
一応、主人からは「おめでとう」と言って貰ったが、
「でも別に、この年齢になって、めでたいことなんかないよな」
と主人自ら打ち消していた。失礼な。
私はトシを取ったことを喜んでいるかもしれないじゃないか?

娘が塾から貰ってきたパンフレットみたいなものに書いてあったのだが、
今は、子供の精神年齢が、実際の年齢より下がってきているのだそうだ。
一説によると、十年前を基準にするなら今はおよそ3歳くらい、
子供の精神年齢は幼くなったと言われているらしい。
つまり、今の6年生(12歳)の子供は、昔の9歳児くらいの精神年齢だと。
確かに、いつまでも男女の区別がわかっていない娘らを見ていると、
なるほど小3程度の感覚なのかなと思わないでもない。

だが今は、子供に限らず、相対的に世の中の精神年齢が若いと思う。
30代なんて独身の人が多いから、学生さんや社会人になりたての頃と
私生活の意識はほとんど変わっていない人が多いように見えるし、
40代になっても可愛らしい巻き髪で、趣味はオシャレとグルメ、
と言う奥様がいても、
「えー!!なんでそんなに若いんですか!!」
と驚くことはなくなった。
私が子供の頃に思っていた40代と言ったら、
サザエさんちのフネさんじゃないが、
もうあきらかにウキウキした年代は終わっていて、
どうかすると、ご隠居さんの一歩手前みたいな感じだったのに。

平均初婚年齢が上がったり、平均寿命がのびたりして、
ライフサイクルの観点から見て、活動的な時期が長くなった、
ということなのだろうか。
あるいは、親世代が元気で長生きしているから、
その子供世代は、三十代や四十代でも子として甘える立場のままで、
そのぶん気分が若い、ということなのだろうか。

ときに、
『(世の中の人は)「若ければ若いほどいい」と思い込んじゃっている』
『そんなに若いのが偉いんだったら、赤ん坊が一番偉いんですよ』
と、仰っていたのは、美輪様だったな(^_^;)。

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