転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



凍った地表 丘陵や水路 土星・衛星タイタンの写真(産経新聞)
固形体が散乱するタイタンの地表(AFP=時事)

以前も書いたが、私は太陽系、特に外惑星の話がとても好きだ。
理科系科目が出来る訳ではないし、天文学の知識もろくにないのだが、
外惑星の世界を絵的に想像することが、どういう訳か楽しいのだ。

タイタンは、大気のある衛星として以前から知られていて、
昔は、その大気は地球のように澄んだものだと考えられていた。
だから私は、タイタンの空には美しい輪を被った土星が見えるのか、
と空想してウットリしていたものだった。
が、その後、アメリカの探査で、その大気は厚く衛星表面を覆っており、
タイタン側から上空に土星が見えるような環境ではないことが判明した。

ということは、土星側からも、これまで、タイタンの表面については、
ほとんど何も観測できていなかった、ということになる。
その謎に包まれたタイタンの素顔が、今回いよいよ明らかになるという。
これらの写真の解析が進み、更に多くの枚数が公表されるのを、
私は今、とても楽しみにしている。
そこには、原始地球と言えるような風景が、
本当に展開しているのだろうか。

それにしても、アメリカは航空宇宙関連では本当に先進国だ。
日本はどうして、気象衛星ひとつ、まともに打ち上げられないのだろうか。
もう、いつ天気予報が観られなくなっても不思議ではない状況のようだから、
日本は、火星探査や金星探査はあとにしてでも、
安定した気象衛星を早く打ち上げなくてはならないのではないか。
勿論、そのように努力していることは想像に難くないので、
それでも失敗が重なるというのは、やっぱり、
技術力か何か、日本には劣るところがあるということか。

いよいよ来月ということなので、こちらのほうも朗報が待たれる(^_^;)。

Trackback ( 0 )




昨日は、広島市内にいくつかの校舎を持つ、
中学受験専門の某進学塾に、説明会を聴きに行った。
ここは、実は私の主人も子供の頃通ったという老舗だ(^^ゞ。
公立育ちの私はこういうことがどうもピンと来ないのだが、
主人は恩義があるせいか「ここがいい」と言うので、それに従った。

昨日の説明会では、平日の昼間だというのに、十数人の参加があり、
ジャケット着用したお父さんたちの姿もあった。
子供の学年は、現3年生から5年生まで様々だったが、
ここに来る以上、皆、広島市内の私学を受けることについて、
具体的に検討している家庭ばかりということで、
話題も、市内の国立・私立に絞ったデータ説明が主だった。

広島市は今のところ、私立中学の試験日が全部ちがっているので、
極端な話、ひとりで全校受けることだって可能だ。
だから、学校は歴然と偏差値順がわかる仕組みになっていて、
簡単に言えば、全受験生のうち成績順位1位から200位の子がA校、
201位から400位の子がB校、401位から600位の子がC校、に入学する、
ということがだいたいはっきりしている、と言って良い状況らしい。
現実には、これに国立の広大附属中学が絡むので、多少、複雑になるが、
それでも、私学同士のランクというのは決まっていて、
例年、変動することはまず無いようだった。

ちなみにそこの塾では、独自の説明会資料冊子を作成していたが、
その最初のページには、子供の「自立度・積極度」を確認する、
簡単な一問一答が掲載されていたので、私もやってみた。曰く、


質問1:勉強は嫌がらずにやっているか 
 →一応、今のところは。っていうか学校の勉強だけだし。

質問2:学校の宿題は、親が言わなくてもやっているか
 →上に同じ。大した分量の宿題は出ないから楽勝だし。

質問3:学校であったことをよく話してくれるか
 →帰ってきたらすぐ「きょう学校でね~」とは言っている。
自慢話と失敗談が主。本当に必要なことは忘れがち(参観日の日取りとか)。

質問4:図鑑や事典をよく活用するほうか
 →好きな漫画を描くためには、よく活用している(^_^;)。

質問5:親にあれこれ質問することがよくあるか
 →訊かなくていいこと、訊いて欲しくないことに限ってツっこんで来る。

質問6:本を読むのは好きか
 →好きと言えば好きだが、血も凍る怪談限定。

質問7:家の手伝いは積極的にしてくれるか
 →将来パティシエになりたいのだそうで、台所の手伝いだけは好き。

質問8:決めたことは最後までやろうと努力するほうか
 →ことによりけり。出来なくなりそうだと泣くことはある。

質問9:挨拶はきちんと出来るか
 →親の目から見ると声が小さいのが不満。恥ずかしいのだそうだ。

質問10:納得できないと、大人の言うことにも食い下がるか
 →全然。娘はそういうこだわりは発揮しない。


これらは、全部YESなら大変頼もしいが、全部NOでも落胆するな、
とのことだった。
中学受験を通して、これらの態度を身につけることが出来れば成功、
と考えるらしい。

ところで、話の中で私がひとつ、びっくりしたことがあった。
それは、某男子校の新しい入試科目についてだ。
広島市内の国立・私立中学の入試科目は、
一部で多少の傾斜配点はあるものの、どこも算国理社の四科目だ。
が、某男子校1校が、ここ数年、これ以外に「CT」という特殊科目を設けている。
Comprehension Testの略で、放送(日本語)を聞いて、
その意味内容についての問いに答えるという50分間の試験だそうだ。

どうしてこういう特別なテストをすることにしたかというと、驚いたことに、
「最近、入学後に授業をちゃんと聞けない子が増えてきたから」
というのが理由だそうだ。
その男子校は県下でも有名な進学校で、高校部の東大合格者数は二桁だ。
なのに、そこの生徒ですら先生の説明を聞く力がないという!

一回のテストくらいで、入学後の授業態度が占える訳ではないが、
こういう試験があるということで、「話を聞く」ことへの意識を、
小学校のときから少しでも高めておいて貰いたい、というのが、
この男子校側の意図であり、願いなのだそうだ。なんともはや(^_^;)。

ヒトの話を聞け!

というのはもはや、クレヨンしんちゃんのギャグではなくて、
うちの子なんか勿論、出来杉くんだって該当しそうな勢いだったのだ。

Trackback ( 0 )