娘が習字教室から帰って来るなり、言った。
娘「きょう、教室で、話題になっていたんだけど」
私「なに」
娘「しずかちゃんの声が、あややになるらしい」
私「あやや・・・?」
娘「うん!」
私「・・・って、松浦亜弥?」
娘「あややと言ったら、ほかに誰がおる!!」
ドラえもんの主要キャスト5人が変わる、
という話は、娘の通う書道教室でも、
やはり重大ニュースとなっているらしかった。
娘らの噂話というのは、どの程度、確かなんだろうか?
まあ、本当に松浦亜弥ちゃんだろうと他の人だろうと、
そのこと自体はどっちでもいいが、
ここまで定着してしまったアニメの、キャスト交替というのは、
結局のところ誰がなっても、非常にやりにくいものだろうなあとは思った。
かつてNHKの『おかあさんといっしょ』の人気キャラクターだった、
じゃじゃまる、ぴっころ、ぽろり、が引退することになったとき、
局には反対(苦情?)の投書や抗議電話が相次いだ、という話だったが、
たった十年ほどのシリーズでも、そういうことになるのだから、
ドラえもんとなると、その新しいキャストは、
多分、容易なことでは受け入れられないだろう。
私「ドラえもんの声がどんなになっても、みーちゃんは観る?」
娘「ん~、声による」
私「みーちゃんの思ってるドラちゃんの声じゃなかったら、観なくなる?」
娘「うう~。でもね、きっと、観るよ!ドラえもん好きだし。
ま、だいじょぶでしょ。
ぶりぶりざえもんの声が変わっても平気だったんだから」
おい。
なぜ、そこで、「ぶりざえ」が出る?
そのたとえで、私から同意を得ようとしても無理だぞ。
全国民的に愛されている猫型ロボット・ドラちゃんと、
クレヨンしんちゃん限定の網タイツ豚とを一緒にしては、
やはり、いかんのではないかと思うし、
更に、私にとっては、ぶりざえは、かけがえのない塩沢キャラで、
ほかの声で聞きたいとは思えない豚だから、よけい話は複雑だ。
何を隠しましょう、私は塩沢兼人氏のことは大ファンだったのだ。
なんたって、その昔、私が好んで使ったペンネームが、
『南斗水鳥拳のレイ』、
っていうくらいだよ。
みーちゃんにとっては、有史以前というくらい古い話で、
いいような悪いようなどっちでもいいような話だろう、
とは思うけども(^^ゞ。
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