4月上旬、大規模な全層雪崩が発生し、それにともなう膨大な量のデブリと土砂が堆積し、薙ぎ倒された倒木が登山道を塞いでいます。今日は状況を確認しに行ってきました。
源太ヶ岳分岐付近の空撮写真では、このようになっています。源太ヶ岳上部150mほどのトラバース区間では登山道が消失。分岐付近では、松川温泉から登ってくると約50m手前までデブリ末端が到達しており倒木が折り重なり、大深山荘方面から来れば、やはり分岐手前約50m手前から堆積土砂を含んだデブリに行く手を阻まれます。
松川温泉の源太ヶ岳登山口をスタートし、急登続きのブナ林。
上倉の水場で喉を潤し、さらに急登に挑む。
源太ヶ岳山頂直下の大深山荘方面への分岐約50m手前から、倒木で行く手を阻まれます。
幸運にも分岐の道標は生きていました。
倒木のみならず、大量の土砂を伴ったデブリが堆積しています。
土砂の下は硬い雪。分岐を過ぎてから50mほど土砂の上を行けば、一旦登山道が露出しますが、100mも行かずにまたデブリです。
全層雪崩の走路となった山頂下部お花畑のトラバース区間は登山道消失。登山道はありません。
源太ヶ岳の湿原木道は無傷。
大深山荘方面からのアプローチも、分岐手前約50mで土砂を含んだデブリで行く手を阻まれます。
大深山荘方面からの登山道は通行困難ですが、頑張ると通行出来るように最低限の整備を行い、ピンクテープも付けてきました
大深山荘方面からのアプローチ、分岐手前約50m手前から分岐方面の空撮。デブリの堆積の厚みは2~3m程度はありそうですが、土砂が覆い被さっているので、融雪が進まないとことが予想されます。
分岐から松川温泉方面の通行困難区間も、登山道を塞いでいる倒木を処理。
登山道を塞いでいる倒木が無くなると、かなり見通しが良くなりました。
とりあえず、大深山荘方面から松川温泉への下山に際しての道迷いがないように、本当に最低限の整備終了。
源太ヶ岳全層雪崩のその後
空撮動画でもご確認ください。
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