今日も薄ら寒くガスに包まれる八幡平。
ガスの中にぼんやり浮かび上がるドラゴンアイ。日射や降雨により、劇的に姿を変えることもありますが、静かに終焉を迎えようとしています。人の波も静かに引いてくれることを願います。
規制ロープを回収したり、新たに設置したり、ステップを掘ったり、業務に終わりはありません。
融雪に従い、湿原の露出面積も拡大して、木道脇の足元に、ショウジョウバカマ、ワタスゲが花をほころばせ、コバイケイソウ、ニッコウキスゲは若葉を伸ばし始めています。
源太森手前にはまだ雪が残っているところもありますが、、、
源太森山頂までくれば登山道露出。短い夏の始まりです。
叙情的な気持ちでボーッとして歩ければ、どれほど良いことか。そんな気持ちを吹き飛ばすかのように登山道に倒木が横たわる。ふう。。。
木こりマシンと化して、登山道に覆い被さっているところをカット。
源太森裏のお花畑の雪も残り少なくなってきましたが、雪が硬くしまってくると、この手のトラバースは慣れていない人にとっては恐怖です。やはり融雪に従い、歩きやすいところから、徐々に登山道上にステップを寄せていきます。
これから時期、最も厄介なのは、安比岳分岐から黒谷地の区間です。
完全融雪までは踏み抜き地獄と化します。落差の大きい踏み抜き注意箇所は予め落としていきます。
これから4〜5日程度は踏み抜き要注意週間です。落ちたくない方は、来週開けにお越しください。
黒谷地まで来れば一安心です。
森山直太朗 - 名もなき花の向こうに(仮) / にっぽん百歌【カレー屋さん】