すーさんの山日記

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八幡平の登山情報

七滝~平笠不動~焼走り

2014-06-28 19:05:52 | 岩手山

本日は七滝コースから大地獄谷、そしてお花畑を経由して平笠不動、焼走りと岩手山の北側の縦走です。

県民の森をスタートして、七滝を過ぎるとブナやミズナラの豊かな林となります。

樹林帯を抜けると大地獄谷の入り口です。ウラジロヨウラクやイソツツジが今見頃。

凍結破砕作用で、一冬越せば大地獄谷の登りはまた石ころガラガラ状態。昭和初期、田頭鉱山として硫黄の採掘が行われていました。

大地獄谷分岐からはお花畑へ。チングルマが咲き始めました。

お花畑からは御苗代湖方面へ進み、平笠不動への登りです。御苗代湖から平笠不動避難小屋の間の登山道は、岩手山の中でもっとも人が歩かないところ。

整備に行くのも遠いので、道が分かりづらいところもあります。チャレンジ精神旺盛な方のチャレンジお待ちしております。

下界はまあまあのお天気でしたが、岩手山山頂付近にかかる雨雲からちょいちょい雨粒が落ちてくる。ちょっと盛りを過ぎたサンカヨウの花弁の透明感が何とも言えません。

下草を刈ったりマーキングしたり、歩きやすくなるように整備しながら登ります。

途中、一昨年の新年早々発生した巨大雪崩でなぎ倒されたトドマツの倒木を越えていきます。これだけのトドマツがなぎ倒されるほどの雪崩ですから、爆風をともなう相当大きな雪崩だったと推測されます。

けっこうな急坂を登りきるとやっと屏風尾根に出ます。天気が良ければ、岩手山が見えるんですけどね。。。

こんな天気の時には、ありがたい平笠不動の避難小屋です。しかし水場はありません。

避難小屋入り口の張り紙にも書いてある通り、ゴミの持ち帰りにご協力ください!健さんもそう言ってます。

平笠不動からつるはし分かれまでは、サンカヨウとシラネアオイが最高潮です!

上坊コース分岐のつるはし分かれからすぐの砂礫帯には、日本で一二を争うコマクサの大群落があります。コマクサはこれからが本番!

砂礫帯から眼下に焼走り溶岩流を俯瞰。1732年(享保17年)に岩手山北東斜面中腹から噴火しました。噴出口から末端まで3.5km。国の天然記念物に指定されています。

登山道上の残雪も消え、岩手山もいい時期になりました。7月1日は岩手山の山開きです。お時間ある方はいらしてみてはいかがでしょうか?

コメント (2)
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