保護猫と暮らす隠居爺の“自然農法”野菜作りとスキーの日記

5~11月は自然農法による自給用野菜作りと冬に備えた体力作り、12~4月はスキーに明け暮れ、保護猫活動は1年中無休です。

ハクビシンの"駆除"

2019年11月20日 | 世の中のあんなコト、こんな事

イノシシやタヌキ、ハクビシンなどは
人間活動に害をもたらす「害獣」とされ、基本的には
狩猟免許を持つ者による捕獲&駆除の対象になります。

ただしハクビシン、アライグマ、ドバト、カラス及び
床下に入る恐れのあるタヌキ等は、この免許がなくても
市町村役場等から然るべき捕獲方法による許可をもらえます。

町内の友人Oさんはワナ猟免許のみ所持し、ご近所の捕獲の要望に応じていますし
友人Tさんは銃猟までの全ての狩猟免許を持ち猟友会にも属していますので
捕獲したイノシシやシカの
駆除つまり"銃殺"も請け負っています。

ちなみにハクビシンなどの小型獣は"撲殺"とのこと・・・。

なお、写真と切り取った尾っぽを担当部署に提出すると
ハクビシン1匹につき2000円、イノシシに関しては
15000円の奨励金が支給されるそうです。

このOさんが我家の玄関先から僅か50mほどの林の入り口に仕掛けた
くくりワナに、数日前にハクビシンが掛かっていました。

ジャコウネコ科に属すハクビシンの体長は60センチほどで
一見タヌキやアナグマと見間違え易いのですが、尾は長く40センチほどあり

また額から鼻にかけて「白鼻芯」の和名の由来でもある
縦の白い筋があることが特徴です。  

 東南アジア・ヒマラヤ・中国南部などが原産で、県内では30数年前は
"珍獣"として扱われ1975年に県天然記念物に指定された時期もありました。
 
 山里が主な生息域とされ、木登りが得意でリンゴや柿の木
ブドウ棚などを巧みに登り、果実を食い荒らします。

また空き家や民家の屋根裏をすみかとし
住人は騒音やふん、ダニなどの被害に悩まされると言います。
 
 国は15年に「重点対策外来種」に指定、市のイノシカ対策課によると
有害鳥獣としての駆除数は106匹だった11年度から2年ほどで2倍以上になり
しばらくほぼ同数だったが、16年度に290匹と再び増える兆しとのこと。
 
 
 
 くくりワナにかかり、感覚が無くなってから自分で
手足を食いちぎって逃げることもあるなど、その生命力は
驚くほどだそうですが、こうして捕獲されてグッタリした姿を
目の当たりにすると、正直、可哀そうな思いも交錯してしまうのです。
コメント
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