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販売員のスキルの高さは商品知識の豊富さで、それで武装することが、自分の身を守ることだと先輩方に教えられました。
それを武装と言っていいのか、身を守るとは何から守るのか意味は不確かですが、商品知識は店に立つ人間にとってその能力を測るものになります。
ただ店にある商品のことを知っていたり、数多くの商品を知っているだけではだめで、顧客の求めに応じて商品を示すことができる力、引き出しの多さが商品知識だと思います。
商品知識はただカタログをパラパラとめくっているだけではなかなかつかず、一番それが身に付くのは興味を持って調べることです。
個人的にでも、仕事の上でもいいけれど、こんな商品があればいいなあと思ってカタログを調べまくる。
私がよくやったのは、自分が使いたいと思うもの、こういうものがあればもっと良いのにという自分が思いついた仕様の商品を調べるということで、それによって商品知識が身に付いていきました。
調べまくってなかったものをオリジナル商品として企画したりできるので、出発点は個人的なものだけど仕事の上でも有意義になる。
結局自分が仕事で扱っている商品について個人的に興味を持つことが販売員のスキルを上げる素質だと言えます。
ただこの商品知識の開示の仕方にも美学があって、お客さんに品番で話すようなそれを誇示するようなマニアックな販売員はスタイルに合わない、いつもお客さん側の立場で考えたいと思っていました。
商品知識に長く使えるものと、そうでないものがあるとすると、ヒット商品ではないけれど、玄人好みの渋い商品をどれくらい知っているかは長く使える商品知識だと思っています。
何の演出もなく、B5サイズの200字詰め原稿用紙を綴じただけのノートですが、他に類似するものがありません。
ブログの下書きを書くのにも、原稿用紙の代わりに使え文豪気分に浸れる。
ライフの原稿ノートも玄人好みのなかなか良い商品だと思っています。
ライフ原稿ノート https://www.p-n-m.net/contents/products/NM0120.html
好きだから自分なりに調べたりするのですが、どうしても偏った「知識」になってしまいます。そんな時、販売員の方に自分の知らない話をしていただけると、とても興奮します。これがもし、自分の知識が間違いで、それを指摘されたとしても不快な思いはしません。おそらく、経験から発せられる言葉には説得力があるからだと思います。
私は販売員の方に、説得力(安心感)のある言葉を求めている気がします。そういった方は販売のプロフェッショナルと言ってもいいと思います。
今まで、バイト店員の「~じゃないですかねぇ」「~だと思いますよぉ」という頼りないセリフをさんざん聞かされて、不安な気持ちにさせられてきましたので、余計こんなことを思うのかもしれませんが...
そんなお店や店員さんがいたら、同じ商品であっても、このお店、この店員さんから買いたいというような気持ちになります。
買い物は、単にモノを買うだけでなく、その場の雰囲気や気分を買うようなとこもあるのかもしれません。
PS.吉宗様
先日は、初めてお店におじゃまさせていただき、楽しい時間を過ごさせていただき、ありがとうございました。
楽しいお店を、またひとつ見つけられて嬉しいです。そのうち、また伺います。
ありがとうございます。
商品などについていろいろ思っていることはあり、こだわりも持っているつもりですが、何せ言葉数が少ないために皆様に物足りない想いをさせているのかもしれません。
もっと情熱を表に出せるように、精進いたします。これからもよろしくお願いいたします。
そめや様
長旅の中、当店に、神戸に寄っていただいて、本当にありがとうございます。
商品に関係のない話ばかりをしてしまいました。でもぜひまたご来店ください。