元町の夕暮れ ~万年筆店店主のブログ~

Pen and message.店主吉宗史博の日常のこと。思ったことなど。

ラミーサファリ2008限定ライムグリーン

2008-05-27 | お店からのお知らせ
1980年に発売されたサファリが30年近くもロングセラーを続けてこられたのは、高いレベルの実用性と万年筆としては安価なわりにデザインが良く、好きで使っているというこだわりを使う人に感じさせるところがあるからだと思います。
そのデザインの良さを引き立てているのがボディカラーです。
1980年当時サファリのボディカラーはマットブラック、モスグリーン、マットオレンジの3色で、どちらかというとくすんだ感じの落ち着いた色合いでした。
年を追うごとにカラーバリエーションを強化し、廃版になってしまった色も含めると今年のライムグリーンを含めて、私が確認できただけでも14色のサファリが今まで販売されてきました。
年々華やかになっていくサファリのボディカラーと存在。毎年限定のカラーを発売することによって、万年筆が好きな人以外の人の目もサファリに向かってくれたら、結果的に万年筆に向いてくれたらと思っています。
今年の限定色ライムグリーンは予想と違って、大人のクリエイティブな心をくすぐる色だったと思っています。
落ち着いた印象も受けるグラスグリーンは、黒のアクセントと相まってとても良い印象を持っています。
イギリスならもっと深いモスグリーンにするでしょうし、イタリアならもっと強いストレートグリーンにするかもしれません。フランスなら、遊び心が感じられるパステルカラーにするかもしれないとかと考えると、ドイツ製品らしい色だと思います。
日本での発売分は同じ限定色のボールペンとのセットになり、万年筆だけでよかったという声も聞きますが、万年筆はご自身で使って、ボールペンは奥様やご主人、彼女、彼氏に使ってもらうというのはどうでしょうか?
ペンに興味のないお相手でも、スカッとした色のライムグリーンのボールペンを使うと、きっと気分が良いと思いますよ。