最近では透明軸の万年筆も珍しくなくなりました。
サファリも国産のメーカーからも透明軸の万年筆が発売されています。
中のインクの色が見えてきれいだし、夏らしい涼しげな感じもします。
私は透明軸の効用として、万年筆に有りがちな高級感、重厚感を和らげる役目があると思っていて、その意見に賛同してくれる方がたまにおられます。
他には、長時間の論述試験の受験生の方がインクの残量が一目で分かるという効果を教えてくださって、実用的にも非常に意義があるのだと思いました。
もともと万年筆に透明ボディができたのは、透明ボディをデモンストレーターというくらいですので、中身の吸入メカニズムの精巧さ見てもらうための万年筆だったようです。
吸入式が主流のペリカンの透明軸の万年筆は、かなり古くから(60年以上か)ありましたが、19年くらい前にペリスケという愛称の万年筆がありました。
当時、あまり透明軸の万年筆が発売されていませんでしたが、ペリスケは安っぽいということであまり人気はなかったように記憶しています。
そういうことを考えると、万年筆も時代とともに少しずつは変化しているのだなあと思います。
ペリスケと同じカラー(透明軸に金金具)で、クラシックM200デモンストレーターが復刻されます。
どれが本家本元かを議論するのは、無意味だと思いますが私はオリジナルのひとつだと思っています。
7月~9月にかけて順次入荷してきます。
ご予約も承りますので、ぜひよろしくお願いいたします。
EF,F,M,Bがあります。12600円です。