パソコンを換えました。壊れたわけではありませんが、7年間使ってきましたので処理の遅さなどそろそろ時代遅れになってきたというところが理由です。
前のパソコンはウインドウズビスタが出たばかりで、こういったモノに疎い私はその悪評も知らずに、新しいものが良いに決まっていると思って迷わず選択したのでした。
電源を入れて使えるようになるまでのウォーミングアップにかかる時間の長さにも慣れ、愛着さえ湧いていて、どこも壊れていないのに交換するのに抵抗もありました。創業時から使っていますので、今更ながら数々の思い出がこのパソコンとともにあると思うと惜しくなってきたけれど。
でも基本的に新しいものが好きで、パソコン選びは仕事の合間にネットを調べたり、電気屋さんのチラシを欠かさず見たりして、とても楽しかった。
テーブルに置いておいても邪魔にならない小さいもの、でも長文の入力があるのでキーボードを備えたノートパソコンで、オーバースペックでないものという条件をつけると意外となく、それでも製造中止になっているものを見つけてハーバーランドのお店で購入しました。
とてもコンパクトで、スピードも速く、とても気に入っていますし、実は初期不良で新品交換をしていますが、翌日には良品が届き、その時に対応の早さもさすが日本のメーカーだと感心しました。
万年筆というアナログの代表のようなものを扱いながら、仕事をするようになってからずっとパソコンに向き合ってきたような気がします。
自分でやろうと決めて、実行して、継続して、結果を出すことができた自分の最初の仕事らしい仕事は、それまでなかった顧客リストを作り、DMを出して、お客様を集めるというものでした。
もう16、7年前のことで、当時その方法が最先端のことにように思いました。
それをすることができたのも、同僚から1万円で買ったネットにもつながっていないデスクトップパソコンでした。
まだブラウン管で、しかもウインドウズ95のそのパソコンは狭い団地の部屋にはとても大きく感じられました。
それでもすごいツールを手に入れたと思ったし、そのパソコンがなかったら私の仕事は何も始まっていなかったような気がします。
それから何台もパソコンを使い捨ててきました。
万年筆と違い、仕事のための道具と思って割り切って使ってきて、こだわりなどはあまり持っていないけれど、当店の仕事においても、やはりなくてはならないものです。
またまたH田さんが購入した新品にソニーアルファ7Ⅱとフォクトレンダーノクトンのレンズ。