元町の夕暮れ ~万年筆店店主のブログ~

Pen and message.店主吉宗史博の日常のこと。思ったことなど。

私の全てを伝える

2006-02-23 | 万年筆
ある同僚にペン先の見極め方を教えました。
仕事が終わってからの遅い時間からの始まりでしたが、時間が過ぎるのも気にならないほど聞くほうも話す方も真剣なやりとりをしていました。
同僚は自分にはペン先を見極める素質がないと思っていましたが、それは今まで本当に肝心な見るべきポイントを教えてもらえる機会がなかったことが原因だと分かりました。
同僚はそのポイントを掴むと分かるようになってきたようでした。
私が退職してしまったパイロットのOさんやセーラーのKさんなどの偉大な先生方につきっきりで教えていただいて、分かるようになったのと同じように私もその同僚に全てを伝えたいと思っています。
万年筆についてもっと知識を深めたいと思った人が、ちゃんと知識を持った人に教えてもらうことしか、伝えていく方法はありません。
お客様方がどの店員に当たるかは本当に運しかないということになりますが、店員と話してみたり、自分の持っているペンをチェックしてもらったりして、ちゃんとルーペでペン先を見極めることのできる店員さんを選ぶ事をお奨めします。

2 コメント

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エイシア (Pen and message)
2006-02-26 02:20:46
聖祥様

エイシアは以前かなりの思い入れを込めて、記事を掲載したことがありました。

当時何も知らなかった杜甫の詩や生き方をある本を読んで共感して、中国の歴史や広大さに興味を持って関連の本を続けて読んでいた時でしたので、あのペンが表現したい世界を皆さんに伝えたかった。

これからもよろしくお願いします。
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見極める (聖祥)
2006-02-25 01:52:45
>ちゃんとルーペでペン先を見極めることの

>できる店員さんを選ぶ事



お客であるこちらが選ぶことは難しいので、

教えられて知識を得た店員さんがいるお店

である・・・ということが分かると、

「安心できるお店」ということになりますね。

だから、私はあのお店で万年筆を買います(^^)



購入したエイシアですが、サイトにアップいたしました。

またご覧くださいませ。

Pen and messageさまも、エイシアはお好きだそうですね。

本当に素敵なペンです。
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