元町の夕暮れ ~万年筆店店主のブログ~

Pen and message.店主吉宗史博の日常のこと。思ったことなど。

師匠と再会

2006-01-14 | 万年筆
万年筆を買ってもらうというのはお客様といろいろな話をすることができ、その方の考え方も聞かせていただけることもできますので、お話した方と共感し合えることがよくあります。
今から6,7年前に出会って、ご自宅にまでお邪魔するようになっていた方と先日数年振りに会いました。
その方は空間コーディネーターや書、絵画などアートと名の付くものなら何でも才能を発揮されている著名な方で、まだ若かった私はその変人振りに驚かされてばかりいました。
その方の容貌同様に風変わりでスタイルのある家で、日本的シンプルなデザインの考え方を話して聞かせてくれたのでした。
私が日本的なシンプルデザイン-侘び寂びのデザイン-がデザインの行き着く所だと発言するのは、この空間コーディネーターから教えられたことだったと、再会した時に思い出しました。