元町の夕暮れ ~万年筆店店主のブログ~

Pen and message.店主吉宗史博の日常のこと。思ったことなど。

ラミー

2006-01-18 | 実生活
昨年からのラミーの人気は衰えるところを知りません。
雑誌が特集記事を組んだり、ラミーだけの本が出たりとその人気に便乗しているのか、仕掛けているのか分かりませんが、ラミーを取り巻く状況もその勢いに拍車をかけています。
ラミーのデザインはこんなに人気が出るずっと以前から何も変わっていませんが、世の中がやっとラミーに追いついてきたのかもしれないと最近思うようになりました。
特に雑誌のページの作り方、色使いやレイアウトにラミーのデザインとの共通点を見ることが多くなりました。
シンプルなのはもちろんですが、本質だけを的確に伝え、そこに余計な感傷やこだわりを持たせないといったところでしょうか。
ラミーなら機能の邪魔をしない、デザインしすぎないデザインということになります。
本質を伝え、後は読者あるいは使い手のこだわりや好みにより自由に判断してもらう、そんな心地良さが最近のデザインの流れで、そこにピタリとラミーがはまったのかもしれません。

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
デザイン ()
2006-01-24 12:25:25
>デザインしすぎないデザイン

私がラミーの製品に魅かれるのは

このあたりが関係しているのかもしれません。

興味深く、拝見しました。
返信する
デザイン (柊さん)
2006-01-25 01:44:02
ありがとうございます。

あっさりしているようで、個性が確立されている。そんなデザインの筆記具はそんなにないですよね。

ラミー・・・偉大なペンだと思います。
返信する