元町の夕暮れ ~万年筆店店主のブログ~

Pen and message.店主吉宗史博の日常のこと。思ったことなど。

旅の扉更新しました

2012-04-24 | 仕事について

WRITING LAB.のブログ「旅の扉」(http://writinglab.jp/)更新しました。

仕事が終わりや、1週間の終わりに自分をリセットできるような場所がボンクのように私にもあればいいなと思います。

でも、もしかしたら日曜日の閉店後、暗く人通りもない場所にある当店の中で書き物をしたり、調べ物をする一人だけの時間は、自分をリセットする時間なのかもしれないと思います。

 

WRITING LAB.って何?とよく聞かれます。

当店と京都山科にあるインディアンジュエリー・ステーショナリーショップ「RIVER MAIL」との共同ブランドで、皆で集まって話し合いを重ねて出来上がったものを具体化していく集まりです。

私は仕事が遅い上に引っ込み思案な性質がわずかにあるために、オリジナル商品のアイデアがあってもなかなか実現しなかったり、そのままアイデアで終わってノートの肥やしになってしまうことがよくありました。

でも「RIVER MAIL」の駒村氏が良き理解者として私の背中を押してくれるような感じで話が進むことが多く、自分が日頃良いと思っていたものを実現することができています。

サマーオイルメモノート(https://www.p-n-m.net/contents/products/WL0002.html)は私が革を裁断して自作して使っていたメモ帳を商品化しています。シンプルで素材感丸出しの仕立ては私が理想としている物作りです。

そう言えば地図柄のキャバス地ノートカバーも私の地図好きを反映している。(目盛り好きは反映されていないけれど)

要はWRITING LAB.においてもやりたいことはやらせてもらっていて、何不自由なく仕事ができていると皆様にお伝えしたいと思っていました。そして、暖かく見守っていて欲しいと。

きっと私が相棒とする駒村氏のことを自分の会社を成功させて、インディアンジュエリーのお店も立ち上げたヤリ手のビジネスマンと紹介したために、資金的な支配関係があってWRITING LAB.に当店の意見が反映されていないのではないか、など心配して下さっている方もおられるのかもしれません。

そう言えば当店を始めた時、ル・ボナーさんが当店のスポンサーになっているという噂も一部であったそうです。

スポンサーがいて、それで仕事を始めると資金的には不自由しないけれど、他の部分で不自由になります。

それでは何のために独立して店をしているのか分からない。

私は誰かにお金を出してもらって仕事を始めるよりも、自分でお金を借りてする方をこれからも選ぶと思います。


話を元に戻すと、駒村氏と初めて会った時、どこかで会ったことがあったかな?と思いました。

何か他人ではないような親近感を覚えたのですが、それは駒村氏の中に自分を見たからだと後で気付きました。

何もかも違うにの、なぜそのように思ったのか分かりませんが自分が違う形になった感じを駒村氏から受けたのでした。

当店は5年間、非常にマイペースでやってきましたが、駒村氏が参加してくれるWRITING LAB.はちょうど良い刺激になっていて、今までやろうと思っていてもしていなかったことなどを実行できるようになりましたので、WRITING LAB.の活動は私にとって良い張り合いになっています。