浅草で開催された東京インターナショナルペンショーに参加していた。
イベント事、他店との関わりがないと多くの人に思われている当店としては異例のことだと思われているかもしれません。
しかし、ないように見えて、他店とのやり取りが当店にも少なからずあって、東京インターナショナルペンショーへの参加もそんな今までの繋がりから実現したものでした。
人付き合いが悪い私と他店とを結びつけたのは、名古屋の万年筆店ペンランドカフェの前のオーナー高木雅且さんでした。
強引な高木さんのおかげで当店は孤立することなく、何かあれば声を掛けてもらえている。
今は万年筆の世界から完全に身を引いておられて、ご自分で見つけた人の役に立つ活動をしておられる。すごい人だと思う。
東京インターナショナルペンショーは東京という場所、その規模の大きさ、注目度から、来年も参加したいと思っているけれど、このイベントでもっと来場される方の心をつかめるようにしたいと思っている。
当店は万年筆店というよりもステーショナリーセレクトショップなので、陳列商品がどうしても多くなります。
他のお店はもっと的を絞った商品構成にしているのでスッキリと分かりやすい。
その辺りを何とかしたいと思いましたし、当店でしか買えない商品の開発も強化しないといけないと改めて思いました。
課題は残ったけれど、東京インターナショナルペンショーはお祭りで、お祭り騒ぎは好きではないけれど、こういうお祭りなら参加してもいいと思っている。
来年は11月7日、8日に浜松町で開催されるようですが、きっと当店はその中にいるだろう。
ペンショーの後片付けをして、スタッフや手伝いに来てくれた関東にお住まいのお客様、工房楔の永田さんと夜の浅草を歩きながら、今年のペンショーが終わったことと、せっかく馴染みはじめたこの街に来年は来ないと思うと少し寂しい気持ちになりました。