元町の夕暮れ ~万年筆店店主のブログ~

Pen and message.店主吉宗史博の日常のこと。思ったことなど。

手帳に惹かれて

2015-10-11 | モノについて

手帳について、私も1年中考えている。

それは仕事において必要な道具だからとか、生活においてなくてはならない羅針盤のようなものだからというキレイごとを言うつもりはなくて、ただ手帳が好きだからということにとっくに気付いている。

以前は手帳が仕事へのモチベーションを高めてくれる役に立つと思っていました。

たしかに私たち手帳好きにとってはそうかもしれないけれど、一般的な話ではない。

私たちは手帳を使わない人、例えばスマートフォンでスケジュール管理などを行っている人について、あまり楽しそうでないと思ってしまうけれど、楽しいかどうかで手帳に書き込んでいる人はあまり一般的ではないのかもしれない。


一般的ではない手帳愛好家同士は、人が使っている手帳に影響を受けるという悪い癖を持っています。

自分で今の手帳のシステムは完璧だと思っていても、人が使っているのを見るとそれも使ってみたくなってしまう。

私は手帳好きの人のその悪い癖を突いて、皆さんも一緒に当店のオリジナルダイアリーを使いましょうと影響を与える方だということを時々忘れてしまうことがありますが、ぜひ当店のオリジナルダイアリーを使っていただきたいと思っています。

正方形ダイアリーには、日付入りのウィークリー、マンスリーの他に日付なしの1日1ページ、横罫や方眼罫があって様々な使い分けができて、クリエイティブな心をくすぐっていると思っています。

手帳を使っていない人を見て、よく仕事しているなあと思うことがありますが、その人も立派に仕事していて、あまり手帳は関係がないかもしれない。

ちなみに本についても、私は好きだから四六時中何か読もうとしていて、荷物の中に活字がないと不安になってしまうけれど、本を全く読まない人もいて、その人も私以上に立派に仕事していることを知っているので、読書の量と仕事もあまり関係がないのではないかと思っている。

話しが反れたような気がしますが、仕事に生きるかどうかは使われる人次第だけど、書くこと、手帳について考えることが楽しくなる手帳なら当店にあります。

現在、オリジナルダイアリーの革カバーもル・ボナーさんが製作して下さっていて、10月末には出来上がる見込みです。

当店のオリジナルダイアリーを使っていただいた結果、皆様の仕事も楽しくなればいいなと思っています。