元町の夕暮れ ~万年筆店店主のブログ~

Pen and message.店主吉宗史博の日常のこと。思ったことなど。

身近なローカル線

2012-08-14 | 仕事について

たまに叡山電車や嵐電などに乗った時に、電車が地元の人の生活のとても近いところにあるような気がして、独特の味わいを楽しめます。

River Mailのある四宮へ行く京阪電車京津線もそうですね。

地元の人にしてみると、それは路線バスのような日常の足で、見るべき車窓の景色もないし、駅の雰囲気を楽しむこともない。

それらの町中のローカル線が楽しいのは、日頃見ることができないような電車に乗ることができるということもありますが、私たちが子供の頃の駅や沿線の風景を思い出すことができるからかもしれないと思いました。

今朝、事故か何かで、いつも乗っているJRではなく、振替輸送の山陽電車で出勤しましたので、いつもと違う風景を見ながら来ました。

山陽電車は、阪神電車や神戸高速鉄道に乗り入れしながら姫路から大阪までJRと平行して走っていて、私の場合電鉄垂水から元町まで乗ることになります。

元町までの山陽電車の風景で味わい深いのは、須磨浦公園と東須磨の間だと思っています。(明石から西も良さそうですが、乗ったことがないので)

家の間ギリギリを通る線路、小さくて古い駅舎。特に夜通るとチカチカして薄暗い蛍光灯の光を感じる日本映画のワンシーンの中にいるような気分を味わえる。

たまに振替輸送に遭遇して乗ることになるけれど、これはこれで楽しんでいます。ローカル線なんて言うと地元の人に怒られるかもしれないけれど、なかなか楽しい電車の旅が味わえます。