元町の夕暮れ ~万年筆店店主のブログ~

Pen and message.店主吉宗史博の日常のこと。思ったことなど。

RIVER MAILへの旅

2012-08-02 | 仕事について

にぎやかなJR山科駅を降りて、京阪電車京津線に乗り換えて次の駅四宮で降りると、駅前に小さな商店街があります。

京都市内なのに田舎の商店街といった風情でなかなか趣があります。

買い物客の減少、後継者問題などでこの商店街もシャッターが閉まったままのお店が目立ちますが、近年になって若い人がここで今の感覚のお店を開くしょうな動きが出てきています。

リバーメールは駒村氏が、お母さんたちがしていたけれど数年前に閉店した本屋さんを改装して昨年9月にオープンしました。

インディアンジュエリーとステーショナリーのお店で、不思議な組み合わせだと思われることがありますが、なかなか合っていて全く違和感を感じません。

現地の部族を訪ねて直接買い付けしていくるインディアンジュエリーの品揃えは相当なもので、業界では既に知られた存在です。

ステーショナリーもセンスの良い内装にかっこよく陳列されていて、見ていてとても楽しい。

お店をしているとお客様が来られず、ポッカリと時間が空いてしまうことがあります。

そんな時、駒村氏は商店街の真っ直ぐ先にある駅の向こうの小高い山までの景色をタバコを吸いながら見るのが好きだと言います。

私もそうやって道路より少し下がった店先のスペースからパレス神戸の上に見える空を見ている。

店がダメになったら私たちは生活していくことができない。好きなことを仕事に選んだからには前に進んでいくだけだと腹をくくっているけれど、私たちはそうやって景色を見ながら、実は次の手について必死に考えている。

話が反れてしまったけれど、リバーメールはもちろん、商店街や四宮の駅の雰囲気、小さくてかわいい京津線の電車など、楽しい旅になると思います。

RIVER MAILにもぜひ行ってみてください。