元町の夕暮れ ~万年筆店店主のブログ~

Pen and message.店主吉宗史博の日常のこと。思ったことなど。

時代は動いている

2006-11-30 | 万年筆
100億円の売上を誇る会社は、101億円の売上の会社の前では値打ちがないし、ペン1000本の在庫をアピールする店は1001本の店の前では値打ちがなくなります。
今の時代がそうなのか、ずっとそうだったのか、企業やビジネスの値打ちがお金の額で決められていて、その金額が少ないと値打ちがないように思われます。
いわゆる負け組の負け惜しみに聞こえるかもしれませんが、自分や自分の勤める企業が負け組みだとは思っていません。
自分のすることや、私の属する企業の判断基準がお金の価値でしたら、必ず負け組みになっていくと思われますが、人々に何を訴えることができたか、どんな感動を提供できたか、ということが活動の基準になっていけたら、将来は明るいと思っています。
今日、ある鞄修理職人で、デザイナーで、物書きの元法律家というおもしろい経歴の人と話していて意気投合しました。
彼はそんな時代がそう遠くない将来に必ず来ると言っていました。
私も世の中が、静かに確実に動いていると思っています。