元町の夕暮れ ~万年筆店店主のブログ~

Pen and message.店主吉宗史博の日常のこと。思ったことなど。

スペシャル・サンクス

2006-10-08 | 万年筆
ここ数日お客様でありながら、私にとってそれ以上の存在である人たちの訪問が続き、自分の周りにそんな人たちがいるということがとても幸運だと感じられました。
画家のSさんは私がペンの仕事に携わった時からお世話になっていて、ご自身の個展にも招待していただいています。
Sさんはとてもたくさんのデザイン関係の仕事で実績があり、知らないうちに彼からは影響を受けていることがたくさんあります。
今回もディスプレイのしかた、品揃えなどについて厳しい指摘を受け、細かく指示していただきましたが、できる範囲でもその通りしてみると見違えるように空間が引き締まりました。
横浜市のTさんは年2回の帰省の時に寄って下さいますが、私が関わっているオリジナル商品についての感想、要望を率直におっしゃっていただけるので、とても参考にさせていただいています。
岡山市のKさんとはここ2年ほど前からのお付き合いですが、お手紙をやりとりさせていただいたり、Kさんの発行する雑誌をお送りいただいたりしています。
Kさんからは文章を公表することの厳しさや責任をその活動から改めて教えられました。
今回のご訪問でも面白いネタをご披露いただきましたが、ペンに関する話を越えて人生の先輩として、とても大切な話をしていただきました。
真剣に生きておられるその方たちの言葉は時には厳しく、決して耳に心地よいものばかりではありませんが、その心の中には優しさがあって、私のことを真剣に考えてくれたことが分かります。
私が迷走している時にアドヴァイスしてくれる人がいる、そんな幸せなことはないと思っています。