元町の夕暮れ ~万年筆店店主のブログ~

Pen and message.店主吉宗史博の日常のこと。思ったことなど。

アンティークペン

2006-07-18 | 実生活
アンティークのペンを一度に50本見る機会がありました。
1890年から1940年代までのものです。
全てアメリカで収集されたもの、パーカー、シェーファー、ウォーターマン、コンクリン、エバーシャープ、ムーア、リンカーンとイギリスのオノトでした。
こうやって年代の違うペンを見ていると、デザインの変遷が見られ、その時の流行というか、デザイン、仕様の流れみたいなものが見えてきます。
素材もだんだんと変わってきて、エボナイト、セルロイド、プラスチックと変わっていきます。
吸入方式も様々で、コンクリンのクレセントフィラー、シェーファーのシュノーケル、オノト式などおもしろいものがあります。
これらのペンを見に何人かの社員が来ましたが、皆がそれぞれの知識の範囲内で万年筆に大いに語っていきましたし、万年筆のことを知らない人もそれを面白がって聞いていました。
誰もをこんな楽しい気分にさせるアンティークのペンの本当の魅力に初めて気付きました。