膳-Sai

料理サロン Tomoko's Tableのご紹介。
食にまつわる、日々の暮らしを・・・

クーカルin奈良 「パッソ・ア・パッソ」有馬シェフ

2009-11-20 17:42:12 | 食道楽ランキング
昨日、クーカルのステージに行ってきました。
シェフは東京、深川でイタリアレストランをされてる有馬シェフです。
クーカルではおなじみの方で、クーカル通ご推奨です。

この日は、お天気はだんだん良くなってきて、ちょっと寒かったけど、初日に比べればなんてことありません。
いつものカウンター席に着くと、なんと隣は奈良ブログでは超有名人のtetsudaさんではありませんか。ほとんんど毎日、ステージに通ってるみたい。すごい気合の入れようです。久しぶりにお目にかかり、話も弾み、相変わらず賑やかなカウンター。
トップの写真は有馬シェフとステージを仕切ってるクーカルのKさん。

さて、この日のメニューです。いやー素晴らしい!

奈良で見つけたアンティパストミスティ
・美山椒のグリッシーニ
・大和肉鶏のカチャトラ風
・猪肉のフリッタータ
・根菜のワインヴィネガー和え
季節野菜のミネストローネ
結崎ねぶかのクリームパスタ
大和ポークの肩ロースのロースト マナ漬けのリビエーノ 黒大豆味噌ソース
西洋ナシの紫蘇ルビー煮
くるみのカントゥッチ
以上です。

品数も多くボリューム満点。シェフ曰く「夜ご飯はいりませんよ~!」席に着くなりおっしゃってました。
有馬シェフは一品一品丁寧に解説してくださり、質問にも答えて
尚且つ手早く盛り付け。これぞプロの技!

     


前菜は特に大和肉鶏が美味。ローズマリーやフェンネルが効いていて、チキンのコクもしっかり。お野菜が美味しい。

    


スープは大和マナや結崎ネブカの青いところ、キャベツ、玉葱がどっさり。ベースはチキンのスープ。最後に大和菊菜が入り、これがこのお料理の決め手。香り豊かな一品になります。お皿の周りにはチーズをおろして、好きな時に少し入れていただきます。チーズと菊菜驚きの相性です。優しいスープでした。

     



パスタとポークは同じお皿。フリッジにあっさり系のクリームソース、お葱の甘みがうれしい。お肉はマナ漬けが真ん中に入ってます。ちょっと野沢菜の古漬けのような味。ソースはお味噌味なんだけど、それを感じさせない美味しいソースでした。大和芋と白いんげん豆のピュレが添えられています。和菓子の練りきり風の味。ちょっと面白いです。

      


洋ナシのデザート。どのお料理も素敵だったけど、このデザートが秀逸。
シェフの心配りが感じられるのです。温かいデザート。外はやっぱり寒いのでうれしいですね~。当初の予定はアイスクリームだったそうですが、奈良に着いたらあまりに寒いんで、変更したそうです。
焼き洋ナシに、スパイスたっぷり、紫蘇入りホットワインのソースがかかります。柚子をおろしかけ、ブラックペッパーもちょっと挽いて、オーブンで焼いたローリエの葉が添えられます。香り豊かな素晴らしいデザートです。香りは使いすぎると難しいですが、微妙に効かせながら重ねていくと、大変奥深い味になります。


有馬シェフは香りの魔術師ですね。
明るくて楽しいシェフです。すっかりファンになってしまいました。
是非来年も来て頂きたいです。待ってま~す!