膳-Sai

料理サロン Tomoko's Tableのご紹介。
食にまつわる、日々の暮らしを・・・

クーカルin奈良 「神戸北野ホテル」山口シェフ

2009-11-09 15:33:29 | 食道楽ランキング
土曜日、シェフズダイニングのディナーに行ってきました。
予定外だったのですが強力なお誘いがあり、急遽予約を入れました。残席あとわずかで、危ないところでした。
山口シェフ、金曜、土曜とも満席。木乃婦の高橋さんにしても、これからのシェフ、もうほぼすべて満席のようです。皆さん、流石ですね!

この日は徒歩だったので、シャンパンで乾杯。美味しい!

メニュー
アミューズ 
つぶ貝のクロケット ブルギニヨン風、帆立貝柱のタルトレット、フォアグラとカリンのミルフィーユ。
前菜
大和肉鶏と野菜のテリーヌ三種のソース菜園仕立て(写真)
スープ
大和芋と大和太葱のスープ あまごとゆり根のラビオリ(写真)
お魚
真鯛のポテト巻き ごぼうのクーリーレモンの香り
お肉
大和牛フィレ肉のローストとバラ肉の煮込み トリュフ香る58度の卵
デザート
柿のフランべとパンドエピスのトースト ヨーグルトのグラス(写真)
以上です

芸術作品のようなお料理。グレードの高い、素晴らしいお料理です。
アミューズも見た目は小さくかわいらしいのですが、味は独創的。フォアグラとカリンは味のバランスが素敵。カリンの香りと食感がフォアグラを引き立てます。      
野菜のテリーヌは始めて出会った調理法。ケースに鶏肉、色々な野菜類を美しく入れ、なんと圧縮しているのです。まるで押し寿司のよう。
押した時に出た野菜のジュースでソースが作られています。
お野菜一つ一つが甘い!飾りに使われてる野菜たちも圧縮されてるのです。よく野菜チップはありますが、全く別のもの。これもほんのり甘くそれぞれの野菜の味がします。なんとも不思議な一品。素晴らしい。

     
   


ラビオリスープも独創的。フィリングがあまごが焼かれて細かく刻んだものと百合根のペーストが和えてあるのです。とろりんとした感じ。スープは濃厚。
お魚料理のごぼうのクーリー、初めての香りと味。ごぼうの香りとレモンって相性抜群なんですね。
お肉料理は58度の卵黄がウイックのガラスケースに入っていて、トリュフの香りを封じ込めてあるのです。それをお肉にかけていただきます。すき焼き風なんだそうです。ゴージャスなすき焼きです。

       


デザートがこれまた面白い。
変な卵が2個付いてます。アガーで殻を造り中にラズベリーのソースが入ってます。外側は金粉となんだったかな・?赤い粉を混ぜたものをつけてあります。
フルフルしていて、口中でパチッとはじけます。
最後のプティフールは圧巻。
8種類です。無花果のタルト、フランボワーズのマカロン、モンブラン、チョコレート2種、キャラメル、ラングドシャ2種。お腹一杯です。

この他パン3種類、食後の飲み物。

ホールは北野ホテルのソムリエやサービスの方々も沢山こられていて、ホテルがお引越しして来たようでした。

この日も素晴らしいディナー。

どのシェフも気合入ってます。すごい!!