膳-Sai

料理サロン Tomoko's Tableのご紹介。
食にまつわる、日々の暮らしを・・・

7月のお教室

2017-07-28 16:00:23 | 料理教室

少し遅くなりましたが、7月のお教室のご報告を。

今回はお食事会形式で、一品ずつお出ししましたので、いつものようなテーブル写真がありません。
それに、お料理のお写真も忙しくて撮る余裕なく、お教室の方からいただきました。

3日間連続で限定しての開講でしたが、もう少し段取り良くできればよかったなぁと色々反省。
やはり通常のお教室をもう少し楽にできるようにした方がいいのかなぁ・・なんてあれこれ考えています。

お花は連日の暑さで毎日変わりました。

       

虎の尾と里芋の葉っぱや家にある、葉っぱも。
里芋の葉がどうしても水上げ悪く、元気がなくなります。この時期、お花は難しいですね。花器は川北さんの吹きガラス。涼し気で好きなんです。お教室の方から出版のお祝いにいただいたもの。5月のちんゆいそだてぐさにも出店されてて、この器のことを覚えてらっしゃって、お話ができてよかったなぁ~と嬉しかった~。

お料理はレシピにないもの

       

大和丸ナスの田楽です。これは市販のトウキ味噌に白味噌や調味料をプラスして作ったお味噌を添えてます。

トウキ葉のかき揚げ

       

五條の香りごぼうと、素干しの桜エビとトウキ葉のかき揚げ。カリカリして、香りよく。これは、評判の一皿でした。

とこんな感じでのお食事会。

お教室の方からこんなプレゼントも。
お庭で作ってらっやるスイカ!冷たく冷やして持ってきてくださいました

      

可愛い小玉スイカ。隣にあるのは大和丸ナス。こんな大きさなんです。

切ると

      

皮が薄くて、ほぼ全部頂けるくらい!とっても甘くってびっくりです。
小さくても美味しさが凝縮しています。

こんな美味しいスイカがお家でできるなんてすごい!ちなみにこれは2号。13個できるそうです。

さて、来月の「ええ古都なら」はスイカを使ったお料理です。皆様お楽しみに!
夏らしいさっぱりメニューですよ。

 

9月末までお教室はお休みですが、来週は恒例夏のお食事会でフォーシーズンズ京都のブラッスリーに伺います。
久しぶりなので楽しみです。

毎日暑いですが、お身体をお気をつけて皆様お過ごしくださいね。


リストランテオルケストラータ 2017

2017-07-26 16:47:02 | 食道楽ランキング

先週のことになります。

ブログもちょっとお休み状態で。皆様申し訳ありません。
先週は日程限定のお教室、お食事会形式でなんとか無事終了。

その後、リストランテオルケストラータで会食がありました。
毎年恒例になりつつあります。

夕暮れ時のオルケストラータから眺めるお庭は本当に美しい。
なのに、写真を撮ってない!

緑が濃く、美しいんです。

さて、お料理

            

こんなメニュー。ワインを飲まれる方には嬉しいコースです。全部セットになってますから。
もちろんノンアルコールもセットで用意してくださいます。が、ちょっと甘いので、折角のお料理を美味しくいただきたいので、いつものガス水です。

まず、アミューズ

          

トランペットとヴァイオリンの塩味のクッキー、生ハムも添えられてます。暑い夏に塩しっかりで、美味しいです。

1皿目 まくわ瓜と豆乳のパンナコッタ 薩摩甘エビとキウイのマリネと共に

          

まくわ瓜を丸ごと1/2,くり抜き器に。甘エビがねっとりと美味しい。さっぱりしてるけど、コクのあるパンナコッタです。豆乳独特の香りが無く、爽やかでした。ナスタチウムがアクセントで美味

パン

          

自家製バターも添えられています。バターというよりヨーグルトのような、クリーミーなカテージチーズのような塩味の効いたものでした。あっさりと美味。ローズマリーの香りも

2皿目 鮎のスパゲティ

         

鮎、鮎してます。鮎のフリットにソースは鮎ミンチ。緑のゼリーはまるで蓼酢のよう。酸味があり一緒にいただくとサッパリと美味しい。きゅうりの千切りも食感、香りをプラス。鮎ソースは肝のほろ苦さも効いてて、このパスタはお気に入りです。

3皿目 鮮魚のヴァポーレ モロヘイヤと様ざまな貝のソース

        

絶品のスープとお魚でした。モロヘイヤの青臭さはなく、お魚は蒸してあるのでふんわり、下に敷いてある貝のミンチが食感よく、お出汁も合わせっていて、コクを加えているよう。オクラや、ごぼうのチップも香りよく楽しいです。

4皿目 じっくり低温で火入れした倭鴨 無花果と赤ワインのソース

        

キャラメリゼされた無花果と鴨は一緒にいただくとさらにおいしく。鴨の下には大麦のリゾットがあります。これがもっちりと食感よく美味しい!

デザート 和歌山産あら川の桃のコンポート ベルベーヌのババロワ 桃のスムージーソルベ

        

見た目もどっしりとしたデザート。たっぷりと桃をいただきます。あっという間に完食です。桃のデザートはひらまつのお得意なのかしら。丸ごと1個のコンポートはスペシャリテだし。

小菓子

        

サクランボのケーキやチョコレート、メレンゲのお菓子。お腹いっぱいでも美味しい!

コーヒーをいただき楽しい会食は終了。

やっぱり、私たちのグループが一番最後。いっつもぐずぐずで。。というか楽しくて遅くなってしまうんです。。

料理長が変わられましたが、私は今の方のお料理の方が好きです。

また、お伺いしたいですね。

 

お教室も終わり、昨日は久しぶりに実家に。すっかりご無沙汰でした。
さぁ、ええ古都ならのお料理も準備しなくては!

あぁ。。それにしても暑い・・・・


7月のお教室メニュー

2017-07-17 09:01:53 | 料理教室

連日の暑さ、皆様いかがお過ごしでしょうか。

三連休最終日、今日も暑そう・・・

さて、明後日からお教室。今月は日にちも限定、お食事会風にいたします。
ご参加の皆様は着席でお料理を楽しんでいただけます。主婦にはありがたい、上げ膳据え膳タイプ。暑い夏のおもてなしです。

今月は夏の長いもの祭り!

まず、

         

お野菜も一緒にボリューミーに

ごはんは、混ぜご飯に。こちらは関西を代表する夏のお魚、鱧。私の大好きなご飯です。

        

今回は活鱧を使って、上品に。工夫次第で、色々楽しめるご飯です。

この他、丸ナスのトウキ味噌田楽、トウキと香りごぼうのかき揚げ、夏のお味噌汁と用意しています。
大和トウキ葉のフレッシュも手に入るので、香りを楽しんでいただきます。

デザートは金時豆の冷たい餡とヨモギ生麩、アイスクリーム添え。

さてさて、どんなお食事会になるやら。。。
なんといっても私一人なので、レシピの説明聞きながらゆっくりと~~


「ええ古都なら」7月のお料理がアップされています

2017-07-15 22:07:26 | スローフード

7月の「ええ古都なら」のおりょうりがアップされてました。

今月の食材は大和トウキ葉のフレッシュです。

       

セロリのような香りが清々しく、生クリームにもピッタリ。肉質のしっかりした大和肉鶏との相性も抜群です。

お気に入りの一品

詳しいレシピはこちら

http://www.nantokanko.jp/furusatonoaji/9014.html

とっても簡単ですが、おもてなしにも。

 

大和トウキ葉のフレッシュは6月7月が一番香りが強いそうです。この機会にぜひお試しください。

JR奈良駅1階のうまいものプラザで購入できるそうです。

 

今日も暑かったですね。
京都の祇園祭は三連休でさぞ人出の多いことでしょう。
結婚前は毎年、宵々山や宵宵々山に行ってました。
懐かしいなぁ~~、あのお囃子も。

来週はお教室!明日も準備。今月はお食事会形式、、どうなるやら・・・


アンダルシア産イベリコハムのセミナー

2017-07-11 22:48:45 | スローフード

今日はカイハウスさんのお誘いで、アンダルシア産イベリコハムのセミナーに行ってきました。

             

会場は京都駅前の京都タワーホテル。ホテルは初めて。1階のお土産物売り場も地下の京都タワーサンドというフードコートも新しく、びっくりしました。

カイハウスのアーティストクラブに所属されてるお料理教室の先生方14名ほど参加されてて、お名刺も交換させていただきました。
なかなかお会いする機会がなく、お話しさせていただくのも楽しかったです。

さて、会場は130名満杯。イベリコハムのサーヴィスもありました

            

黒いタグ付き、最高級です。

席にはオリーブオイルやシェリービネガーの試食が置いてあります。巨大なオリーブの実も

           

1部はアンダルシア産オリーブオイルやシェリー酒、ビネガーを使ったお料理の紹介です。
アンダルシアで星付きレストランのシェフ、ホセさん、そして、日本料理店をされてる高倉さんのお料理です。

           

アボカドに塩を振り、オリーブオイルでコーティング、右はジャガイモのピュレにタコ、パプリカのソース
奥はイベリコハムの骨。骨で取った出汁を使ってます。

           

緑のソースは抹茶とオリーブオイル。

          

左はヒメジにシェリーの香りを移して低温調理したお料理。右はイベリコ豚をマリネして黒ごまをまぶして、低温で焼いたもの。下には紫芋のピュレ

試食はアボカドとオリーブにシェリー酒のジェリーを詰めたものでした。どちらも軽い感じで美味しかった。
出来れば全部食べてみたかった。。残念。

2部はイベリコハムの規定、カット方法の講習

         

切った面がまっすぐ平でなくてはいけないそうです。

         

こんな感じに。ハムは脂も有るところ少ないところと場所によって色々なので、2枚ぐらいのお皿を用意し、盛りつけるようにするそうです。

いろんな盛りつけがあるようです。

         

これは全部、盛り付け例。どれもアーティスティックですごい!

あっという間に終了時間。最後にセミナー終了証をいただきました。
イベリコ豚、ハム、知らなかったことばかり。イベリコ豚はみんなどんぐりで育ってるわけではなく、等級があり、厳しい管理を要するみたい。
百聞は一見に如かず、で有意義な一日でした。

帰りに伊勢丹により、お中元を贈ったり、お買い物をして、帰りました。

暑い一日でした。明日も暑そうですが、皆さまご自愛くださいませ。

 

さぁ、明日はレシピの続き。来週からお教室だというのに、準備が・・・・・

 

 

 


長艸純恵先生のご講演

2017-07-09 22:46:27 | Weblog

今日は、奈良春日野国際フォーラム甍で開催された、裏千家の茶道文化講演会に伺いました。

         

お茶の世界から遠い生活をしているので、なんだか緊張。
結婚前は裏千家のお茶のお稽古に通い、建仁寺や円山公園などでお点前もしていたのに・・・・、
信じられないくらい忘れてるし、情けないことです。

まずは呈茶
カジュアルなお席でよかった!
綺麗な上生菓子、流水の寒天に黄身餡がくるまれています。玉子風味満載の餡で、お茶も美味しくいただきました。久しぶりのお茶席
あらためて、お茶もやっぱりいいなぁ~、と。お教室の方がお茶のお教室をされてるから、お稽古に行きたいなぁ・・なんて思い始めました。

会場には先生の作品ブースも。もう少し大きいお部屋で拝見できるとよかったなぁ・・
多くの方々が一部屋に入って見学するので、折角の素晴らしい作品をゆっくり拝見できず、ちょっと残念でした。
先生の作品は以前から何度も拝見してますが、何度拝見しても素晴らしい!
初めての作品もあり、益々の進化を感じました。すごい!

さて、今日のメインは京都の日本刺繍の伝統工芸士、長艸純恵先生のお話です。

能楽堂に場所を移し、まずは裏千家のビデオをみて、それからお話。

能楽堂には敏明先生の素晴らしい能衣装が飾られてます

     

     

      

美しい~~、

お話は、刺繍の歴史、奈良からはじまり、元は繍仏から始まるようです。曼荼羅図や仏像が刺繍で表現されてます。
着物の歴史もお話しされ、知らないことばかりです。
祇園祭の修復、復元のお話も。本当に大変な作業で、びっくりしました。
刺繍教室のお話も。ちょっと習ってみたい気分にもなりましたが、なかなか難しい。。。
日本の伝統文化、日本刺繍を進化させ、また後世に継承していく難しさも話されてました。
文化の継承は技術そのものだけではなく、日本文化としての礼儀やお作法の大切さも一緒に学ばなければならないこと。
本当にその通りだと思いました。工房には塾生もいらして、色んなことを生活や仕事を通して学ばれてるそうです。
一人でも多くのかたが日本の伝統を引き継いでいただきたいなぁっとつくづく思いました。

私は、結婚前にしばらくお手伝いに通っていましたが、もっと真剣に色んな事に向き合えばよかったと、反省。今更遅いですが。。
でも、その時気が付かなかったこと、出来なかったこと、今からでも遅くなく、日々精進しなくてはと、あらためて思いました。

有意義な休日を過ごすことができ、嬉しかった!

明日から、また頑張ろう。


オテルドヨシノ 和歌山

2017-07-04 17:24:16 | 食道楽ランキング

週末、久しぶりに出かけました。

和歌山まで!この季節、そろそろ桃も出てくるころだし、以前から行ってみたかったレストラン、オテルドヨシノに是非!
予約の電話は数日前でしたが、運よくお席が取れてよかったです。

こちらのお店には以前アコルドゥでサービス、ソムリエをされてた女性もいらして、お目にかかるのも楽しみでした。

ビルの12階で眺めもいいです。

           

店内は国立競技場の設計でも有名なザハさんのデザインのアクリルオブジェやテーブル。奥のテーブルはわかりにくいですがオレンジ色。三角の模様の透かしが入ってます。面白い!虹色のアクリル椅子も、まるで、ポールスミスのストライプのようです。

私たちのテーブルは普通です

          

さて、お料理、折角なので、スペシャルなランチコースをお願いしました。

         

まず、アミューズ

チーズ入りのプティシュー

        

そば粉のガレット アジのマリネ

        

サクサクのガレットにカリフラワーのクリーム、アジのマリネとシブレットの花、爽やかなレモン風味、酸味もあり、初夏らしいスタートです。

太田養鶏場の紀州鴨のコンソメ

        

なんて濃厚なスープなんでしょう!炙った鴨の背肉とトリュフが入ってます。香ばしい鴨の香りがたまりません!コラーゲンも一杯って感じ。胡椒が効いてて、スパイシー。久しぶりの本格的なコンソメ

パン

       

自家製パン。香ばしく、しっかりとして美味しい。

フランス産仔牛とフォアグラのパテアンクルート

       

たまらなく美味。ピスタチオのカリカリがアクセントで胡椒も。手前はプルーンと赤ワインのソース。奥はお野菜の自家製ピクルス
しっかりとボリュームがあります。

本当はこちらのカキのお料理が本道です。

       

湯浅産天然岩ガキ 柑橘と白ワインのジュレと共に、というお題です。
私は生ガキがどうも苦手で・・・。ソースだけお味見。白ワインが良く効いてました。きっとカキに合うんだろうなぁ・・っと。
それにしても、巨大です。10センチ以上はありそう。。

和歌山産イトヨリのパイ包み

       

美しいお皿です。エビも和歌山産です。チュイルはホタテの身。向こう側にはハーブのサラダ。
パイの中はお魚と、ホタテのムース。イタリアンパセリを細かく刻んで入ってます。ソースはオーソドックスなアメリケーヌ。王道のお料理。美味しいなぁ。。重いけど、こういうお料理好きです。

お肉用のナイフが用意されます

       

ラギオールなんですが、蛍光ペンのようで、びっくりしました。全6色あるそうです。

 

フランスシストロン産仔羊の背肉のロースト

       

軽いローズマリーの香り。ソースはオレガノ風味。お肉、風味よく美味しい!癖がなくミルキー。付け合わせは、花のついた可愛らしいズッキーニ、豆、仔羊のチョリソー。これがスパイシー!ズッキーニの花の中には細かく切ったラタトュイユが入ってます。
お腹いっぱいです。

お口直し

       

ミルクのアイスクリーム。ほとんど糖分が入ってないようです。和歌山の牛のミルクだそうです。ほんのり自然の甘さ

善兵衛農園のびわ「涼風」のコンポジション 山椒のムラング

       

この泡の下にビワの実が入ってます。ビワの種で杏仁風味のアイスクリーム。一緒にいただくとビワの風味満載です。山椒がほんのり香るメレンゲのスティックがアクセントに。素敵なデザートです。

食後の飲み物と小菓子

       

私はダージリン、お菓子はピスタチオのケーキに木苺、ラズベリーのマカロン、カヌレ
カヌレ、絶品!かなり外側がしっかりと焼かれてて香ばしく、ちょっとプリンのカラメルのようです。ラム酒も効いてて、こういうカヌレは初めてかも。大きさもちょうどいいし。お土産に買いたいぐらいです。

最後の小菓子もしっかりいただいて、お腹いっぱい!

ホールを仕切るHさん、アコルドゥ時代に比べて、素晴らしく成長され、凛々しかったです。こういう志の高い方を見てると、嬉しいですね。後輩への指導も欠かさず、感心するばかり。お料理に合わせて、選んでくださったワインもとっても美味しかったみたい。ソムリエですから。すごいね!これからもどんどん頑張って欲しいです。

手島シェフはアコルドゥのオープニングレセプションでお見掛けしただけで、今回初めてお話しました。お人柄がお料理によく表れてると思いました。

遠くまで来たかいがありました!

途中の紀ノ川の道の駅で桃も沢山購入できたし、満足満足!

 

今日は今月のお教室メニューの試作撮影も。大好きなメニューですが、10年前のです。ちょっとリメイク!

これから大雨かしら。。皆様もお気をつけてくださいね