先週末、横浜からお友達ご夫婦がこられ、白(つくも)に伺いました。
白は2回目 前回は3月に伺ってます。
今回もうっかり行き過ごしてしまいそう。。暖簾や、看板?のようなものがなにもないので。。
今月のメニュー
1皿目 冬至カボチャ 南瓜生麩 小豆
南瓜生麩に小豆がのってます。お出汁のあんがかかり、ちょっとピリッと辛いですが、もっちり美味。
2皿目 粕汁 根菜 焼き白子
この粕汁、変わってます。お汁は薄めの白味噌。薄揚げの袋状の中に根菜類色々、焼いた白子が入っていて、ここに酒粕も。上にはおネギやみょうがもあと柚子。お揚げをくずすと、粕汁に。楽しい演出です。あっさり仕立て。
3皿目 旬魚ミニちらし
薄くすし飯を敷いた上に鹿児島のアオチビキというお魚。癖のないあっさりとした、上品なお魚です。芽ネギ、トウモロコシのスプラウと、赤かぶの甘酢漬け。美味しいお魚!和久傳の鯛ずしを思い出しました。トウモロコシスプラウトが面白い。
4皿目 丸と大根
すっぽんと丸大根の炊き合わせです。ちょっと濃い目の味で、今までの流れのアクセントになる一品。添えてあるのは生姜とネギのみじん切り。これがピリッと香りよく、お料理にぴったり。すっぽん、コラーゲンたっぷりで、こっくりとしてます。
5皿目 八寸 冬支度
カダイフを揚げて作られた、藁苞のようなもの。中にはキンメダイで作った、寒椿。赤い皮を生かして、バラのように巻いてます。
金ごぼうの天ぷらがほっくりと美味しい。きのこ類、やカリフラワーも。蕪のピュレも優しい味わい。白い粉はタピオカ粉
カダイフの傘を全部いただいたら、この時点でかなりお腹が。。。
6皿目 寒ブリつみれのかぎろひ焼き
お料理が出来上がるとお醤油の香りが、というより、お味噌の香りも。下の板状は醤油かすを固めて作った板。その上に寒ブリをたたいたものをのせて焼いてます。上の赤いのはビーツをカリッと焼いたもの。彩がいいです。ぶりのつみれは初めていただきました。お魚自体はあまり味がついてないのですが、下の板の香りでいただく感じ。新しい味で楽しい!
7皿目 和彩サラダ
和風ガルグイユのよう。生の野菜や火を通したもの、食感も楽しいです。リンゴのドレッシング、出汁ジュレ、かかってます。
8皿目 倭鴨のつけそば
お出汁の香りがたまりません!御蕎麦は8.5の1.5割の御蕎麦。二八ではないところがこだわり?細目でのど越し良く、香りも。美味しいお蕎麦。
前回もおそばに感動しましたが、今回も。
残った汁にそばの実のおかゆを入れてくださいます。蕎麦の香りが強く、また違った美味しさです。
9皿目 春日おん祭り
春日大社の御朱印です。
蓋を開けると
素敵な設えです。ろうそくは蓋を開けてから、つけてくださいます。このろうそくで香木を炙り、香りをいただいてから、お菓子をいただきます。香木は伽羅。いい香り!
お餅は道明寺粉と黒米を突き合せたもの。中にはあんことイチゴ。イチゴの上にクロケットクリームが忍ばせてあります。ミルキー~~、美味しいお餅でした。もう一ついただきたかった~~。
久しぶりの白さん、以前のようなアヴァンギャルドさが薄まり、なじみやすい感じに。
でも、ところどころにその片鱗が感じられ、楽しかったです。
楽しく美味しい時間。すっかり遅くまで楽しみました。