膳-Sai

料理サロン Tomoko's Tableのご紹介。
食にまつわる、日々の暮らしを・・・

ドリームガールズとラ・フェットひらまつ

2013-08-31 17:13:39 | 食道楽ランキング

数日前、初めて新しく生まれ変わった、中ノ島のフェスティバルホールへ行きました。

杮落としの公演も色々あり、魅力的だったのですが、なかなかご縁なく、今頃に。ドリームガールズはもう何度も映画を観ています。
家にDVDもあるし。ビヨンセも好きだし。。

今回は、このミュージカルのチケットと37階にある、ラ・フェットひらまつのディナーがセットになった券です。珍しい!
ひらまつはとっても有名なレストラン。一度伺ってみたいと思っていたので、良いチャンスです。

お昼の公演を観て、ディナーということに。

あの赤い階段

           

この階段で記念写真を撮ってる人が多い!私も・・・

ステージはこんな感じ。

           

生の演奏はやはりいいですね。エフィー役の人、素晴らしかった!

カーテンコール。カーテンコールは撮影OKなんです。

           

なかなか上手く撮れません。客席はほぼ総立ち状態なので。

           

素敵だったなぁ~・・もう一度見に行きたいぐらい。

ディナーの時間まで、小1時間ほどあったので、ビルの中を見学。

13階でエレベーターを乗り換えるので。そこには展望テラスもあります。

           

床は木材。建物のデザインも素敵です。カフェもあるので、そこで休憩。

少し早めにお店へ。入り口には案内の方が。すっかり写真を撮り忘れて、あ~がっかり。。

早速お席へ。眺めもいいです。窓際の角のお席。

食前酒を

            

自家製桃のシロップとグリオット。ジュースみたいでついゴクゴク。

            

チーズのスフレとアンチョビとオリーブのマドレーヌ

            

ふわふわ、温かで美味しい!

ひらまつオリジナルのシャンパン  シャルドネ100%   すっきりしてます。

             

夏のアミューズ三種の饗宴

             

グラスの中はフルーツとうもろこしとそのポップコーンのアイスクリーム、白いスプーンは明石蛸とインカの目覚めのジェのベーゼ、左は南仏セート風ヤリイカのトマト煮込み タルト仕立て。
どれも繊細で美味しい。これからのお料理が楽しみになります。

足赤海老のポワレ リコッタチーズのアニョロッティ レモンの香り 完熟トマトのブルーテと共に

             

海老が香ばしくサッと火がとおり美味しい。アニョロッティは中にレモン風味のチーズ、トマトと海老のスープに良く合い美味しい。

パンとバターが運ばれます。写真を撮り忘れてます。このパンとバターが絶品なんです。バターはエシレの30gポーション。パンはフランスの職人に途中まで焼いてもらって冷凍にして空輸されたもの。お店で最後の焼きを入れます。このパンが2種類なのですが、なんとも風味豊かで美味しい。パンとバターだけでも満足できます。

 

鴨フォアグラのキャベツ包み トリュフのジューソース

             

              

これが絶品!ひらまつのスペシャリテで30年続いてるお料理だそうです。

キャベツのシャキシャキと濃厚なフォアグラの外側がカリッと焼かれて香ばしく、そこにトリュフ。濃厚だけどそれを感じさせないお料理です。かなりの大きさですが、するするといただけます。

 

金目鯛のポワレと爽やかなフヌイユのピューレ 長茄子のカネロニ仕立て レモン風味

              

フェンネル風味のソースが美味しい!カネロニの中にはコロコロと切った茄子が、リモンチェロかな?で調理したようなのが包まれてます。ちょっとお菓子みたい。風味豊かです。

 

和牛フィレ肉のロースト 黒胡椒風味の赤ワインソース 季節の野菜と共に

              

もう、この時点でお腹一杯です。頑張っていただきました。赤身のおいしいお肉。そんなに黒胡椒の風味は強くありませんでした。しっかりとした味わいです。

 

デザートの前にチーズのサーヴが。チーズは別腹でいただきました。

              

フレッシュからウォッシュ、ハード、ブルーと色々ありましたが、爽やかにシェーブルのフレッシュで。はちみつも添えていただきました。ブラッドオレンジのはちみつ。久しぶりにシェーブルをいただきましたが、爽やかで美味しい。

 

デザート1品目 ティラミス ラ・フェットスタイル

              

冷たいカップの底にはコーヒーゼリー、上にマスカルポーネのクリーム、その上にエスプレッソのカキ氷。夏風で美味。

 

二つ目のデザート  桃のコンポート マラスキーノ風味のグラニテ

              

これがすごい!桃丸ごと1個です。ハーブやスパイスでさっと煮て、5日間冷蔵庫でマリネして味を浸みこませます。そのシロップでグラニテを作り、最後の仕上げにマラスキーノで風味をプラス。かなりのボリュームですが、するするといただけます。グラニテは量も多くカキ氷です。なんだかとっても上等なカキ氷をいただいてるようです。このデザートは25年続く、ひらまつスペシャリテだそうです。

今回のコースはスペシャリテが2品も入っていて、すごい!

 

最後に小菓子とハーブティー。

             

ハーブティーはドライですが、ミント、レモンバーベナ、ラベンダー、あと1種類・・・・忘れました。4種類のオリジナルブレンド。小菓子は5種類の中から好きなだけいただけます。パッションフルーツのジェリー、アプリコットのケーキにしました。どれも、ホント美味しい。

 

観劇のチケットとのセットディナーだったので、どんなお料理かなぁと思っていましたが、素晴らしいコースで感激いたしました。

 

室礼もお花も素敵で、サーヴィスも素晴らしい!

是非、またお伺いしたいです。

 

ショーとディナー・・・素晴らしい1日でした。

 

              

 

 


プレミアムマルシェのおみやげ

2013-08-30 15:54:56 | Weblog

昨日、東京から無事帰ってきた葛城の西川さんから、お米配達のついでに、お土産をいただきました。

              

マルシェのパンフレットと新潟、みのりファームの丸茄子 梵天丸と、マスターズブランド認定品2品。

お茄子は水茄子のような形ですが、火を通した方が美味しい。関西の丸ナスと違い種がなく、また違った食感です。

認定品の2品、こちらは以前試食しましたが、どちらも美味。特に山椒のオイルは大好きです。

山椒オイル、早速使ってみなくては!

 

昨日の空。すっかり秋の空。綺麗だったので、写真に収めました。

             


クーカル軽井沢 2013 コルビシェフのカフェ 

2013-08-25 17:36:46 | 食道楽ランキング

軽井沢最終日、ドミニクコルビシェフのカフェでお昼をいただき帰る事に。

この日はクーカル最終日なので夕方5時からは恒例のさよならんナイトがあるのですが、参加してると、当日中に帰宅できなくなってしまうので、已む無く断念。。

カフェを楽しんで帰ることに。

最近何度もお世話になってる、軽井沢の宿。もうすっかりおなじみで、ゆっくりできます。

                

パラソルの横はテニスコート。

さて、コルビシェフのカフェはクーカル会場の2階。ちょっとわかりにくいです。テラスもあり素敵な空間

                

                

                

お部屋はこんな感じ。落ち着いた空間でカフェというよりレストランです。

2日目にいただいた東京吉祥寺のお茶屋さん「おちゃらか」さんのお茶がいただけます。日本茶ベースのフレーバーティーが有名です。オーナーはフランス人のソムリエ。日本全国のお茶を試して、川根のお茶にたどりついたそうです。ベースのお茶は川根のお茶です。

色々フレーバーがあり迷いましたが、

                

巨峰のフレーバー緑茶です。ワイングラスでいただきます。なるほど。。。私もしてみよう・・・・

温かいほうじ茶。チョコミント風味です。

               

これはお気に入り!香りが強すぎないので、ほうじ茶が美味しくいただけます。

どのお茶も香りははっきりとしてますが、飲むとそのお茶の味なんです。不思議。。。香りの量、使い方がすごい!さすがソムリエ。
昨年、色々試してみましたが、また、やる気がでてきました。香料も仕入れて、オリジナルティーを作ろっ

最終日コルビシェフのランチ。こちらは予約なしで楽しめます。

カボチャのスープ バニラの香り

              

素晴らしい!バニラの香りがほんのり。からし菜がアクセントに。ホワイトコーンの食感がスープを引き立てます。
美味しい~

メインはお肉(鶏肉)お魚と選びます。私はサーモン

              

このソースが、見た目より軽くふわふわ美味しい。味はクリームや玉子の風味もあり、しっかりしてますが、とても軽いんです。まるでレーヴのケーキのようです。サーモンに良く合い、オーソドックスだけど新しい風味。ラタトュイユは塩気が少なくお野菜の味がよくします。
心から美味しいと思えるお料理です。

デザート

              

レモンタルトにアイスクリーム。タルトは娘がコルドンで作ってくるのとよく似た味。甘くてすっぱくて美味しい!

大阪のサクラ時代からコルビシェフのお料理はいただいてましたが、やっぱり好きです。コルビシェフは9月1日から日本のコルドンブルーの校長先生に就任されるそうです!おめでとうございます。

美味しいお料理でホントに楽しいクーカルでした。今年はお盆と重なっていたのでさんざん迷いましたが、やはり行ってよかったとつくづく思いました。いろんな方々ともお友達になれ、また、いつもの仲良しのご夫婦ともご一緒できたし、よかった!

時間も少しあったので、帰りに立科の方に行ってみました。

通りがかった長門牧場。観光牧場のようですが、広大な土地に牛や山羊、羊が放牧されていて、素敵な環境です。

            

さっそく、ソフトクリーム

            

美味しい!

           

この日の空は格別

           

楽しい軽井沢旅行、ありがとう!

              

 

 

             


天空カフェ Aura と楽記

2013-08-25 12:29:43 | 食道楽ランキング

フィネスのランチの後はご一緒だったお友達ご夫妻の案内で山の頂上のカフェに連れて行っていただきました。

ホントに山の上で、1回では曲がれないカーブも何箇所か。まるで秘湯の会の温泉に行く道のようです。

お天気は今ひとつだったのですが、頂上は涼しく、気持ち良いです。

              

眺めは霞んでますが、下に軽井沢の離山が見えます。アイスティーをいただきました。

               

800円!眺望代も含まれてますね。。とにかく、気持ちの良いところです。

お土産もついてます。

              

クッキーです。お薬のようになってて、面白い!

天空を後にして、宿に戻りました。

宿ではこの日、ワインの勝山さんが先日オープンされた楽記の叉焼とアヒルを持ってきていて、1パック1000円で販売されてたので夕食に二つ購入!この日の晩御飯はこのお肉達とビール、サラダ!お肉美味しい!ボリュームも満点。ますますお店に行きたくなってしまいます。

明日はコルビさんカフェへ。


クーカル軽井沢2013 ラフィネス 杉本シェフ

2013-08-23 16:47:39 | 食道楽ランキング

軽井沢、二日目です。

軽井沢、きっと涼しいだろうと期待して来ましたが、朝から結構暑いです。太陽の陽は奈良より強いし・・。夜に雨が降ったせいか、モワッとしてるし・・。でも、日陰は少し爽やかです。

                

ランチは12時始まり。まだまだ時間があるので、宿の近くをお散歩。

少し早めに会場に到着。こんな建物です。

                

マルシェの準備も。お野菜、桃、リンゴ・・・販売されてますが、明日、帰る前に買います!

この日のランチは、クーカルでお知り合いになった横浜のご夫妻とご一緒です。1ヶ月ぶりでしょうか・・・

そろそろ時間です。。陽が入り、会場内は結構暑いです。

                

先ず、直七のドリンクで。久しぶりに直七いただきました。すっきりとして美味しい!

                 

この日のお料理に合わせて、勝山さんがワインをセレクト まずは・・

                

1皿目  食前酒と共にその日のおつまみ2種  マッシュルームのギリシャ風 鴨のリエット

                

どちらも美味。鴨のリエットは滑らか濃厚、よく、崩れず串に刺さってるなぁ・・・・・

2皿目 信州黄金シャモのコンソメ

                

熱々のスープがワイングラスに入ってます。ホント、黄金色。サービスが始まると、親子丼の香りが充満!濃厚です。。
熱いのでゆっくりと味わいます。この1杯に鶏一羽分のエキスが入ってるそうです。濃厚なので極々一気にというわけには行きません。
飲み終わると、口の周りがぺっとりと。コラーゲンもたっぷりなんでしょうね。秀逸の一品!

スープに白ワイン

                

三皿目 フィネスのスペシャリテのフォアグラのトリプルコンソメ風味、パンデピスnパウダーとソーテルヌのジュレ

                

絶品フォアグラ。さすがスペシャリテ。フォアグラは特別好きな食材ではないのですが、これは、美味しい!お店のマークがパンデピスで型取ってます。素敵ですね。 お塩、ペッパー、赤ワインソース、ジュレを合わせていただきます。ジュレが香り豊かで甘味も濃厚、フォアグラによく合います。

四皿目 信州サーモンのマリネ、瞬間燻製とシャテルドンを海水に見立てたジュレを添えて

               

綺麗なお料理です。昨晩いただいた依田さんのクレッソンも入っています。美味しい!トマトもいろんな種類が。下には海水に見立てたジュレ。海水風なので、結構塩が効いてます。

シェフの盛り付けを見ることが出来ました

                

透明の袋の中は薫煙が充満しています。この中でサーモンに香りをつけています。

薫煙製造機 アラジンを持つシェフ 

               

お料理に合わせて、ワイン

               

五皿目 明石の天然鱧とマツタケのサプライズ仕立て、鮑のコンソメ

               

こんな感じでサーブされます。

はさみでカットしていただくと・・・

               

マツタケの香りが充満!今年初です。鱧はすり身にし、トリュフ入りはんぺんのようです。鮑のコンソメには、生クリームが少し入っていてクリーミー。結構濃厚な味です。鱧はかなり活かっていて、すり身に裏ごしするのが大変だったそうです。筋肉痛になってしまったそう・・・。鱧は新鮮だと、かなり身が固いそうです。硬いというか弾力が強いのかしら。時間がたつと、身も軟らかくなってくるそうです。大変な重労働・・・。

六皿目 フランス、ビュルゴー家シャラン鴨のフィレ肉のロースト、アワビ茸を添えて

               

皮がパリパリ、塩もしっかり、ちょっと焼き鳥を思い出しました。アワビ茸はバターでソテーされてるようです。食感良く美味しい。。やっぱり信州はきのこ類が豊富で美味しいですね。

ワインはこちら

               

明るい色のワインです。

七皿目  ピーチメルバ

              

飴細工のデモ。飴の温度は130℃。大変な作業です。薄いゴム手袋だけだから、かなり熱い!ゴム手袋の下に軍手をはめたら??と思うのですが、娘曰く、プロはゴム手袋だけだっと。軍手なんてはめると、感覚が鈍くなるそうです。なるほど・・・。

             

イタリアの桃のリキュールをデザート全体に霧吹きでシュシュっとかけてくださいます。すっごく良い香り!ピーチにはほんのりバラの香りがしのばせてあります。なんとも複雑な香りで美味しいデザート。あっという間になくなって、悲しい・・・・

最後の小菓子

             

フィナンシェとジェリー。フィナンシェ周りがカリッとしてて美味しい!ジェリー・・・・・気がついたらなくなってました・・・・・・・・

しっかりしたお料理でした。デモも多く、楽しかった!

 

             

 

 


クーカル軽井沢2013 山形アルケッチャーノ 奥田シェフ

2013-08-21 16:39:17 | 食道楽ランキング

クーカル軽井沢は13日から始まって18日まで。

お盆期間なので、13日から15日までは家を空けられません。お寺さんも来られるし3度のお膳もあるし・・・。というわけで、16日のディナーからの参加です。
16日はランチ、ディナーともに、山形アルケッチャーノの奥田シェフ。最近、ダボス会議の料理長を務められたり、ローマ法王やダライラマにお料理を作られたりと世界的な活躍をされています。
私はスローフードの全国大会で山形に2009年行ったときに初めてアルケッチャーノでいただきました。この時はまだ奥田シェフも普通にお店におられて、普通な?感じのシェフでした。ところが・・・今回はまるで別人のよう。というか、今の姿が本当なのかもしれませんが・・・・

会場は旧軽井沢倶楽部というところで、建物はバブル時代を彷彿させます。でも、素敵!

              

夕暮れ時、表の緑もしっとりとして、いいですね。お客様も案内されて、そろそろ始まりです。40名満席のところ、この夜は51名。新たにお席を作って、満員です。すごいですね。私のテーブルは、なんと料理の鉄人の審査員でもおなじみのマッキー牧元ご夫妻がお隣。なんだかどこかで見たことあるなぁ・・・なんて思っていました。それから、グルメな歯医者さんの6名。

テーブルには

             

サイン入りのメニュー表

初めに主催者クーカル代表の西森さんと、奥田シェフのご挨拶。お隣にはお料理に合わせてワインをセレクトされる、勝山さん。

             

和やかな雰囲気で始まります。お料理の度にシェフのレクチャーが入ります。これもすごい!

先ず、

一皿目 小布施茄子にのせた棚田さんのあゆと茄子漬マリナードに漬けたお魚

              

小布施茄子はまるで関西の丸茄子のよう。実もしっかりしてます。その上に10cm程度のこんがりと焼けた鮎がのっています。茄子と鮎を一緒に食べると美味しいそうです。ついつい最初は別々に食べてしまうのですが・・。
左は茄子の漬物とその汁につけたお魚。昆布〆とは違った美味しさがあります。どちらも美味。ちょっと和食をいただいてるようです。

二皿目 和がらしの香りをつけた八町きゅうりと洋がらしのジェラート

              

これが、面白い!八町きゅうりは信州の伝統野菜。これがからし漬になっていて、その漬けてたからしでジェラートが作られています。なんとも、食感風味が楽しいです。これをいただくことによって。口中の鮎の香りや油がすっきりと流されるそうです。確かに・・。

三皿目 潰したきゅうりと信州サーモンの身の43℃調理と骨の125℃調理

              

きゅうりは色んな大きさ形に切ってあり、大きいものには隠し包丁が入ってます。皮は薄く千切り。しっかり噛んでキュウリの味や香りを存分に楽しめるように考えられてあり、それに合わせてサーモンも部位によって調理法がかわってます。
サーモンの身は舌の上でホロホロと溶けるようです。お魚の繊維はまるで感じられません。骨は缶詰の中骨をしっかりと焼いた感じ。香ばしく、食感も楽しいです。楽しい、遊園地のようなお料理でした。

四皿目 あさま味鶏の胸肉と黒豆のフレーグラ あさま味鶏の手羽元とホワイトコーンとボタンコショウ

              

パスタ料理です。何がパスタなのか写真ではわからないと思います。少し黄色身がかった粒粒がパスタ。クスクスの原型だそうです。わざと、大きさを揃えていません。大きいのや小さいの、色んな形があります。そうすることによって、色んな味わいが楽しめ、よく噛むようになるそうです。胸肉と黒豆はほぼ同じ程度の大きさ。ボタンコショウはピーマンのようなとうがらし。少し辛いです。あと、生のホワイトコーンがパラパラと。チーズの粉も添えられています。
なんとも不思議なパスタ料理です。黒豆、胸肉、パスタ、鶏の味がしっかりと浸み込んでいて、美味しいです。噛めば噛むほど味わい深くなるお料理です。手羽元はマリネしてから焼いてあるそうですが、ほんのりと甘味を感じました。ボタンコショウがアクセントでいいですね。コーンも。

五皿目 信州米豚の気圧スープにモロヘイヤのとろみトマトを入れて

               

このスープが絶品!塩豚を作って、それでスープを作ります。気圧というのは蓋のかわりにラップをして、直に火にかけるのではなく、蒸すようにして加熱します。そうすると液体とラップの空間の空気が膨張し圧がかかります。そうして塩豚から美味しく美しいスープがとれるのです。中華料理の蒸篭に入れて作るスープに似ています。
そのスープに更にお昆布にかわる、トマトの出汁(グルタミン酸)が加わり、和食で言うお澄ましが出来上がります。
モロヘイヤのとろみで少しとろ~んとした感じが洋風な感じに仕上げています。セロリの香りもほんのり。 

六皿目 信州の鹿の股肉と一緒に噛めば噛むほど味が軽くなるにんじんのピューレ 鹿ロースのヘルシーカツレツ添え

              

なんとも面白いお料理。にんじんピュレにはアッサムティーが入ってるそうです。どうしても味がわかりませんでした。にんじん特有の味が優しい味になっているのはそのせいでしょうか。。。カツレツのほうはグリッシーニをオリーブオイルでカリカリに焼いて添えてあります。一緒に食べることによってカツレツ風になるのです。この調理法はお教室でも一昨年かな??鶏胸肉でしました。グリッシーニではありませんが、パン粉を香ばしくオリーブオイルで焼いて、ふりかけのように使いました。奥田シェフと一緒です!うれしい・・・!
グリーンは菊菜とクレソン。シェフは鹿には菊菜が一番合うと言ってました。なるほど、新しい発見です。
クレソンは形状が普通にお店で販売されてるものとは違います。味はピリッとして辛い。香りも強く、美味しいクレソンです。こんなクレソンが手に入ればうれしいなぁ~・・!
後日軽井沢の生産者依田さんに伺ってみたら、品種が違うそうです。一般に販売されているのは水のあるところで育つものですが、いただいたクレソンは地元に昔からある、土で育つクレソンだそうです。なるほど・・。かなり味、香り、濃いです。

付け合せのサラダのドレッシング代わりはなんと土鯨。鯨の肉をバルサミコ、ビネガー、オイル等でマリネしてレタスの上にのせてあります。もう、びっくりです。でも、このお肉と野菜がよく合うんです。驚くことばかりで・・・。

七皿目 にんじんの流れでイエローマジックシャーベット

              

柿酢とオレンジで作られたシャーベット。ほろ苦さと酸味がすっきりと。

八皿目   信州ブルーベリーとモッツァレッラチーズのムース

              

甘くないデザートです。ブルーベリーの味を引き立たせるために、甘くしてないそうです。右のムースの中には、賽の目に切ったモッツァレッラがコロコロ入ってます。ムースの溶ける様な食感にチーズの弾力が面白いです。
左の塩味アイスクリームを一緒にいただくと、甘さを感じます。

最後にカントゥッチと辛味大根

              

テーブルに運ばれてくると、あの大根おろしの香りがぷ~ん・・・。イタリアンなのに・・。セルフで辛味大根おろしをのせていただきます。
最後にこれでもかっという感じです。だまされたと思っていただくと、信じられないくらい、口中が甘く、そしてすっきりとします。
まるで、魔法にかけられたみたい・・・。

 

とにかく、驚きの連続でした。以前、山形でいただいたお料理とは全く違い、哲学的なお料理です。でも、きちんとその土地の食材が生かされていて、本当にすごいなぁ~と感心するばかりでした。

 

最後にシェフや同じテーブルの方々とお写真を撮って、感動の夜は静かに閉じてゆきました。

 

 


プレミアムマルシェ お知らせ

2013-08-20 21:33:39 | お気に入り食材

今日はお知らせです。

今週末24日、25日、東京、恵比寿ガーデンプレイスでプレミアムマルシェが開催されます。

         

         

 http://www.yanmar.co.jp/premium-marche/marche/

各地の生産者さんが自慢の食材を持って出店されます。
無施肥無農薬八朔の葛城の西川さんも八朔ジャムを持って出店です。料理マスターズブランド認定を受けた食品は今回のマルシェに皆さん出店されるようです。

山形アルケッチャーノの奥田シェフのイベントもあるようで、素敵なマルシェになりそう。

関東方面でご興味のある方、是非足をお運びください!

 


クーカル軽井沢 2013  諏訪大社

2013-08-19 17:54:31 | Weblog

先週、16日から軽井沢に行ってきました。

13日から18日まで毎年恒例のクーカル軽井沢が開催されてたので。さんざん迷ってやはり行くことに。
お盆期間なので車は混雑するし、宿も取り難そうなので。。。
宿はいつも泊まってるところが運よく取れて、良かったのですが、この期間やはり少し高くなってました。。
道路の渋滞はなんとかまだましでヤレヤレ。でもかなり車が多く、運転がしにくかったです。疲れますね~・・

16日は朝8時半ごろ家を出て、まず、諏訪大社に寄り道。
クーカルはディナーからの参加なので。

諏訪大社は行ったことがありませんでした。今回は秋宮と春宮を参詣しました。

先ず、秋宮

               

               

立派な注連縄です。

              

奥のお社です。

              

お社の四方には御柱が奉られています。立派です。

次に春宮

             

形式はほとんど同じようですが、こちらの方が少しこじんまりとしてるかな・・

            

            

この春宮の近くには「万治の石仏」という石仏があり、そちらもお参りに

             

小川が流れて、地元の人が楽しそうに泳いでます。泳ぐというより、水遊び。。暑いので気持ちよさそう。。

             

こんな石仏です。ちょっとコミカルな感じですが・・・

            

この石仏の周り念じながら3周してお参りします。

しっかりお参りして、お守りも購入。これで残り半年きっと無事息災に暮らせるはずです。。

さぁ、軽井沢へ!

それにしても、暑い・・・・・

 


サバの水煮缶のサラダで朝食

2013-08-12 17:22:21 | お気に入り食材

今流行りのサバ缶でサラダを作りました。

スーパーの棚にはサバの醤油味や味噌味、水煮とだいたい3種類ありますが、水煮としょうゆ味はほぼ売り切れ状態。もうびっくりです。いつも山ほどおいてあるのに・・。TVの影響ですね。。

今回はうずら豆とあわせてサラダにしてみました。

                 

材料はサバ水煮缶、うずら豆缶(本当はキドニービーンズで作りたかったのですが、ストックがなく)、紫玉葱、万願寺トウガラシ、きゅうり、レモン汁、塩、胡椒、フェンネル、白ワインビネガー、オリーブオイル。

紫玉葱はスライスして水に晒します。水気をしっかり絞ってボウルに入れます。
サバ缶は汁をしっかりきって、玉葱のボウルに入れ、レモン汁、白ワインビネガー、オリーブオイル、塩、胡椒、フェンネルで調味します。
万願寺トウガラシはヘタを落とし、種を取り、薄くスライスし、ボウルに加えます。
きゅうりは半月にスライスしてボウルに加えます。
全てを混ぜ合わせて、冷蔵庫でマリネして出来上がり。

バケットを焼いて、のせています。
サバ缶サラダ、美味しかった!ついつい食べてしまいます。万願寺を加えたのが良かったなっ!

簡単ですが、ボリュームもあるので、おかずの1品に是非!


昨日、今日の朝食

2013-08-09 15:24:56 | スローフード

2日分の朝食です。

それにしても、暑い!家の中はとうとう35度。無風状態になってる・・・。クーラーはどうも苦手で・・、扇風機もあまり好きじゃないけど、あまりに暑くて、扇風機だけ回します。。ふぅ・・・

昨日

                

先日、芦屋に出かけたので、帰りにビゴのパンを久しぶりに購入。小さい型のハードパンです。さっと焼いて、スクランブルエッグ、キュウリ、ミニトマトのサラダをのせて、ケチャップ少々。サラダは前日の夜の残りです。スクランブルエッグにビネガー、オリーブオイル、塩、胡椒を入れ、あえて冷まします。その後にキュウリとトマトを入れてほんの少しのマヨネーズを入れ、混ぜて出来上がり。玉子が入るので、少しおかずが軽いときに作ります。パンにのせると味が少し物足りなくなるのでケチャップを足しました。正解!奈良県産デラウエアも添えて。

今日の朝食

                

今日も晩のおかずの残りが登場。夏の肉じゃがをビゴのパンにのせて、チーズも少しのせて焼きました。ゴーヤサラダとオレンジも。

ビゴのハードパン、素朴で美味しい。何にでも合うので、用途が広いです。

夏の肉じゃがはお教室でもグレードアップバージョンで登場しています。昨年・・・。

今日のはお惣菜バージョン。この肉じゃが、お出汁なしで作ってます。お出汁の変わりは100パーセント無塩トマトジュース。今、日本料理では鰹節やお昆布に代わる出汁が注目されてます。トマトにはお昆布と同じグルタミン酸がいっぱい。トマトの出汁は漉して透明になったジュースを使いますが、家庭料理なのでそのまま。具材はいたってシンプル、牛肉、玉葱、ジャガイモ、この3種。それとはずせないのが、新ショウガ。
この肉じゃがは冷たくても美味しくいただけます。それと、冷蔵庫で置いておいても、風味が変わらないというのもうれしいです。鰹や昆布のお出汁で作ったお料理は置いておくと、どうしても生臭さが出てくるように思います。その点、このお料理はそんなことも無く、いつも変わらず美味しいというのがうれしいです。調理も簡単なので、暑いときには助かります。お弁当にも大丈夫!

お教室は夏休み。お教室の生徒さんはお孫さんのいらっしゃる方がとても多く、教室の大きなテーマが「お嫁さんに自慢できる、簡単、おしゃれ料理」。
毎月このテーマを軸に季節に合わせて考えています。そこに、地元の食材を合わせたり、地方の美味しい食材もプラスしています。日本には各地で自慢できる素敵な食材や調味料が沢山ありますから。。
それと、はずせないのが行事食。行事食は代々受け継いでゆくものです。食は文化ですから、家々、土地土地の行事を伝え、それにまつわる食も受け継いでいてもらいたいものです。
お教室でも、季節に合わせて、行事食を取り入れ、作りやすくして提案しています。それぞれの家の味を大切に伝えていってもらいたいですね。。

ばあば達、頑張って!