昨日はお教室の方のご紹介で、橿原にある、奈良唯一の醸造酢を作ってらっしゃる奈良ミヅホさんへ伺いました。
折角、橿原方面へ足を延ばすので、まず、まほろばキッチンへ(直売所)。こちらに集合で昼食をいただきます。
まほろばキッチンにはフレンチレストランとバイキングの産直レストランがあり、今回はバイキングの方。1620円で90分。
凄い人気!満席です。予約を入れておいてくださったので、ゆっくりとお席を確保でき、よかったでした。
お料理の種類も多くてびっくりです。あたたかいおかずや、和え物、煮物、サラダ、マリネ、茶粥ににゅう麺、粕汁も。すじカレーもありました。デザートも色々。皆さんとあれこれ感想を話しながら、色々といただきました。お味もよく、まじめに作ってらっしゃるのがよくわかります。やはり、お野菜料理が豊富で、食材の味が大切に調理されてました。まなの白和えや、野菜のマリネ、白菜とおじゃこのサラダには素麺をパリパリに揚げたものも添えられて。奈良のっぺも。素朴だけど、こういうおかずが飽きずにもりもり食べられるんですよね。デザートもしっかりいただき、お腹いっぱい。
お食事の後は直売所の方へ移動して、お買い物。果物、野菜類も豊富、奈良のお土産加工品、お豆腐類、肉類となんでも揃ってます。
ついつい買ってしまいます~~、
あっという間に時間も過ぎ、いよいよメインの工場見学へ。まほろばキッチンからは車で10分かからないぐらい。新ノ口の免許センターに比較的近いかな。。
古い建物が道路を挟んで建っています。明治の建物だそうです。なんだか、香りが・・ふんわりと。
早速、見学です。社長さんがご案内、ご説明してくださいました。
母屋にも上がらせていただき、会社の説明や簡単なお酢の作り方の説明をお聞きし、お酢の元となるお酒(濁り酒)の試飲も。私は車だったので、香りだけ。すっごく残念!普通の日本酒より、アルコールの度数が高いようです。
こちらのお酢の原料となるお酒は3段階。初、仲、留と三段階。やはり、元になるお酒をしっかり美味しく作らないと、というのがコンセプトのようです。
母屋を出て、醸造の段階ごとの館を見学です。まず、お酒。昨年に仕込んだもの。
こんな樽が5から6個ぐらいあったかしら。。梯子に上らせていただき、中を拝見
発酵してます。香りも麹や、何とも表現できない発酵の香り。初めて見たので、飲んでもいないのに、気分はハイ!
次にこれを絞ります
この布でろ過します。こちらも、まだお酢の香りではありませんが、やはり発酵の香り。
圧搾機。
搾りかす(玄米黒酢)
これは、美味しくないそうです。
絞ったお酒と水、種になる元酢を1対1対1で配合し、酢酸菌も加え、お酢になるまで静置発酵です。
昔ながらの静置発酵をしてる醸造元は少ないそうです。やはり時間がかかりますからね。撹拌して空気に触れさせて発酵させると1日から3日程度でお酢が出来るそうです。
ミヅホさんでは所有している山から切った吉野杉の樽で発酵です。まぁ、年季が入ってるわ!
この中にお酢が入ってるのですが、だいたい40度ぐらいで、温度管理して、発酵を促してるそうです。樽には麻布のようなものが巻き付けられて、冷えないようにしてあります。この館に入ると、これまた香りが凄い!お酢の香りだけではなく、やはりこの樽やしみついた発酵のかおり、凄いです。
こちらでも梯子に上って中を見学
この写真では分かりにくいですが、温泉のように湯気が上がってます。静置発酵は空気に触れてる部分だけが発酵して、中のアルコールや水が中で対流をおこし、お酢になってゆくそうです。
なかなか大変な作業です。職人さんもご説明くださり、お仕事中に、ありがたかったです。
見学後、こちらの商品三種類、米酢、黒酢、すし酢を試飲させていただきました。ちょっと癖のある香りですが、米酢はフルーティーな個性ある、香り。強さも感じました。黒酢はその香りに甘味と旨味がプラスされた感じ。コクがあって、面白い。この黒酢ですし飯を作っても美味しそう。甘味があるからお砂糖は控えめがいいかな。。
奈良の中華料理店の桃谷楼さんでは、こちらのお酢でお料理を作ってらっしゃるそうです。
今回は2本購入!
どんなふうに使おうか楽しみです。
早速、今使ってる、千鳥酢と比べてみましたが、全く違う!ミヅホさん、インパクトあります。個性的だわ~~。
比較して、益々楽しみになりました。
すっかり長居をしてしまいました。でも、有意義で楽しい一日でした。
お世話くださったお教室のWさんに感謝です。長時間ご説明くださった大西社長さんありがとうございました。
ご一緒くださいました皆様ありがとうございました。
楽しかったね~~~!
奈良ミヅホさんのHPです。ご覧ください。