「なかひがし」のつづきです。
熟れ寿司の後はこちら
8品目 猪の治部煮風
大きな器です。
猪肉に葛を打って、焼いてあります。小芋は一度裏ごしして、丸にして揚げてあるようです。丸大根、金時にんじん、畑菜がたっぷり。
小芋はとっても滑らか。クリームのよう。丸大根は、さすがプロの仕事。色は白く、出汁はしっかり浸みてます。畑菜はまるで家のお惣菜のように沢山入ってます。肝心の猪、脂身が美味しい!お出汁は昆布だしが利いてて、少し甘め。この甘さが猪にぴったり!お腹一杯の一品です。
おくどさんではご飯が出来上がってます。
もろこや、めざしがじんわりと炭火で焼かれてます。
9品目 焼きもろことばちこ のびるの酢と
子持ちの大ぶりのもろこが3尾。山葵菜と赤カブを焼いたものがあしらわれています。のびるを細かくして酢漬けにしたものを付けていただきます。
もろこ、食べ応えがあり、2尾で十分。でも全部いただきましたが・・。こんなに子が詰まったもろこ始めていただきました。じっくり焼いてあるので、ホクホクしています。
10品目 鹿肉のフライ ふきのとうの天ぷら、クワイ、蕪、堀川牛蒡、しゃくし菜。
手前の菊芋のピュレにつけていただきます。
鹿肉は鹿ではないみたい。まるで牛肉の赤身をいただいてるようです。菊芋のピュレにつけていただくのですが、そのままで美味しい!個人的にはウスターソースにつけて食べたい・・・。邪道かしら?????
ふきのとうが優しくほろ苦く、美味しい!しゃくし菜ははじめてです。しろ菜のような感じ。この葉っぱを菊芋ペーストにつけるとかなり美味。
11品目 しゃくし菜とお揚げのたいたん
家のご飯みたい・・・。お揚げが若干重い感じ。おなかが一杯なので・・。
12品目 おから、ブロッコリーとカリフラワーの赤かぶおろしがけ、香の物
おからのたいたんは野菜屑と茹で大豆が入ってます。上にはセリ。大豆が・・・重い。。無しがいいです。おからはさすがプロの味。ブロッコリーとカリフラワーには、赤カブをおろし、すぐきの漬け汁を加えて酸味と塩気を付けてあります。さっぱりと美味。香の物は壬生菜、すぐき、赤カブ、昆布。
13品目 有名なめざし。
これが、有名な空飛ぶめざしです。なぜ空を飛ぶのか・・。このお皿が鰯雲の空の柄なのです。鰯雲の空をめざしが飛んでるというわけ。
ご飯。写真はありませんが、普通に炊きたてごはん。
次に、プチパリ。フランスパリへちょっと旅だそうです。
鰯雲のお皿に、山椒香味油とイギリスの塩をおいてくれます。おこげ(パリ・パリ)をイギリスの塩と山椒オイル(オイルは 中東でなかひがし・・)につけていただきます。これでヨーロッパから中東を通って日本。
次はニューヨークのマンハッタン
緑はセントラルパークの木々、朝陽が昇ってる様子だそうです。赤いのは梅肉、下には大根おろし、ゆかりのふりかけ、ご飯が一番下に。お茶漬けです。
これで世界一周だそうです。この駄洒落うんちくがなんともおかしいです。。
デザート 橙寒に酒粕アイスクリーム、上には金柑チップス、大原のいちごにミニ干し柿
橙寒、寒天ではないような、もっちり感があります。アガーかな?面白かったのは、ミニミニ干し柿。木に生ったまま、干し柿に。味は干し柿、甘い!濃厚です。まるで、貴腐ワインのぶどうのよう。。
最後にコーヒーと小菓子
このコーヒーが楽しいです。インドのチャイみたいに淹れてくださいます。こんな感じ
なんと、このコーヒー淹れてから、2週間ほど寝かしてるそうです。水道水をろ過して、浸透圧を使って淹れてるそうです。イマイチよくわかってないのですが・・・・
小菓子は黒糖の金平糖に蘇。奈良の蘇とは色も味も全く違う!これまた不思議。。チーズのような香りがふっとして、味はミルク。5時間極弱火で詰めてるそうです。
こんなコースでした。
とにかく時間のかかった?お料理が多いです。鰤も、一昨年の鯖とか、コーヒーに至るまで・・・。
お野菜が多いですが、お腹は一杯です。
珍しい、手の込んだお料理がいただけて、楽しかった!ご主人の中東さんの駄洒落も面白い!
ここで、ニュース! ご主人の中東さん、 3月末ごろ、NHKの有名番組、プロフェッショナル仕事の流儀に出演されます。
私たちがお食事が終わりお店を出るのを待っていたかのように、撮影スタッフが準備を始めていました。びっくりです。
お食事風景、撮ってくれても良かったんだけど・・・・・・・
今から楽しみ。観なきゃね!