22日のシェフは音羽和紀さん。故アラン・シャペルのもとで、日本人で初めて修業をされた方です。このシェフの日を選んだのは、奈良のアコルドゥのシェフ川島さんが宇都宮のオトワレストランでコラボディナーをされ、そのお話、そして音羽さんのお人柄等を伺っていたからです。それと、アコルドゥにお食事に行った時、音羽さんのご長男が研修にいらしてて、お話もさせていただいたので、是非にと思い伺いました。
お席はカウンター中央です。あまりに良いお席なので感激してしまいました。やはり、シェフズテーブルはカウンターがいいですね。
最初のお料理、
ヤマメのパテ、キュウリソース(写真)写真を撮るのを忘れてしまったので、シェフが目の前で盛り付けてるのを撮りました。
ヤマメのパテはちょっとほろ苦く濃厚。美味しかったです。キュウリのソースも爽やか。
とうもろこしのポタージュ、パルメザンのムソーズ。とうもろこしが甘く、そこにパルメザンの泡がアクセントになりコクが出てます。
伊達鶏白レバーのフラン、諏訪湖のザリガニのムスリーヌソース。フランはふわふわ。味はこっくり。エビの香りとトリュフの香りがそそります。
お魚料理は信州サーモンの軽い燻製と鶏のコンソメジュレ(写真)
このお料理、サーモンの燻製の香りがとても上品。リンゴとサーモンを引き立ててます。隣の半熟卵黄と軽く火の通ったレタスとジュレ、一緒にいただくとなんとも美味。優しいけどコクあります。
お肉料理は、やはり伊達鶏、胸肉のロティ、フォアグラ風味。この日のコースのテーマは伊達鶏かしら??鶏胸肉は、フレッシュな感じが、フォアグラとよく合います。リンゴのチャツネかしら、それを一緒にいただくと、アクセントになってこれまた美味。
デザートは3種、信州杏のコンポレートとグレープフルーツのグラニテ。甘酸っぱい杏とほろ苦いグラニテが相性抜群。
お米のミルク煮といろいろな豆。お米のミルク煮はこっくり甘いです。でもざくろやブルーベリーの酸味が良く合い、お豆も可愛いアクセント。
最後のプティフールは揚げスイートポテト、蜂蜜レモン。
これは、大好きな味です。スイートポテトは軽くって、かかってる蜂蜜の香りがとてもいいです。レモンの酸味と香りが効いてます。
コーヒーかお紅茶。私は紅茶。
どのお料理も優しい、丁寧なお味です。素材の味が十二分に活かされて、まじめな味。音羽さんのお人柄が感じられるお料理でした。
この日はカウンターでうぐいすさんご夫妻にお声をかけていただき、ビックリ!
コメントも入れてくださってて、なんだか恥かしくって・・・。
通のいろんなお話も伺えて、感心するばかりでした。
奈良クーカルでお目にかかるお約束もできたし、うれしかったです。
心のこもった美味しいお料理を素敵な方たちといただく・・。美味しさも倍増します。
うぐいすさんご夫妻、お声かけてくださってありがとうございました。
帰りのタクシーを待っている間にお客様は皆お帰りになり、私たち夫婦だけになってしまいました。音羽シェフ、マダム、マネージャーの方ともゆっくりお話させていただき、素敵な夜が更けていきます。