昨日から、クーカルin奈良の後半が始まりました。
前半は馬見丘陵公園で、後半はクイーンアリスシルクロードで開催されます。
後半はシェフズダイニングで予約制。期間中の月曜日は志賀直哉旧居で。
夜の会場はこんな感じ。らくだの剥製2頭がお出迎えしてくれます。
初日のディナーは、あの「料理の鉄人」というTV番組で元祖鉄人の石鍋シェフです。
なんて、懐かしいんでしょう!石鍋シェフは沢山のお店を経営され、お忙しく飛び回ってらっしゃるようです。
今宵は、このクーカルのために自ら厨房に入られ、お料理をされるということで、石鍋シェフのお料理を直々にいただける最初で最後のチャンス。クーカル奈良、ならではのカードです。これぞ食のイベントの醍醐味ですね。
シェフ、かなり力を入れてるそうです。
ワクワクしながら会場に伺いました。
会場内の様子です
この日は、コメントでもお馴染みのうぐいすご夫妻とご一緒です。
まず、クーカル代表の西森氏のご挨拶。その後、石鍋シェフのお話。メニューの解説です。お席が厨房に一番近いど真ん中だったので、シェフがすぐそこです。あ~・・やっぱりオーラを感じます。ちょっとお歳は召しましたが、すごいわ~・・。
早速お料理です。
この日の一夜限りのメニューです
宇陀金ごぼうのヴルーテ キャビアサンド添え
キャビアと卵のサンドですが、今風だけど、懐かしいキャビアのお料理。ごぼうのスープが優しく美味しい。流石なお味。スープの上のピックに刺してあるのは、ごぼうを細かくしたものを揚げたもの。サクサク食感が楽しくごぼうの香りも楽しめます。
フランス産秋のキノコのスープ 大和肉鶏団子入り
蓋を開けると
濃厚な鶏の香り。色々なキノコがゴロゴロ。とにかくスープの味が上品だけど、コクがあり、鶏の香りが芳しく、絶品。
アマゴの軽い燻製 サラダ仕立て
あまごは頭から尻尾までまるごといただけます。この、姿でサーヴされるというのがなんともレトロ。いいなぁ。。黒米はあられのように香ばしく食感が楽しい。うるかがアクセントに。
フォアグラ大根
石鍋シェフのスペシャリテ。
お大根がしみじみ美味しい。フォアグラとよく合います。そりゃそうですよね。。黒胡椒がたっぷり、ちょっとエキゾチックなシルクロードをイメージさせる香りでした。美味しい!
オマール海老のナージュ仕立て
このお料理ハーブの香りが爽やか。ソースは海老のお出汁にバター、ビネガー、少しレモンも入ってるかなぁ??サッパリだけど、コクのあるソース。こちらにもピンクペッパーやコリアンダーシードが入っていて、エキゾチックな感じ。お気に入りの味と香りです。コリアンダーが爽やかだった!
ざくろのグラニテ
お口直しのシャーベット代わり。ざくろジュースに木苺が入ってます。
大和牛のロースト トリュフ風味
あ~びっくり。なんてレトロな・・、フレンチフライにクレッソン、ビーフ。なんだか洋食の王道のような組み合わせ。今にしてこのお料理というのがなんとも心憎い。フレンチフライはトリュフ風味。香りよく、いくらでもいただけます。クレッソン・・・なんだかお肉といただくとほっとする味。
ラ・フランスと栗のシャトルーズ仕立て
ラ・フランスのシャーベットには蘇のキューブがあしらってあります。こげ茶色のは、コーヒーゼリー。蘇とコーヒーゼリーを一緒にいただくと、なんとも美味。その下に栗のムース状に栗の実。濃厚ですが、なんか懐かしい、いくらでもいただきたい味なんです。不思議。
それにしても、コーヒーゼリー・・・、久しぶりにいただきました。
最後は、エスプレッソをいただきました。
パンにはオリーブオイル。このオリーブオイルが緑がとても濃く、見た目も美しく、味も、香りも好みでした。後で持ってきていただいたのですが、こんなオリーブオイル
お食事が終わるころには、石鍋シェフが各テーブルを回ってくださいました。私達のテーブルにも。しっかりサインもいただき、お写真も一緒に撮らせていただきました。記念の1枚です。
どのお料理も、どこかしら、ちょっとノスタルジーな気分になれるところがあり、でも、石鍋流・・、計算されたお料理。やっぱり鉄人なんですね。
最後のクーカルのトップを飾るに相応しいお食事会でした!
明日は志賀直哉旧居で京都「修伯」さんのお料理です。こちらも楽しみ・・。