鉄道博物館のコレクションギャラリーにあってもおかしくないものだと思うのですが、実は今も使われている手書きの乗車券(正確に言うと車内で発行される補充券)。
長門二見駅が無人化されてからは車内で車掌さんからよく買い求めましたが、10年前・・・いや、1990年と記憶しているので、17年前からレシートが出てくる携帯発行機に変わってしまいました。
今でも見られるのは懐かしいものです。
元号が変わったのは今から18年前(えーっ、もうこんなに!?)の1989年。
「昭和」を二重線で消し、「平成」の訂正ゴム印の需要が追いつかなかったとニュースで報じられたのは記憶に新しいです。
あれからもう20年近く経とうとしているのに、すごいですなー。
普通の人ならスルーしてしまいそうな、裏面の案内文。
これもよく読むと、結構現実離れのものが書かれています。
(1)グリーン料金及びA寝台料金には、通行税が含まれています。
→これは平成元年4月1日の消費税導入に伴い、通行税は廃止。
(2)国鉄線各駅で乗車又は・・・
→これも昭和62年4月1日に「旅客鉄道会社線」に変わったのだけど・・・。
神戸市内と表示されている場合は、道場駅は含まれません。
→宝塚線に現存
広島市内と表示されている場合は 中島・小河内駅間各駅
→可部線の非電化区間だが、2003年に廃止。
北九州市内と表示されている場合は 香月駅
→線路が一旦他市町村を経由し、再び市内に入るルートなので、適用外。これもすでに1985(昭和60)年に廃止。
(3)キロ程が片道30キロメートル以内のものは下車前途無効
→今は100キロ以内に変わっていますが、東京近郊区間(suica/Pasumoの導入で首都圏だけではなく、山梨県・静岡県も含む関東圏内同士の発着は下車前途無効に変わってしまいました)
(4)新幹線
→小湊鐵道なのに、新幹線特急券が買えるみたい。
~首都圏に残る昭和を乗りに行きませんか?小湊鐵道~
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