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サムスンの関係者は「各社の最高経営者と取締役会を中心に自主経営を行うようになるだろう」と話した。

2017-02-25 | 弾劾裁判の進行状況

サムスンの「核心の実力者」チェ副会長・チャン社長が辞意表明…今後のサムスンは?

登録 : 2017.02.24 22:47 修正 : 2017.02.25 06:03

イ・ジェヨン副会長の拘束に責任 
「コントロールタワー」の未来戦略室も解体 
来月初め、グループの刷新案を発表

チェ・ジソンサムスングループ未来戦略室長(左)とチャン・チュンギ次長(右)=資料写真//ハンギョレ新聞社

 サムスングループのコントロールタワーである未来戦略室のチェ・ジソン室長(副会長)とチャン・チュンギ次長(社長)が、来月で経営一線から退く。

 

 サムスンはパク・ヨンス特別検察官チームの捜査結果が出る3月初め頃、未来戦略室の解体とグループの運営策、経営の透明性強化策などを含めた刷新案を発表する計画だ。サムスンの関係者は「未来戦略室がなくなり、チェ室長とチャン次長は役職から退く。経営の一線からは退くが、常勤顧問や顧問などの役割は務める可能性もある」と話した。

 

 チェ副会長とチャン社長は、サムスン電子のイ・ジェヨン副会長が賄賂供与の容疑などで拘束されたことに責任を取って、役職から退く意思を明らかにしたという。サムスンの“ナンバーツー”と呼ばれるチェ副会長は、サムスン電子代表取締役社長と副会長を経て、2012年から未来戦略室を率いており、チャン社長はグループの対外業務を総括してきた。

 

 未来戦略室は、グループの人事・企画・系列会社別調整業務だけでなく、イ・ジェヨン副会長のグループ経営権継承作業を主導してきた。この過程で国民年金と公正取引委員会などのロビー疑惑が持ち上がると、イ副会長は昨年12月、チェ・スンシル国政壟断聴聞会で、未来戦略室の解体を約束している。サムスンは2008年のサムスン特検の際も、当時の戦略企画室を解体しイ・ハクス副会長やキム・インジュ社長が経営の一線から退いたことがある。

 

 サムスンは未来戦略室を代替する委員会など他の組織は作らないと話した。サムスンの関係者は「各社の最高経営者と取締役会を中心に自主経営を行うようになるだろう」と話した。これによって、未来戦略室の役員や従業員らはサムスン電子など元の所属会社に復帰する。

 

イ・ワン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )



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