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■南北高官級会談定例化推進 ■南北対話、朝米対話の好循環推進

2018-01-20 | ピョンチャン冬季オリンピック

韓国統一部「平昌を契機に南北高官級会談の定例化を推進」

新年業務報告 
統一部「対北朝鮮人道支援持続」 
外交部「朝米が対話することに集中」 
国防部「3月までに服務短縮計画樹立」

李洛淵首相(中央)が今月19日午前、ソウル世宗路の政府ソウル庁舎別館で「外交・安保状況と南北関係の改善」をテーマに開かれた第2回政府合同業務報告を主宰している/聯合ニュース

 政府が平昌(ピョンチャン)冬季五輪を契機に作られた南北対話局面の動力を維持するために、高官級会談の定例化を推進する。また、南北対話が北朝鮮核問題の解決のための朝米対話につながるよう、外交力を集中する方針だ。朝鮮半島の安定と平和のための外交・統一分野“ロードマップ”が具体化している。統一・外交・国防など5部署は19日、ソウル世宗路(セジョンノ)の政府ソウル庁舎別館で、イ・ナギョン国務総理にこうした内容の年頭業務報告をした。

■南北高官級会談定例化推進

 統一部はこの日の業務報告で、南北の懸案に対する包括的議論のために高官級会談の定例化を推進すると明らかにした。また、平昌冬季五輪を契機に、北朝鮮の高官級代表団が南を訪問すれば、南北接触を通じて南北関係の改善と非核化対話条件の造成など、朝鮮半島の平和定着のための協議に乗り出すことにした。南北がすでに合意した軍事当局会談と離散家族対面行事のための赤十字会談などの分野別会談も推進していく方針だ。統一部はまた、脆弱階層のための対北朝鮮人道支援も持続的に推進し、生活密着型脱北民支援体系を構築し、2月中に政策方案を発表する予定だ。

■南北対話、朝米対話の好循環推進

 外交部は「北朝鮮と米国を対話プロセスに編入させることに集中し、南北対話と朝米対話間の好循環(がなされるように)推進する」と報告した。「南北対話と朝米対話を核心軸」として、今後本格的な非核化対話に入るという構想だ。また、米国を説得して「韓米中3者協議も推進」する。中国とはあらゆる分野で交流・協力を回復し、実質的な戦略的協力パートナー関係に発展させることが目標だ。また日本とは、日本軍「慰安婦」問題など過去の問題を管理・解決し「シャトル外交」の復元など実質協力を強化すると報告した。新南方政策・新北方政策を実現し、外交の多角化も続けると外交部は明らかにした。

■米戦略併記兵備拡大・PSI訓練参加

 国防部は業務報告で「北朝鮮の核・大量殺傷兵器(WMD)脅威の抑止および対応能力強化のために、米国の戦略兵器の定例的展開および配備拡大方案を講じる一方、実質的な抑止および対応である合同演習を強化」すると明らかにした。また、米戦略司令部の仮想弾道ミサイル防御演習である「ニンブル・タイタン(Nimble Titan)ウォーゲーム」への参加方針を初めて明らかにし、7月には大量殺傷兵器拡散防止構想(PSI)訓練にも参加する方針だ。南北軍事会談と関連して、国防部高位関係者は「いつでもできるように準備は終えた」として「北側の参加にともなう軍事的通行保障、あるいはこれを妨害しかねない軍事境界線上の緊張緩和の二つを目標にする」と説明した。国防部はまた、2022年までに軍兵力を50万人水準へと段階的に縮小し、21カ月(陸軍)の軍服務期間を段階的に18カ月に短縮する内容を含む「国防改革2.0」基本計画を3月までに樹立することにした。

キム・ジウン、チョン・インファン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

外交部高官は「現在、20カ国余りの首脳級の外賓が(五輪期間中に)訪韓するため、首脳外交の準備を徹底し、平昌を朝鮮半島平和構築の拠点にする」と述べた。

2018-01-19 | ピョンチャン冬季オリンピック

平昌を「平和の五輪」に 米朝対話に外交力集中=韓国政府

2018/01/19 10:28

【ソウル聯合ニュース】韓国政府は19日、李洛淵(イ・ナクヨン)首相に行った業務報告で、平昌冬季五輪を機に北朝鮮と米国が対話に乗り出すよう、外交努力を集中する方針を示した。

 

業務報告に出席した李首相=19日、ソウル(聯合ニュース)
業務報告に出席した李首相=19日、ソウル(聯合ニュース)

 業務報告には統一部や外交部、国防部、文化体育観光部、国家報勲処が参加した。

 業務報告では平昌五輪に北朝鮮が参加することを受け、開催成功に向けて万全の準備を進める一方、国際社会と共に朝鮮半島の平和構築のため最善を尽くす方針を示した。

 外交部高官は「現在、20カ国余りの首脳級の外賓が(五輪期間中に)訪韓するため、首脳外交の準備を徹底し、平昌を朝鮮半島平和構築の拠点にする」と述べた。

 国防部は五輪の安全のため、対テロ作戦・警備支援などを行う。五輪に3744人、パラリンピックに2251人を投入する方針だ。

 統一部は平和五輪の構想を実現し、南北関係の発展と平和定着のための対話・協力を続けるとして、「南北対話が続き、南北関係の改善と朝鮮半島平和の転機にする」と強調した。

kimchiboxs@yna.co.kr


文大統領は当時、「(平昌を)平和五輪にできれば、南北関係を解決するもう一つの手がかりになるだろう」と強調した。

2018-01-18 | ピョンチャン冬季オリンピック

[ニュース分析]「金剛山・馬息嶺」…文大統領の「平和構想」が現実化

登録:2018-01-18 04:58 修正:2018-01-18 06:49

南北、金剛山一帯で五輪文化祭 
今月下旬、馬息嶺スキー場で合同訓練 
文大統領大統領選挙候補当時の「5大構想」の内容 
分断された北側地域の開放に“象徴性” 
 
金正恩委員長力を入れた「馬息嶺スキー場」 
平昌五輪を機に世界に披露

馬息嶺スキー場でスキーを楽しむ北朝鮮の人々/聯合ニュース

 南北が17日、平昌(ピョンチャン)冬季五輪への北朝鮮代表団の派遣問題をめぐる次官級実務協議で合意した「金剛山(クムガンサン)南北合同文化行事」と「馬息嶺(マシクリョン)スキー場での南北スキー選手合同訓練」は、平和五輪を象徴する前例のないイベントとして記録される見通しだ。金剛山と馬息嶺スキー場はいずれも分断された江原道の北側地域に位置しているという点も象徴的だ。

 金剛山合同文化行事は、南北が平昌五輪前の文化行事を共に準備し、金剛山の舞台で披露するものだ。馬息嶺スキー場の利用は、平昌五輪の開幕前に南北スキー選手たちが馬息嶺スキー場で共に訓練できるよう、北側が開放する形になるものとみられる。南側は、馬息嶺スキー場の施設点検などに向けて、1月23日から25日まで先発隊を派遣することで合意しており、南側スキー選手団の訪朝はその直後になるものとみられる。

 金剛山での前夜祭と馬息嶺スキー場の活用問題は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が大統領選挙を控えた昨年4月、江原道地域遊説の時、チェ・ムンスン江原道知事との面会で明らかにした「平昌平和五輪5大構想」に含まれていた内容だ。文大統領とチェ知事は、北朝鮮選手団の参加のため、国際オリンピック委員会(IOC)との協議▽金剛山陸路を通じた北朝鮮選手団の参加▽北朝鮮の冬季スポーツ・インフラの活用案の協議▽北朝鮮応援団の束草(ソクチョ)港への入港▽金剛山温井閣一帯で五輪前夜祭の開催などを主要内容として掲げた。文大統領は当時、「(平昌を)平和五輪にできれば、南北関係を解決するもう一つの手がかりになるだろう」と強調した。

 これに先立ち、昨年1月にも文大統領は江原道を訪問し、「北朝鮮の金剛山ホテルや馬息嶺スキー場などを宿舎や訓練施設として活用し、金剛山でも同時に前夜祭を開催すれば、世界の注目を集められるだろう」と述べた。金剛山での共同行事は、文大統領が長い間暖めていた構想だという。ただし、チョン・ヘソン統一部次官は「今回の金剛山での行事は1月末から2月初めの間で、平昌五輪開幕式(2月9日)が間近に迫った時期に行われるものではないと思っている」と述べた。

 南北スキー選手たちが共に練習する予定の馬息嶺スキー場は、2013年12月31日に開場した。当時、「朝鮮中央通信」は「スキー走路の数と総延長の長さにおいて世界的な規模であり、自然と調和しており、山奥の情趣を味わえるホテルやスキーレンタル施設、宿舎の建物、直昇機(リフト)着陸場などが最上級のレベルで構成された馬息嶺スキー場は、体育や観光、休息に必要な条件を完璧かつ立派に備えている」と報じた。

 馬息嶺スキー場は、北朝鮮が金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の最大の功績の一つに挙げるものだ。金委員長は元山(ウォンサン)を観光特区に開発するため、現地の葛麻(ガルマ)飛行場を新しく改修する一方、夏季には松涛園(ソンドウォン)・明沙十里(ミョンサシム二)など海水浴場を、冬には馬息嶺スキー場を観光客が利用できるようにする案を推進してきた。チョン・ヘソン統一部次官は同日の記者会見で「馬息嶺スキー場に行く選手は国家代表ではなく、スキー協会が先発した力量のある選手を派遣することになる」と説明した。

 青少年期をスイスで過ごした金委員長は、スキーなど冬のスポーツに人並みならぬ愛情を持っていることで知られる。彼はスキー場の建設当時、数回現場を訪れ、工事を督励した。北朝鮮当局は工期の短縮に向けて「馬息嶺速度」という言葉まで作り出した。これまであまり知られていなかった馬息嶺スキー場が、平昌五輪をきっかけに世界に本格的に披露される。

キム・ジウン、チョン・イナン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

、「北朝鮮と米国の立場、国内世論の三つを同時に考慮しなければならない政府としては、何よりもどちらか一方に傾かないように最大限注意し、急いではならない」と指摘した。

2018-01-16 | ピョンチャン冬季オリンピック

北朝鮮高官級代表団の規模など主要議題に

17日、南北次官級実務会談  
政府、北朝鮮が提案した日付を受け入れ 
チョン・ヘソン-チョン・ジョンス首席代表が参加 
3回目の平昌南北対話が続く

チョン・ヘソン統一部次官//ハンギョレ新聞社

 扉が開いた南北対話が加速している。南と北は15日、北側芸術団の平昌(ピョンチャン)冬季五輪への派遣に向けた実務接触を開いたのに続き、17日には次官級を首席代表とする実務会談を開くことにした。9日の高官級当局会談後8日ぶりに開かれる3回目の南北対話だ。

 北朝鮮は、平昌五輪の参加に関連した実務会談を17日午前10時に板門店(パンムンジョム)の南側エリアの平和の家で開こうと、15日提案した。これに先立つ12日、南側が提案した実務会談について、北側が芸術団の派遣問題は実務接触に回し、残りの問題と関連しては日付だけを変えて修正提案してきたわけだ。政府はこれを受け入れた。

 南北は9日の長官級を首席代表とする高官級当局会談後、共同報道文で、北朝鮮代表団の平昌訪問の関連実務会談の開催▽軍事当局者会談の開催および交流協力の活性化▽高官級会談および分野別会談の開催の3項目に合意している。したがって、今回の会談は前回の高官級会談で合意した北朝鮮代表団の平昌訪問と関連した実務的な問題を議論する次官級の後続会談の性格を帯びている。

 会談代表団の面々もそれに合わせて組まれた。韓国ではチョン・ヘソン統一部次官を首席代表として、アン・ムンヒョン首相室審議官とキム・ギホン平昌冬季五輪・パラリンピック組織委員会企画事務次長の3人が出席加する。北側からはチョン・ジョンス祖国平和統一委員会(祖平統)副委員長を首席代表として、ファン・チュンソン祖平統部長とリ・ギョンシク民族オリンピック委員会委員が代表として出席する。9日の高官級当局会談の時「カウンターパート」だった人々がそのまま対話を続けるという話だ。

チョン・ジョンス祖国平和統一委員会(祖平統)副委員長//ハンギョレ新聞社

 会談の議題は北朝鮮代表団の平昌訪問の問題に焦点が当てられる見通しだ。舞台演出と公演日程・方式など、技術的調整が多く必要な芸術団の派遣問題は切り離して実務接触に渡したため今回の会談では、高官級代表団▽応援団・参観団・テコンドー示範団▽開・閉幕式の合同入場、共同応援問題など、高官級会談で合意した残りの内容を全般的にまとめるものとみられる。

 特に平昌五輪の開幕前後に北が派遣する高官級代表団の規模と来韓日程に関心が集まっている。9日の会談で南北は平昌五輪開幕式に合わせて、高官級代表団が訪韓するとして意見を接近させたと伝えられている。今回の会談では、首席代表をはじめとする代表団の面々と具体的な訪問日程について調整することになるものとみられる。高官級代表団が2月9日の平昌五輪の開幕前後に訪韓すれば、2回目の南北高官級会談につながる見通しだ。

 このほか、軍事当局者会談の開催および交流協力の活性化など、9日の高官級会談の共同報道文第2項と関連した議論も続けられると見られる。軍事会談の開催時期と議題をはじめ、共同報道文に明記できなかった離散家族再会行事に向けた赤十字会談の開催に関連した後続対話も必要だ。前回の会談で、北朝鮮が平昌五輪問題と南北懸案を分離対応しようとするような態度を取ったことに照らして、関連論議は順調には進まないとみられる。

 キム・ヨンチョル仁済大学教授は「南北関係の悪化の時間が長かったため、それによる『慣性』が一夜で解消されることはないだろう」とし、「北朝鮮と米国の立場、国内世論の三つを同時に考慮しなければならない政府としては、何よりもどちらか一方に傾かないように最大限注意し、急いではならない」と指摘した。

チョン・インファン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

実務接触では北朝鮮芸術団の規模や公演場所、スケジュールなどについて協議する見通しだ。

2018-01-15 | ピョンチャン冬季オリンピック

平昌への北朝鮮芸術団派遣を議論 

韓国側が板門店へ出発「冷静に協議」

2018/01/15 09:21

【ソウル聯合ニュース】来月9日に開幕する平昌冬季五輪への北朝鮮の芸術団派遣を巡る実務接触が15日午前10時、南北軍事境界線がある板門店の北朝鮮施設「統一閣」で開催される。韓国側の首席代表を務める文化体育観光部の李宇盛(イ・ウソン)文化芸術政策室長はソウルを出発する前、「北側の芸術団訪問は対内外的に大きな関心と期待を集めている」として、「良い結果を出すため、冷静に協議する」と述べた。

板門店に向かうためソウルを出発する韓国代表団=15日、ソウル(聯合ニュース)
板門店に向かうためソウルを出発する韓国代表団=15日、ソウル(聯合ニュース)

 北朝鮮の平昌五輪への参加を巡る南北対話は9日の閣僚級会談以来となる。

 実務接触では北朝鮮芸術団の規模や公演場所、スケジュールなどについて協議する見通しだ。北朝鮮の人気女性グループ・モランボン(牡丹峰)楽団が含まれるかも注目される。

 南北は芸術団派遣について議論した後、選手団や応援団などの派遣や開会式の合同入場などについて協議していくとみられる。

kimchiboxs@yna.co.kr

 

関係改善への意気込み・・・朝鮮新報

板門店で行われた北南高位級会談を現地で取材した。平壌から北側代表団に同行しながら、北南関係改善にかける彼らの強い意気込みを感じた春夏秋冬

▼高位級会談は、金正恩委員長が新年の辞で平昌五輪への代表団派遣の用意があると表明し、当局間対話の意向を示したことで実現した。会談では3項目の合意からなる共同報道文が採択されたが、そこには平昌五輪を民族の位相を高める契機にすることや、軍事的緊張状態の緩和、北南間の問題を「わが民族同士」の原則に沿って解決することなど、新年の辞で言及された内容が反映された

▼北側代表団にとって高位級会談は、新年の辞で示された金正恩委員長の構想を具現化するための最初の取り組みであった。「今回の会談を注視し、大きな期待をかけているすべての同胞に新年初の贈り物を送ろう」-北側団長の冒頭発言も、最高指導者の意志を体したものだった。代表団のメンバーは皆、リーダーの決断は即ち実践だという確固たる信念をもって会談に臨んでいた

▼金正恩委員長は新年の辞で、米国の戦争挑発策動を封じる国家核武力の完成を誇示する一方で、今こそ北と南が関係を改善し、自主統一の突破口を開くための決定的な対策を講じなければならないと述べた。有言実行のリーダーが立てた構想が動き出している。北側代表団のメンバーも平昌五輪成功のその先を見据えていた。今年は、朝鮮民族にとって激動の一年になりそうだ。(永)


北朝鮮の平昌五輪参加と南北の同時入場議論にとどまらず、究極的には南北単一チームを構成するためという観測が出てきた。

2018-01-13 | ピョンチャン冬季オリンピック

「IOC、五輪では初の南北単一チーム提案」…20日の4者会議で結論

選手団の構成・共同入場など議論急進展 
「北の女子アイスホッケー、3~8人が合流」 
成功すれば北の参加選手が大幅に増える 
北の選手団20人前後は金剛山陸路で

2006年イタリアのトリノ冬季五輪開幕式で、朝鮮半島の旗を掲げて共同入場する姿。南のイ・ボラ(左)と北のハン・ジョンインが旗手を務めた=聯合ニュース資料写真//ハンギョレ新聞社

 国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ委員長が20日(現地時間)、スイスのローザンヌで南北のオリンピック委員会委員長、2018平昌(ピョンチャン)五輪組織委員長が参加する4者会議を調停したのは、北朝鮮の平昌五輪参加と南北の同時入場議論にとどまらず、究極的には南北単一チームを構成するためという観測が出てきた。

 五輪ニュース専門メディアである「インサイド・ザ・ゲームズ」は10日「バッハ委員長の4者会議招集は、南北の女子アイスホッケー単一チームのためと理解される」として、9日にIOCが南北両側に共同提案した内容をこのように分析した。また「過去に南北卓球と青少年サッカーで単一チームが構成されたことがある。北朝鮮の女子アイスホッケー選手が韓国チームに合流する場合、6~8人になるだろう」として具体的な数字も提示した。このメディアは「女子アイスホッケー単一チームの他にも、共同入場、選手団構成、団服、旗などの問題を会議で議論するだろう」と伝えた。

 開催国資格で2018平昌五輪出場権を得た韓国女子アイスホッケーチーム(世界22位)は、8チームの中でB組(韓国、日本、スイス、スウェーデン)に属している。もし単一チームが構成されれば、2月14日の日本との組別リーグ最終競技がファンたちの集中的な関心を集めると見られる。北朝鮮選手団の規模もまた、10人以上に増えることになる。

 国際大会で南北の単一チームが構成されたことは、1991年4月に日本の千葉で開かれた世界卓球選手権大会と、同年6月にポルトガルで開かれた世界青少年サッカー選手権大会があったが、オリンピックで単一チームが構成されれば、今回が史上初だ。

 これに先立ってIOCは、ホームページを通じて「バッハ委員長が南北にそれぞれ共同提案した内容を議論するために会議を招集した」と明らかにし、この共同提案は女子アイスホッケー単一チーム構成の議論と受けとめられている。

 20日の会議では、北朝鮮選手団の規模と開・閉会式での共同入場手続きも議論されると発表された。これに伴い、韓国と北朝鮮は20日のIOCとの4者会議までに最大限の意見の接近を図るという課題を抱えることになった。韓国統一部当局者は「20日の会議で北朝鮮選手団の出場権問題と警備問題なども議論すると理解している」として「来週中に(ノ・テガン文化体育観光部2次官が首席代表を務める体育当局会談や実務接触でも(北朝鮮と)直接会う可能性が高い」と明らかにした。一方、チョ・ミョンギュン統一部長官は11日、与野党代表に会い、9日に開かれた南北会談の結果を説明し「平昌五輪に参加する北朝鮮選手団の規模が20人前後になるだろう」と話したと参席者が伝えた。また、北朝鮮は金剛山(クムガンサン)陸路と航空便を併用して韓国に来ることを要請したという。チョ長官と非公開で会った共に民主党の秋美愛(チュ・ミエ)代表側は「北朝鮮が芸術団など装備を抱えた人員は航空便で、それ以外の訪問団は金剛山陸路を利用することを韓国政府に要請したという」と明らかにした。

キム・チャングム、チョン・インファン、ソン・ホジン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

軍事的緊張状態を解消するために、軍事当局会談も開くことにした。また、南北関係改善のための南北高官級会談と共に、各分野の後続会談も開くことで合意した。

2018-01-11 | ピョンチャン冬季オリンピック

北、平昌に大規模代表団派遣…南北軍事会談合意

-南北高官級会談- 
3項目の共同声明文を採択 
五輪の成功的開催に協力 
朝鮮半島の緊張緩和に共同努力 
南北当事者解決原則も合意 
 
チョ・ミョンギュン長官 
「今回の会談が南北関係の復元・発展に 
重大な意義があることに共感」

チョ・ミョンギュン統一部長官(左)が9日午前、南北高官級会談が開かれる板門店の南側にある「平和の家」の玄関で北側代表団を出迎え、リ・ソングォン祖国平和統一委員会委員長と喜びの挨拶を交わしている=板門店/共同取材団//ハンギョレ新聞社

 南北は9日、高官級当局会談で平昌(ピョンチャン)冬季五輪の成功的開催のために、大規模北朝鮮代表団と選手団が訪問することで合意した。軍事的緊張状態を解消するために、軍事当局会談も開くことにした。また、南北関係改善のための南北高官級会談と共に、各分野の後続会談も開くことで合意した。

 この日、板門店(パンムンジョム)南側地域にある平和の家で開かれた高官級会談で、南と北はこのような内容を骨格とする共同声明文に合意し会談を終えた。

 南北が合意した3項目の共同声明文によれば、南北はまず平昌冬季五輪・パラリンピックが成功裏に進行され、民族の地位を高める契機になりうるように積極的に協力することにした。そのために北側は、高官級代表団と共に民族オリンピック委員会代表団、選手団、応援団、芸術団、参加団、テコンドー模範競技団、記者団を派遣することにし、南側は必要な便宜を保障することにした。南北は、北側の事前現場視察のための先発隊派遣問題など実務協議のための後続会談を開くことに合意し、会談の日程は文書交換方式で協議することにした。

 南北は、共同声明文の第二項で、軍事的緊張状態を緩和し朝鮮半島の平和的環境を用意するために共同で努力することに合意し、そのために軍事当局会談を持つことにした点を明示した。また、多様な分野で接触と往来、交流と協力を活性化し、南北の和解と団結を図ることにした。

 さらに南北は三項で、この間合意した南北宣言を尊重し、南北関係のすべての問題を当事者である南北が対話と交渉を通じて解決していくことにした。そのために南北は、南北高官級会談と共に南北関係改善のための各分野の会談を開くことに合意して、今回の会談を契機に各種の後続当局会談が続くことを予告した。

 この日の会談では、途切れていた西海(ソヘ)地区の軍通信線が3日、板門店連絡チャンネルと共に開通した事実も確認された。

 これに先立って南北は、午前の全体会議の最後に共同声明文草案を交換し、首席代表接触をしたのに続き、午後に入って3度にわたる代表団接触と1回の首席代表接触を経て異見を狭めた。南北は共同声明文の文案を調整した後、午後8時に終結会議を開き、会談を締め切った。チョ・ミョンギュン統一部長官はこの日夜、会談を終えた後に記者団に「南と北は今回の会談が南北関係を復元・発展させていくにあたって重大な意義を持ち、今後相互尊重の精神を基に南北関係を進展させていかなければならないということで一致した」と述べた。

板門店/共同取材団、チョン・インファン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

http://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/827046.html


2016年2月を最後に途絶えた板門店(パンムンジョム)連絡チャンネルが復元されました。

2018-01-09 | ピョンチャン冬季オリンピック

あの時は平壌でヒョリとジェッキが公演、平昌には北のガールズグループが来るか(上)

李明博・朴槿惠政府が消した南北解氷期の名場面5 
“平昌五輪”契機に南北関係復元期待感高まる 
金剛山・開城観光、 文化・スポーツ民間交流 
李明博・朴槿惠政府の9年間で完全に断絶…復元至急

2005年、北朝鮮万寿台芸術団に所属する舞踊家チョ・ミョンエと歌手イ・ヒョリが共演したサムスン電子携帯電話エニーコール広告の一場面=資料写真//ハンギョレ新聞社

 本当に久しぶりです。李明博(イ・ミョンバク)・朴槿恵(パク・クネ)政府の9年間にすべての関係が途絶えた南と北の間に、新年から薫風が吹いています。平昌(ピョンチャン)冬季五輪が好材料です。1日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が新年の辞で平昌五輪への参加意思を明らかにすると、2日には韓国政府が高位級会談を提案しました。3日には北朝鮮の平昌五輪代表団派遣問題などを議論するために、2016年2月を最後に途絶えた板門店(パンムンジョム)連絡チャンネルが復元されました。

 過去9年間、南北関係は後退を重ねてきました。金大中(キム・デジュン)元大統領と盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の在任時期である1998年~2007年には活発だった経済協力と民間交流は、李明博・朴槿恵政府時期に一つずつなくなり、そして完全に止まりました。2016年2月、朴槿恵政府の開城(ケソン)工業団地全面閉鎖がその頂点です。北朝鮮の先非核化を要求して、対北朝鮮圧迫・制裁の先頭に立ち、南北関係改善、北朝鮮核問題の解決にはすべて失敗したのです。

 南北関係復元のためにまだ先は険しいけれど、平昌五輪のような文化・スポーツ分野での民間交流が良い出発点になりえます。民間交流は不充分な当局間コミュニケーションを補完でき、それ自体が南北和解ムードを作り、朝鮮半島の緊張緩和の象徴になるためです。もう一度、南と北の間に目に見える“解氷期”が訪ねてくることを願い、李明博・朴槿恵政府が消してしまった南北民間交流の名場面を整理しました。

1. あの時はマイカーで金剛山(クムガンサン)観光に行った

マイカーを運転して北側の金剛山観光に出発した観光客が、2008年3月17日午後金剛山の外金剛(ウェクムガン)ホテルに入っている。この日から始まったマイカーによる金剛山観光には乗用車17台、45人の観光客が申し込んだ。金剛山/キム・ジョンヒョ記者//ハンギョレ新聞社

 1998年11月18日に始まった金剛山観光は、6年6カ月目の2005年6月7日に“観光客100万人時代”を迎えました。北朝鮮軍による観光客銃撃死亡事件で李明博政府が金剛山観光を中断する直前の2008年7月には、累積観光客が196万人に達しました。

1998年11月、分断後初めて金剛山観光に出かけた観光客が、九龍(クリョン)滝に上がる分岐点で北朝鮮の観光案内員と話を交わしている=タク・キヒョン記者//ハンギョレ新聞社

 九龍淵(クリョンヨン)、万物相(マンムルサン)、三日浦(サムイルポ)に限定された観光コースは、海金剛(ヘグムガン)、内金剛コースが追加されて多様化し、観光の方式も次第に拡大しました。海路観光(2004年中断)で始まり、2003年には陸路観光が許可され、2008年3月からは観光客がマイカーで非武装地帯を通過して金剛山へ行く道も開かれました。キャンプ場、海水浴場なども開放されて、観光客が金剛山を見ながら水泳する珍しい風景が繰り広げられもしました。「今度の週末、金剛山に遊びに行こうか」と尋ねるのがおかしくない時代でした。

北核危機の中でキャンセル率が高かった金剛山観光は、キャンセル率が18%に下がり安定してきた。2016年10月15日昼、金剛山観光客が、紅葉真っ盛りの万物相の天仙台にあがるため、登山路の鉄製階段を並んで登っている=金剛山/カン・ジェフン先任記者//ハンギョレ新聞社
2007年7月26日、夏休みをむかえて京畿道安山市の松湖小学校の児童たちが、秀麗な山が屏風のようにそびえる金剛山海水浴場で水遊びをしている=イ・ジョングン記者//ハンギョレ新聞社

 国連(UN)は冷戦時代、「観光は平和に進むパスポート(Tourism is a passport to peace)」という標語の下にその重要性を強調しました。金剛山観光がその良い例でした。

 今年で金剛山観光は中断10年目をむかえます。金剛山観光開発事業者である現代峨山(アサン)は、昨年までの総額1兆700億ウォン(約1100億円)余りの売上損失を被ったと推算されます。その間に役職員は1084人から175人に減りました。

2. あの時は開城で善竹橋を見ることができた

開城観光開始の初日である2007年12月5日、高麗末の忠臣チョン・モンジュが殺害された善竹橋を観光客が解説員の説明を聞きながら観覧している=共同取材団//ハンギョレ新聞社

 金剛山同様に人気があった北朝鮮の観光地は「高麗五百年の都」開城市(ケソンシ)でした。ソウルの北80キロメートルにある開城には、高麗の忠臣チョン・モンジュが襲われた善竹橋(ソンジュクギョ)と、金剛山の九龍滝、雪岳山(ソラクサン)の大勝(テスン)滝とともに朝鮮3大滝に上げられる朴淵(パギョン)滝など見どころが多くあります。主な観光地が市街地に集まっていて、北朝鮮の住民たちの暮らしを近くで見ることができるという点も魅力に挙げられました。

開城観光の初日である2007年12月5日午前、都羅山(トラサン)南北出入り事務所で開城へ向かう観光客が手続きをしている=写真共同取材団//ハンギョレ新聞社

 2005年8~9月、三回のテスト観光を経て2007年12月5日に本格的に始まった“日帰り”開城観光は、2カ月間に1万7000人余りが参加しました。10カ月と10日間で観光客10万人を超えました。今は想像すら難しいですが、地方の観光客のために蔚山(ウルサン)駅、釜山(プサン)駅などから出発する“開城観光列車”が運行されたこともあります。臨津江(イムジンガン)駅で下車し、専用車両に乗り換えて開城に移動する形でした。

開城を訪れた南側の観光客が、2008年7月25日開城の名勝地である善竹橋で北側案内員の説明を聞いている=開城/キム・ジンス記者//ハンギョレ新聞社

 開城観光は1周年を目前にした2008年11月28日を最後に中断されました。李明博政府スタートから9カ月目でした。李明博元大統領の6・15共同宣言と10・4首脳宣言無視、キム・テヨン当時合同参謀議長の対北朝鮮先制攻撃発言などが続くと、北朝鮮は開城経済協力協議事務所の閉鎖、開城工業団地滞在人員の縮小、開城観光中断などの内容を盛り込んだ「12・1措置」で正面対抗しました。南北間の不信と葛藤の悪循環が始まるのです。

イ・ユジン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

真しな立場と誠実な態度で南朝鮮側と緊密に連携し、わが代表団の派遣に関する実務的な問題を論議していく

2018-01-07 | ピョンチャン冬季オリンピック

平昌派遣に向けた実務対策、

板門店連絡通路開通/祖平統委員長、公式立場発表

朝鮮中央通信によると、金正恩委員長の委任により祖国平和統一委員会委員長が、平昌五輪への代表団派遣と関連した青瓦台の公式立場と文在寅大統領の発言に対する朝鮮の立場を3日、次のように発表した。

金正恩委員長は、2018年の新年の辞で明らかにした平昌五輪への参加と北南関係改善の問題に対する自身の立場に接した青瓦台が公式的に支持、歓迎を表明し、1月2日には初の国務会議で文在寅大統領が直接、積極的な支持意思を表し当該部門に実務的な対策を講じるよう指示したという報告を受け、これについて肯定的に高く評価しながら歓迎の意を表明した。

そして、新年の辞で提案した平昌五輪への代表団派遣とそのための北南当局間の会談が現状況での北南関係の改善において意味があり、好ましい第一歩となるだけに、朝鮮労働党中央委員会統一戦線部、朝鮮政府の祖国平和統一委員会、国家体育指導委員会をはじめとする関連機関が南朝鮮当局と真しな立場と誠実な態度で実務的な対策を早急に講じるよう具体的に指示した。

あわせて、平昌五輪への代表団派遣問題を含めた会談の開催に関する問題について南側と適時に連携し、3日15時から北南間の板門店連絡ルートを開通するよう指示した。

特に、日程に上っている北南関係の改善問題が今後、全民族の期待と念願に即して解決されるかは全的に、北南当局がこの問題を、いかに責任をもって取り扱っていくかにかかっていると強調した。

われわれは、最高指導部の意を受けて真しな立場と誠実な態度で南朝鮮側と緊密に連携し、わが代表団の派遣に関する実務的な問題を論議していくであろう。

われわれは、あらためて平昌五輪が成功裏に開催されることを心から願う。

(朝鮮新報)


韓国「時期・場所・形式にこだわらない」  統一部長官「南北間懸案をともに協議」  対話の再開・全面的関係復元に向けた布石 

2018-01-03 | ピョンチャン冬季オリンピック

ニュース分析]韓国政府、

「北朝鮮の平昌冬季五輪参加」越え軍事・離散家族再会の包括協議目指す

登録:2018-01-03 04:56 修正:2018-01-03 06:18
 
南北当局間対話2年ぶりに可視化

文在寅大統領が今月2日午前、大統領府本館で開かれた国務会議の会場に入りながら、キム・ブギョム行政安全部長官(中央)と会話を交わしている。左の前面はチョ・ミョンギュン統一部長官=大統領府写真記者団//ハンギョレ新聞社

韓国「時期・場所・形式にこだわらない」 
統一部長官「南北間懸案をともに協議」 
対話の再開・全面的関係復元に向けた布石 
元統一部長官「統一部長官を首席代表にし 
軍事・体育・赤十字会談を包括すべき」 
 
北朝鮮「議題を拡大するかどうか」反応に注目 
昨日の板門店連絡チャンネルは繋がらなかったが 
高官級会談提案受け入れる可能性高く 
韓米軍事演習と連携し立場定める可能性も

 政府は2日、北朝鮮に南北高位級当局会談を提案しながも、会談の形と議題を具体的に明示しなかった。北側が修正提案できる道を開いたのだ。チョ・ミョンギュン統一部長官は同日の記者会見で、「会談の時期や場所、形式に関係なく、対話する用意がある」と重ねて強調した。チョ長官は、「とりあえず平昌(ピョンチャン)冬季五輪に北側代表団が参加する問題と関連した協議に集中したい」としながらも、「南北対話が長期間にわたる断絶後に開かれるだけに、様々な南北間懸案問題をともに論議する機会が作られればと思っている」と付け加えた。会談が実現すれば、北朝鮮選手団の平昌冬季五輪への参加問題だけでなく、南北対話の再開と全面的な南北関係の復元を目指す意思を示したものと見られる。

 これに先立ち、金正恩(キム・ジョンウン)委員長も1日、新年の辞で「凍結状態にある北南関係を改善し、意味深い今年を民族史に特記すべき年として輝かせなければならない」としたうえで、「今は互いに背を向けて自分の立場を主張するのではなく、北と南が向かい合って我が民族同士南北関係改善問題を真剣に議論し、その出路を大胆に切り開いていく時期」だと強調した。南と北が互いの提案に応じる場合、会談の規模が拡大する可能性もあると見られるのも、そのためだ。

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領のドイツ・ケルバー財団の演説(新ベルリン宣言)による後続措置として、政府は昨年7月17日、軍事境界線上での敵対行為の中止に向けた軍事当局会談と離散家族再会行事の開催に向けた赤十字会談を北側に提案した。その後、北朝鮮は無反応で一貫したものの、統一部当局者は、機会あるごとに「会談の提案は依然として有効だ」と強調してきた。今度北朝鮮が会談に応じれば、平昌五輪参加問題を議論する体育会談と同時に、軍事当局会談と赤十字会談の性格も帯びることになるということだ。政府が包括的な「高官級会談」を提案したのも、このためとみられる。チョン・セヒョン元統一部長官は「軍事・体育・赤十字会談を全般的に包括するためには、統一部長官を首席代表とする代表団を構成すべき」と話した。

 政府は同日、板門店(パンムンジョム)連絡チャンネルを通じて二度電話をかけたが、つながらなかった。統一部関係者は「午前9時と午後4時、板門店連絡チャンネルを通じて通話を試みたが、北朝鮮側はこれに応答しなかった」と話した。2016年2月、開城工団の全面的稼動中止に対抗し、北朝鮮が軍通信線と板門店連絡チャンネルを遮断した後、南北が連絡を取り交わす方法は事実上途絶えた状態だ。政府が会談の提案と共に板門店南北連絡チャンネル復元を提案したのもこのためだ。

 専門家らは、北朝鮮がいかなる形であれ、会談の提案に応じるものと見込んでいる。ヤン・ムジン北韓大学院大学教授は「最高指導者である金正恩労働党委員長自ら平昌五輪への参加意思を明らかにしており、南北関係の改善に向けた意志も示した」とし、「早急に会うこともできるという発言までしただけに、会談の提案を受け入れる可能性が高い」と話した。北朝鮮が協議に復帰すれば、2015年12月、何の成果も得られず決裂した南北次官級会談以来、2年1カ月ぶりに南北当局が膝を突き合わせることになる。

 一方、北側が慎重な態度を示す可能性もある。最初から会談規模を拡大することなく、平昌五輪参加問題などに限定した体育会談に絞って修正提案をすることもあり得る。金委員長が新年の辞で、軍事的緊張状態を解消すべきだと強調したことから、現在韓米間の協議が進められている合同軍事演習の延期問題と連携して動きを決めることも考えられる。北朝鮮の平昌五輪参加に向けた申請期限は29日だ。

チョン・インファン、ノ・ジウォン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

韓国 政府が北朝鮮に高官級南北当局会談を提案した。2015年12月の南北次官級会談以来、2年ぶりのこと。

2018-01-03 | ピョンチャン冬季オリンピック

韓国政府、北朝鮮に高官級会談を提案「相互関心事を胸襟を開いて協議しよう」

登録:2018-01-03 04:53 修正:2018-01-03 08:27

統一部長官「9日、板門店で会談 
五輪への参加・関係改善に向けて対話する用意ある」 
文大統領、南北対話の復元を指示

チョ・ミョンギュン統一部長官が今月2日午後、ソウル鍾路区の政府ソウル庁舎で、南北会談関連の記者会見を行っている。チョ長官は「今月9日、板門店で平昌冬季五輪と関連した南北高官級当局会談を開こう」と北朝鮮に提案したと発表した=ペク・ソア記者//ハンギョレ新聞社

 政府が北朝鮮に高官級南北当局会談を提案した。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が新年の辞で、南北会談に応じる意向を明らかにした翌日に行われた迅速な対応だ。会談が実現すれば、2015年12月の南北次官級会談以来、2年ぶりのことであり、文在寅(ムン・ジェイン)政権発足後初めての当局会談だ。

 チョ・ミョンギュン統一部長官は2日午後、記者会見を開き、「政府は9日、板門店(パンムンジョム)の平和の家で高官級南北当局会談を開催することを北側に提案する」とし、「南北が対談して平昌冬季五輪への北側の参加問題を協議すると共に、南北関係改善に向けた相互関心事について胸襟を開いて話し合うことを望んでいる」と明らかにした。チョ長官は「南北当局会談の開催問題を協議するためには、板門店南北連絡チャンネルが速やかに正常化されなければならない」としたうえで、「板門店連絡チャンネルを通じて議題や代表団の構成などの細部手続きについて協議していくことを提案する」と述べた。彼は「政府は時期や場所、形式などにこだわらず、北側と対話する用意があることを改めて明らかにする」と付け加えた。

 会談の議題と関連し、チョ長官は「平昌冬季五輪への北側の参加問題を集中的に協議していく」とし、「南北対話がかなり長い間断絶されており、北側も南北関係改善の必要性を提起しただけに、当局が膝を突き合わせることになれば、相互関心事項について話し合えると思う」と述べた。平昌冬季五輪を中心に議論し、南北関係全般に議題を広げる可能性を残したのだ。

 チョ長官は会談を率いる首席代表についても、「『高官級南北当局会談』として少しは“オープン”にして置いた状態」だとしたうえで、「北側はそれなりに立場を明らかにしてくるだろうし、そのような過程を通じて代表団の構成などが具体的に決まるだろう」と話した。また、会談の提案に先立ち、米国側と事前協議を行ったかという質問に対し、「緊密な協議を行っている」と答えた。

 これに先立ち、文在寅大統領は同日午前、新年初の国務会議で「(北朝鮮が)平昌冬季五輪を南北関係の改善と平和の画期的なきっかけにしようという韓国の提案に応えたと評価しており、歓迎する」としたうえで、「統一部と文化体育観光部は、南北対話の速やかな復元と北朝鮮代表団の平昌五輪への参加に向け、後続対策を早急に用意するよう」指示した。大統領府はチョン・ウィヨン国家安保室長主宰で今年初の国家安全保障会議(NSC)常任委員会を開き、南北当局会談について協議した。

 今年1日、金正恩委員長は新年の辞で、「平昌五輪への代表団の派遣を含めて必要な措置を取る用意があり、このため、南北当局が早急に会うこともできる」と明らかにした。

チョン・イナン、ソン・ヨンチョル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

平昌五輪への北朝鮮の参加を提案してきたが、金委員長が同日初めてこれに応えたことで、文大統領の「平和五輪」構想に弾みがつくことになった。

2018-01-02 | ピョンチャン冬季オリンピック

大統領府「朝鮮半島の新たな局面に向けたシグナル」…南北接触始める見込み

登録:2018-01-02 05:55 修正:2018-01-02 08:14

 
平昌平和五輪構想に弾みつける 
慎重な大統領府、6時間後に「歓迎」  
米国などと協議し“反応のレベル”決めた模様 
「文大統領が直接最終確認した論評」 
 
統一部・文化体育観光部中心の“対話”を予告 
「断絶した関係復元する政治会談の性格 
板門店接触が再開されれば加速化する」

文在寅大統領が今月1日「2017年を輝かせた義人」6人と共に北漢山を登り、紗帽岩で新年初日の出を眺めている=大統領府提供//ハンギョレ新聞社

 大統領府は1日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が新年の辞を通じて、平昌(ピョンチャン)冬季五輪に代表団を派遣する意向を明らかにすると共に、南北当局間接触を提案したことについて、「歓迎する」と明らかにした。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は昨年6月、茂朱(ムジュ)世界テコンドー選手権大会の祝辞を皮切りに、7月のドイツ・ベルリン宣言と9月の国連総会演説、12月の米NBC放送とのインタビューなどで、平昌五輪への北朝鮮の参加を提案してきたが、金委員長が同日初めてこれに応えたことで、文大統領の「平和五輪」構想に弾みがつくことになった。

 大統領府のパク・スヒョン報道官は同日午後の定例会見で、「平昌五輪が平和五輪として成功裏に開催されれば、朝鮮半島と北東アジア、ひいては世界の平和と和合にも貢献できるだろう」と歓迎の意を示した。パク報道官は「大統領府はこれまで、南北関係の復元と朝鮮半島の平和と関連した事案なら、時期や場所、形式などに関わらず、北朝鮮と対話する用意があることを明らかにしてきた」としたうえで、「大統領府は、南北がともに国際社会と緊密に協力して北朝鮮の核問題を平和的に解決する一方で、朝鮮半島問題の直の当事者として責任を持って向かい合うことで、朝鮮半島の緊張緩和と平和定着の解決策を見出していくことを望んでいる」と明らかにした。

 このような大統領府の公式の立場は、金委員長の新年の辞の発表が終わってから6時間後の午後4時に発表された。文大統領を含め、大統領府の主要人物が集まって、金委員長の新年の辞に盛り込まれた主要内容を綿密に分析したうえで、いかなるレベルの立場を示すかについて踏み込んだ議論を行った結果だ。大統領府は米国など周辺国とも外交チャンネルを稼動して協議したという。大統領府関係者は記者団に「大統領府の論評は、文大統領が最終確認した。重要なのは、(南北関係や北朝鮮核・ミサイル問題などで)新しい局面が始まったシグナルということだ」としたうえで、「この程度の事案はいつも(米国側と)有機的な協力の中で立場を発表する」と話した。

 同日、大統領府の短い論評は全般的に“慎重な歓迎”ムードのものだが、目を引くところもある。最後の「朝鮮半島問題の直接当事者として南北が責任を持って向かい合うことで、朝鮮半島の緊張緩和と平和定着の解決策を見出していくことを望んでいる」とした部分だ。金委員長の新年の辞に盛り込まれており、北朝鮮が主張し続けてきた「わが民族同士」に照応する表現だ。今後行われる南北間実務接触や当局者会談などに肯定的に作用する可能性が高い。

 平昌五輪への北朝鮮代表団の派遣などに向けた南北当局間接触は、統一部と文化体育観光部などを中心に迅速に進められるものとみられる。五輪の日程(2月9~25日)を考慮すれば、追加参加申請の期限である今月29日までに代表団の派遣と関連した実務協議の手続きを終了しなければならない。大統領府関係者は「局面が大きく変わる時期であるため、これからはきめ細やかな管理が重要だ。平昌五輪を契機に対話を始めるが、前政権から断絶された南北関係を復元する政治会談の側面が強い」とし、「南北間の疎通チャンネルを復元し、板門店(パンムンジョム)で当局間接触が始まれば、加速化も期待できる」と話した。

 平昌五輪への北朝鮮の参加をきっかけに、南北当局が対話を開始し、北朝鮮が追加挑発を自制した場合、平昌五輪とパラリンピックを前後に韓米軍事演習が延期されるか、縮小される可能性もある。文大統領がNBCとのインタビューで可能性を示唆した「韓米合同軍事演習の延期」と関連し、大統領府関係者は「立場の発表の時期が差し迫っている」としたうえで、「北朝鮮のシグナルに変化があるならば、当然それに対応するシグナルがあるべきではないか。近日中に韓米からも良いシグナルが続くことを望んでいる」と話した。

キム・ボヒョプ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

TFは検討報告書で「韓国側は従来のものよりもさらに進展した日本首相の公式謝罪がなければならないと主張し、不可逆性を保つため、閣議決定を経た首相の謝罪表明を求めた」と伝えた。

2017-12-28 | ピョンチャン冬季オリンピック

「最終的かつ不可逆的」慰安婦合意の文言は日本の返し技だった

「不可逆的」という文言はいかに盛り込まれたのか

日本の謝罪の公式性を保つため 
局長級協議で「不可逆的謝罪」を強調 
 
日本、初めは「最終的解決」主張したが 
韓国の「不可逆的謝罪」の言及を受け 
むしろ「不可逆的解決」も要求 
 
日本側の要求だけを反映し暫定合意 
外交部が大統領府に削除を提案したが黙殺され 
TF「韓国の意図の確実な反映に務めなった」

「韓日日本軍慰安婦被害者問題合意を検討するTF」のオ・テギュ委員長が今月27日午後、ソウル外交部で検討結果を発表している=共同取材写真//ハンギョレ新聞社

 「この問題が最終的かつ不可逆的に解決されたことを確認する」

 韓国と日本政府が2015年12月28日に日本軍「慰安婦」被害者問題合意(以下12・28合意)を発表した当時から問題になった内容である。韓日慰安婦被害者問題合意を検討するタスクフォース(委員長オ・テギュ、以下TF)は27日、「韓国側は『謝罪』の不可逆性を強調したが、合意では『解決』の不可逆性を意味するものと脈絡が変わった」と明らかにした。

 TFの説明によると、問題の表現は2015年1月19日に行われた第6回韓日外交局長級協議で韓国側が先に使った。TFは検討報告書で「韓国側は従来のものよりもさらに進展した日本首相の公式謝罪がなければならないと主張し、不可逆性を保つため、閣議決定を経た首相の謝罪表明を求めた」と伝えた。

 外交部が「不可逆的」という表現に言及したのは、日本の謝罪が「公式性」を持つべきだという被害者団体の意見を参考にしたものだった。日本政府が「謝罪」した後も、これを覆した事例が多かったため、「不可逆的な謝罪」を受けなければならないというのが被害者団体の要求だった。実際、2014年4月、被害者団体は「日本軍慰安婦問題の解決に向けた韓国市民社会の要求書」で、「犯罪事実と国家的責任について変更できない明確な形の公式認定、謝罪および被害者に対する法的賠償」を強調した。

 TFは「日本側は局長級協議の初期には『慰安婦』問題が『最終的』に解決されるべきだと主張していたが、韓国側が謝罪の不可逆性の必要性を言及した直後の2015年2月に開かれたイ・ビョンギ当時国家情報院長と谷内正太郎当時国家安全保障会議事務局長間の第1回高官級協議から、『最終的』のほかに『不可逆的』解決をともに要求した」と伝えた。

 さらに、2015年4月の第4回高官級協議で、こうした日本の要求が反映された暫定合意がなされた。「不可逆的謝罪」が「不可逆的解決」に切り替わったのだ。これを受け、外交部は国内の反発世論などを考慮し、この表現の削除が必要だという検討意見を大統領府に伝えたが、受け入れられなかったとTFは明らかにした。

 韓国政府はさらに「最終的かつ不可逆的解決」が盛り込まれた文章の前に、「日本政府が財団に関連する措置を着実に実施することを前提として」という表現を入れるよう先に提案し、最終的かつ不可逆的解決の前提に対する論議を招く重大なミスを犯した。TFは「韓国側は慰安婦合意の発表時点で日本政府の予算の拠出がまだ行われていなかったため、移行を確実にするために、このような表現を提案した」としながらも、「この一節は、日本政府が財団に予算を拠出することだけでも、慰安婦問題が最終的かつ不可逆的に解決されたと解釈できる余地を残した。しかし、韓国側は協議の過程で韓国側の意図を確実に反映できる表現を盛り込むための努力を積極的に行わなかった」と指摘した。結局、慰安婦問題の「解決」は最終的かつ不可逆的と明確に表現しながらも、「法的責任」の認定は解釈を通じてのみできる線の合意で、日本は「慰安婦」制度が日本の国家犯罪という事実を認めないまま、外交的にこの問題を最終的かつ不可逆的に解決することに成功した。

 12・28合意の弊害は公式発表のわずか2カ月後の2016年2月、日本政府が国連女性差別撤廃委員会に提出した答弁書をめぐって両国が行った外交攻防で如実に表れている。当時、「公式文書では軍や官憲による強制連行を確認できなかった」という日本側の主張に対し、外交部が「日本軍慰安婦の動員・募集・移送の強制性は否定できない歴史的事実」だと反論すると、日本政府は「12・28合意の精神と趣旨を損ねる恐れがある言動を自制してほしい」と反撃した。

チョン・イナン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

IOCは、北朝鮮に参加の意向があるなら国際スケート連盟(ISU)と協議した上でワイルドカード(推薦枠)を与えることを考慮し、参加費用もすべて負担するとして、北朝鮮に参加を促している。

2017-12-09 | ピョンチャン冬季オリンピック

IOC会長が訪朝を推進 平昌五輪参加の話し合いに向け

2017/12/08 08:49

【ソウル聯合ニュース】国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が北朝鮮訪問に向け北朝鮮側と協議していることが8日、複数の韓国政府関係者の話で分かった。来年2月に韓国で開かれる平昌冬季五輪への北朝鮮参加問題を話し合うためで、早ければ年内に訪朝する可能性もあるという。

バッハ会長=(聯合ニュース)
バッハ会長=(聯合ニュース)

 バッハ氏の訪朝は韓国政府との協議を踏まえ推進されているようだ。ただ、北朝鮮がバッハ氏の訪朝を受け入れるかは現時点で不透明とされる。

 ある韓国政府関係者は「訪朝が実現すれば北の平昌五輪参加に対する肯定的なシグナルと受け止めることができるのではないか」と期待を示した。別の政府筋は、バッハ氏ではなく、下のクラスのIOC関係者が訪朝する可能性もあると伝えた。

 北朝鮮は先月29日に大陸間弾道弾ミサイル(ICBM)級「火星15」を発射した。その後、国連のフェルトマン事務次長(政治局長)の訪朝を受け入れていることから、バッハ氏の訪朝を認める可能性もあるとされる。

 北朝鮮はフィギュアスケートのペアで平昌五輪出場枠を唯一獲得しているが、期限だった10月30日までに参加意思を表明しなかった。これに対しIOCは、北朝鮮に参加の意向があるなら国際スケート連盟(ISU)と協議した上でワイルドカード(推薦枠)を与えることを考慮し、参加費用もすべて負担するとして、北朝鮮に参加を促している。

 平昌五輪を「平和五輪」と掲げる韓国政府も、北朝鮮の参加を働きかけている。

mgk1202@yna.co.kr