ひびレビ

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仮面ライダーガッチャード 第37話「ホッパー1とたからもの」

2024-05-26 10:03:51 | 仮面ライダーガッチャ―ド
仮面ライダーガッチャード 第37話「ホッパー1とたからもの」

 ギギストによって依代を必要としないスケボーズマルガムとなってしまったスケボーズ。倒せばケミー自身も滅ぶ。違和感こそ覚えていたものの状況的にやむを得なかったとはいえ、誰よりもケミーの可能性を信じる宝太郎が、自らの手で可能性を潰してしまったショックは相当なものでしょう。
 それでも慰めようとしてくれるホッパー1を突き放さず、優しくバッグの中に戻したり、母から「無くしたものがあってもたくさんの宝物があるはず」と諭されるとすぐにホッパー1に謝ろうとしたりと、こんな時でも宝太郎の優しさは失われていませんでした。

 しかし、そんな彼をさらなる絶望に叩き落とすかのようにアントルーパーマルガムが出現。分身はともかく本体を倒せばアントルーパーは失われる。今回宝太郎が選んだのは久々のライトニングジャングル。耐久しつつ打開の道を見つけるためのライトニングジャングルでしょうか。電撃で拘束という道もあったかもしれませんが、宝太郎の望む道ではなかったのでしょう。
 ですが、そう簡単に奇跡は起こらない。宝太郎の声も届かない。そんな中で敢えて憎まれ役を買って出たであろう彼と、宝太郎の心を思うあまり手が出せなかったりんねの違いも面白かったですね。倒した彼を一切責めなかったのは、宝太郎自身もやむを得ず倒した経験があるからでしょう。

 そして絶望は終わらない……ここからの濃密さ、凄まじかったですね。一旦希望を見せるってのが辛いし、なまじ抗う力を持ってしまったがために、気持ち悪さを必死に押し殺そうとしている声が迫真過ぎてなお辛い…
 ケミーである以上は訪れる展開だろうとは思ったものの、あんなに酷いことになるとは思わんかった。錆丸や蓮華、スパナ、そして以前の強化フォームに出番を用意してくれるのは嬉しいですが、あんな活躍を担うことになろうとは。通常ライトニングジャングルは「倒すのが目的ではない」って感じの変身でしたが、あの時点で変身しうる最強戦力を投入したあたり、相当切羽詰まっていたのが伺えます。万が一にも誰かを傷つけさせるわけには行かない。しかしその結果、ケミーが、そして宝太郎自身が深く傷つく結果となってしまいました。

 クロスホッパー誕生時に「宝太郎の必死な叫び声、良いよね!」と感じましたが、あの時以上の悲痛な叫び声が心に響かないわけがない。始まった時は少々不安もあった宝太郎が、今となっては本作の主人公は彼以外にはありえないと思えるようになりました。

 畳み掛けるような絶望の中で、悲しみの殻に閉じこもってしまった宝太郎。しかし雨は上がれば虹がかかる。不穏な始まりだった次回予告が、一気に晴れ渡り、次回遂にレインボーガッチャード登場!いい予告だ…宝太郎が制服なのも良いよね…
 で、アトロポスも何やら不審な感じ。親を慕う気持ちを無碍にされて黙っているとは思えませんね。ギギストに反旗を翻し、グリオン復活のために宝太郎たちに協力するのはあり得るかな。あるいはラスボスがアトロポスになったり。

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