萬蔵庵―“知的アスリート”を目指すも挫折多き日々―

野球、自転車の旅、山、酒、健康法などを徒然に記載

東京タワーから愛宕神社

2008年02月19日 | 散歩

<黄色い矢印の杜が愛宕神社のあるところだ。>

この前の土曜日。東京タワーから北方面を見下ろしていると、愛宕神社(正確には神社がある杜)があるのに気がつく。愛宕グリーンヒルズの北側の小さな杜が、そうだ。かつては標高26メートル(23区内の最高峰)で眺望が素晴らしく、東京湾や房総半島まで見渡せた、という。また幕末、勝海舟が西郷隆盛をここに連れてきて、江戸市街を見せ「江戸の無血開城」にもっていったというエピソードもある。

今は高層ビルに囲まれてうっかりすると見逃してしまう存在である。一年ほど前にお参りしたことがあるが、この日も東京タワーを降りてからさっそく行ってみた。国道一号線から右に折れると、愛宕山の下がトンネルになっている。トンネルに入る手前左に急な階段があり、そこを登ると境内に出る。結構息が切れる。


<境内の池と鯉にしばし、目を奪われる>

こじんまりしているが、都会の喧騒の中で落ち着きを与えてくれるいい神社だ。境内に水の澄んだきれいな池がある。見事な錦鯉が泳いでいる。目を転じれば、快晴にほころんだ白梅が映える。

南側には男坂と呼ばれる急な階段がある。上から見るとかなりな高度感がある。比較的、山に慣れている小生でも足がすくむ思いがした。これだけ高度感があっても、東京タワーの展望台から見ると、平べったい杜にしか見えないことが、とても不思議なことに思えた。



<白梅が快晴の空に映える>


<思わず足がすくむ「男坂」>
コメント
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