みつばやま小零庵だより

宇宙の塵、その影のような私ですが、生きている今、言葉にしたいことがあります。

秘密

2015-07-19 19:52:32 | 自分史
ほとんど誰にもあることだと思うが、自分の経験や思考や感覚などの内、人に話すことが出来ない部分が私にもあって、それは齢を重ねると共に増えていき、或いは自覚化する。もちろんブログにもその内容は書けない。要するに「秘密」ということだが、甘ったるいような遊戯的な語感のある「秘密」では表現しきれない場合が多いが、他に適当な語が思い浮かばないので、取り敢えず「秘密」と言っておく。

そうした「秘密」が最近になってまた一つ生じた。全く予期していなかったことだ。毎日、幾度もその「秘密」のことを考える。考える、と言っても、その考えはほとんど発展しない。同じことを幾度も幾度も考えている。繰り返し繰り返し感じている。必然的に他のことを考えたり感じたりすることが少なくなっている。ブログの更新も進まなくなった。

「秘密」に囚われてしまったような心身を、無理にでも整えなければ・・みたいな気持で、今日は茶道の稽古に出掛けた。代稽古の先生は「卯の花点前」(茶箱点前の一種)と「茶碗荘(かざり)」を指導して下さった。御指導の内容は厳格なのだが、先生の雰囲気は優しくて根気強い。尊敬の念を私は深めている。このほど水屋周りなどの改修工事も実現され、稽古をするのに便利で快適な環境を整えて下さった。

いつものことながら、茶道の世界に入っているひとときは別世界だ。例の「秘密」のことも暫し忘れることが出来た。

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