みつばやま小零庵だより

宇宙の塵、その影のような私ですが、生きている今、言葉にしたいことがあります。

クモキリソウ

2021-06-01 18:17:22 | 八郷の自然と風景
近くの林縁でクモキリソウと再会した。犬の散歩を兼ねて逢瀬を楽しんでいる。木洩れ日も届きかねる薄暗いところだ。この付近で初めて出会ったのは15年ぐらい前だったと思う。その姿が消えてから10年ぐらい経過している。

     

ラン科だが、花は小さくて1センチにも満たない。地味で目立たず、色は白に近い薄緑。よく見ると妙な形をしている。クモキリソウという名前の由来は、蜘蛛散草(クモチリソウ)の音が変化した、という説があるという。確かに、小さな蜘蛛の子を散らしたようにも見える。葉が2枚だけで向き合っている姿も妙な感じがする。

場所によっては群生していることもあるらしいが、一本だけの姿の方がこの花らしいのではないかと思う。

          一山の謎の徴や蜘蛛散草

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