みつばやま小零庵だより

宇宙の塵、その影のような私ですが、生きている今、言葉にしたいことがあります。

雪の日に読む

2009-02-27 17:07:38 | 八郷の自然と風景

Dscn0413 隣の麦畑も向うの森も雪を被った。雪だから真白と言いたいが、ほの暗い感じがするのは水分が多いからか。こんな日は本を読みたくなる。

宮尾登美子著「松風の家(上)」を読んだ。幕末から明治の裏千家をモデルとし、その波乱が描かれている。千利休の血脈を継ぐ家系は、栄光であり桎梏でもある。

Dscn0415_2 歴史と未来を背負う裏千家の桎梏は、個性を潰すに見えて、その実、激しい個性を生み出してきたようだ。

茶道の稽古で習う「型」も実に細かくがんじがらめだが、人がその型に従うとき、却ってその人の個性が際立って来るように思われる。


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2 コメント

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晴耕雨読、ならぬ晴耕雪読ですか。 (anisan)
2009-03-01 22:44:02
晴耕雨読、ならぬ晴耕雪読ですか。
3月になりました。
ここのところ寒くて、やっとヒーターを入れています。
ドカジャン(おしゃれな白い厚めの)にオーバーズボンでいると暖房はほとんど必要ありません。
雪がつもるとそれなりに湿気があって落ち着くんですが、上の写真はほんとに寒そう、お気をつけください。
こんな風景を前に、暖炉の前で読書など優雅ですなあ。
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anisan様 (korei)
2009-03-02 19:26:03
anisan様
 当庵には一応灯油ストーブがありますが、来客時以外はめったに焚きません。暖炉とかもありません。防寒はanisan同様に重ね着で対応しています。屋内外の温度差は少ない方が健康にも地球環境にも良いですし、家計にももちろん良いです。そして「冬らしさ」を実感できるのが何より、と思います。例外はトイレや浴室などで素肌を曝す時です。その時は局所暖房をシッカリします。
 
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